和太鼓が鳴り響く! “トムラウシ監獄”で繰り広げる数々のエンターテイメント 舞台『トムラウシ』開幕
舞台『トムラウシ』
舞台『トムラウシ』が、2023年2月4日(土)東京・自由劇場で開幕した。
サスペンス要素のあるストーリーを軸にしたストレートプレイの芝居に、《和太鼓の生演奏をフィーチャー》したエンターテイメント作品。「トムラウシ」は、小説家・劇作家・演出家・シナリオライターとして幅広く活躍する秦建日子が書き下ろすオリジナル舞台作品だ。
国による不当逮捕が横行していたある日。人気絶頂中の国民的俳優・大和仁(石黒英雄)もまた、ありえない理由で逮捕されてしまうところから物語が始まる。裁判所から下された判決は、100年の強制労働の刑。大和は、脱獄不可能といわれる雪山の牢獄「トムラウシ監獄」へと送られてしまう。
トムラウシ監獄に収容されているのは、不当な理由で逮捕されている個性的な囚人たち。トムラウシ監獄には、監獄長である”ジョウスバエ・ウスグロ・カシワモチ“(角田信朗/宮迫博之:Wキャスト)や、音波悠馬(細貝圭)などの看守たちが囚人たちの前に立ちはだかる。
「簡単に諦めてんじゃねえよ」という台詞と共に、「脱獄」を図ろうとする囚人たち。そこに現れる音波梨花(大湖せしる)・七海沙羅(伊藤純奈)・佐々木夢(山口真帆)という力強い女性陣にも注目だ。
また、看守の“南部広海”役として日替わりゲストが出演。俳優の小出恵介やYouTuberの相馬トランジスタなどが、各々の個性を生かした看守を演じるので注目したい。
劇中で鍵となる和太鼓の演奏、歌、ダンス、ラップなど「トムラウシ」が披露する様々なエンターテイメントが楽しめる公演となる。
また、本作『トムラウシ』のパッケージ化が決定した。同公演は、12日(日)まで上演中。当日券などの情報はオフィシャルサイトで確認しよう。
脚本・演出:秦建日子コメント
「トムラウシ」作演出の秦建日子と申します。まだまだ、コロナ禍が終息したとは言えない状況の中、全員元気に初日を迎えられたことを安堵しております。今回、稽古をしながら、あえて今、演劇をやる意味についてずっと考えていました。今やることに意味がある。今やるのでなければ意味がない。そう胸を張れる作品でなければ、わざわざみんなで作る必要がない。そんなことを考えていました。それに対する、自分の答えが、この「トムラウシ」です。全員にドラマがあります。全員が主役です。たくさんの方に観ていただけたら嬉しいです。
大和仁役:石黒英雄 コメント
早く本番がやりたいと言う気持ちでした。皆さんに見て頂くのが仕事なので、とても初日を楽しみにしておりました。全身全霊で大和仁を演じさせていただきます。こんなのおかしい、事実と違うのにこんなことがあっていいの? そんな現実がたくさんある世の中そのメッセージ性が強い作品になっていると思います。大和仁の役を通して、観る側が何かを感じ取って頂けたらと思います。それと、大太鼓のソロパートは、とても楽しんで打っています。注目してください。
秦建日子さんの素晴らしい演出と、個性豊かなキャスト、熱意あるスタッフに囲まれた舞台「トムラウシ」。「お芝居」、「和太鼓」楽しんでいただける仕上がりになっております。是非、期待してお越しください。
こんな理不尽な世界はおかしい。
あんたたちも、そのおかしさに気づいているはずだ――。
国による不当逮捕が横行していたある日。人気絶頂中の国民的俳優・大和仁もまた、ありえない理由で逮捕されてしまった。裁判所から下された判決は、100年の強制労働の刑。大和は、脱獄不可能といわれる雪山の牢獄「トムラウシ監獄」へと送られてしまう。
牢獄で同室となった個性的な囚人たち4人は、理不尽な状況を受け入れ、トムラウシ監獄で死を迎える覚悟を決めていた。
「俺は、ここで死ぬつもりはない」
先にある人生を自分の意思で選ぼうとする大和。生きる意味を掛けて、選んだのは――「脱獄」。トムラウシ監獄をぶっ潰すために大和は立ち上がった。彼らは無事にトムラウシ監獄を脱獄できるのか?そして、彼らが本当に戦うべき相手とは・・・・・・。
公演情報
● ショルダーポーチ(A公演:ネイビー / B公演:ブラウン) ● クリアファイル(A5)