【CDJ 15/16】3日目レポート! CDJ2年ぶりのサカナクションがEARTH STAGEのフィナーレを飾る
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12月28日から31日までの4日間に渡る【COUNTDOWN JAPAN 15/16】が幕張メッセで開催。今回は、後半戦に突入したイベント3日目、12月30日の模様をレポートする。
動員数最大規模の〈EARTH STAGE〉でトップバッターを務めたのは、来年結成15周年を迎えるORANGE RANGE。前半は最新アルバム収録の「リアル・バーチャル・混沌」などを4つ打ちで展開し、ダンスチューンを連発。その後「以心電信」などで大合唱を巻き起こし、ガンガン会場の熱を上げるとRYO(Vox)が「15周年に向けて、俺たちの熱い気持ち、スタートの曲です!」と語り、ラストにデビューシングル「キリキリマイ」を披露。オーディエンスの興奮は最高潮に達した。
一方、本イベント初登場にして〈GALAXY STAGE〉のトップバッターという異例の出演を果たしたWANIMAのステージ。途中、KENTA(Vo,Ba)の合図でオーディエンスがカウントダウンを始め、0を数えた瞬間「THANX」の演奏で会場を沸かせたりと、終始満面の笑みを見せる彼らとファンが共に喜びを分かち合えた“ワンチャン”大成功のステージとなった。その後は、今年、武道館初出演を果たしたパスピエ、熱いロックンロールで会場を盛り上げたTHE BAWDIESなどが出演した。
4人組のガールズバンド、ねごとからスタートした〈COSMO STAGE〉には、2番手でOKAMOTO'Sが登場。「アップサイドダウン」や「まじないの唄」を披露し、楽器隊が演奏している手元がビジョンに映し出されるたび大きな歓声が上がり、オカモトショウ(Vox)がライブを引っ張るそのステージングは貫禄を見せ付けられるようだった。同ステージでは、本イベント初出演となったMrs. GREEN APPLE、大阪のメロディックパンクバンドGOOD4NOTHINGなど、個性的なバンドが顔を揃えた。
メインステージの〈EARTH STAGE〉では、2年ぶりの出演となった東京スカパラダイスオーケストラがイベント中盤で登場。初っ端から祝祭感を爆発させたかと思うと、同ステージでアクトを終えたばかりのクリープハイプ・尾崎世界観(Vo,Gt)がステージに呼び込まれ「めくったオレンジ」を披露する一幕も。同イベントで出会ったという2組の共演はフェスならではの醍醐味ともいえる。谷中敦(Baritone Sax)の「今年最後のお願いです!」というコールで数万人のオーディエンスが肩を組み会場が一体となった。
そんな〈EARTH STAGE〉で後半戦に登場したのは、2015年脚光を浴び続けたback number。「サイレン」などロックナンバーもしっかり刻み、「花束」や大歓声が沸き起こった「クリスマスソング」と、バラードも披露。清水依与吏(Vo,Gt)が昨年のステージを反省で振り返っていたが、今年はきっと充実した1年になっただろうという自信をしっかり受け取れるライブを見せてくれた。トリの前には、現代音楽シーンの最前線をひた走るKANA-BOONがオン・ステージ。疾走感溢れるバンドサウンドで会場を沸かしながら、〈MOON STAGE〉に出演したシナリオアートとのスプリットシングル「talking」や1月リリースの「ランアンドラン」も披露され、彼らの来年にも大きな期待感が持てたアクトであった。
そして、この日〈EARTH STAGE〉のフィナーレを飾ったのは、同イベントに2年ぶりに登場したサカナクション。サングラス姿と、ステージ前面に並べたPCで「ミュージック」からライブがスタート。曲間で素早くバンドスタイルにチェンジされ、オーディエンスは大きく飛び跳ねる。洗練されたサウンドワークで壮大な音楽空間を形成する彼らは、「アルクアラウンド」「セントレイ」など畳み掛けるように披露。圧倒的な世界観と幻想的な空気に包まれた幕張メッセで、踊り子たちの合図により「サカナクション」「COUNTDOWN JAPAN 15/16」のライティングが浮かび上がると会場は歓喜と興奮に包まれる。さらには、現在開催中のツアーの追加公演が台湾、そして幕張メッセでも開催することを発表。活動再開の喜びと、今後の更なる飛躍に確信を持てるようなライブで3日目を締めくくった。
写真提供:rockin'on japan
◎公演概要 【COUNTDOWN JAPAN 15/16】
2015年12月28日(月)~12月31日(木)
URL:http://countdownjapan.jp/