綾瀬はるか、長谷川博己、SixTONESジェシーらがランウェイに登場 映画『リボルバー・リリー』キャストお披露目会見
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綾瀬はるか 映画『リボルバー・リリー』キャストお披露目会見
映画『リボルバー・リリー』の「キャストお披露目会見」が2月28日(火)に東京・帝国ホテルにて行われ、主演の綾瀬はるか他キャスト、スタッフ陣が登壇した。
『リボルバー・リリー』は、第19回大藪春彦賞を受賞した長浦京氏の同名小説を映画化するもの。『孤狼の血』『孤狼の血 LEVEL2』や、『犬鳴村』『樹海村』『牛首村』、『シン・仮面ライダー』の紀伊宗之氏がプロデューサーをつとめ、行定勲監督がメガホンをとった作品だ。
舞台は1924年、大正末期の日本。16歳からスパイ任務に従事し、東アジアを中心に3年間で57人の殺害に関与した経歴を持つ元敏腕スパイ・小曽根百合は、関東大震災後の東京の花街で銘酒屋の女将となっていた。しかし、消えた陸軍資金の鍵を握る少年・細見慎太との出会いによって、彼女は再び戦場へ帰ることに。そんなふたりを、帝国陸軍の精鋭たちが追う。
『リボルバー・リリー』の「キャストお披露目会見」では、企画プロデュースを務めた東映プロデューサー・紀伊氏が登場し、「2019年に原作権を取得し、それからやっと撮影を終え、編集の現段階までいけた。日本映画が世界に出ていけるように企画した。キャスト・スタッフが一致団結して日本映画のためになるように作った」と本作への想いを語る。さらに、原作者の長浦京氏も登壇し、「原作小説自体、“僕が見てみたい日本映画”を作ろうと思って、でもそれにはお金がかかる、じゃあそれなら小説家として“読む映画”を作ろうと持って書き上げたんです。それが時を経て本当に映画になることにとにかく興奮しているし、誰よりも厳しい目で見ると思います(笑)」と語ると、紀伊氏は「小説が長くてめちゃくちゃ大変だったんです(笑)」とたじたじ。また、本作で作られたセットについて「お世辞抜きに当時の匂いも漂ってきそうなリアルなセットだった」と笑顔で賞賛した。続いて登壇した行定勲監督は「お金がかかるとこんなにプレッシャーがかかるのか(笑)」と会場の笑いを誘う。また、東映からオファーされた際を振り返り、「なにかの間違いじゃないかと思うくらいの大きな規模で。ただ主人公が女性スパイで、この女性主人公を輝かせたいという紀伊さんの思いもあったので、この女性が大正時代をどのように生き抜いていくのか、そして今現実世界でも戦争が起こっていて、その時代に戦争に立ち向かうこと、銃を向けるということ、人と傷つけ合うということを非常にたくさん考え、向き合った作品です。まだ仕上げ中で完成はしていないので僕自身もどうなるかわかりませんが、楽しみにしていてください」とアピール。紀伊氏は「単純なエンターテイメントだったら勝ち目がないかもしれないけど、監督の作家性というものがどうミックスされて、どういう風に料理してくれるのか僕も見てみたいと期待しながらオファーしました」と、行定監督の起用理由を明かした。これを受け、行定監督は、「まだまだ知らない世界ってあるんだなぁって、僕なりに色々な発見があった。いい意味でちょっと変な映画です」と、軽快なクロストーク。最後に紀伊氏が、「本当に苦労してここまできました。今出来ることを全力でやりました。楽しみにしていてください!」と映画への期待を煽った。
また、ランウェイには、ジェシー(SixTONES)を皮切りに、清水尋也、シシド・カフカ、豊川悦司、古川琴音、羽村仁成(Go!Go!kids/ジャニーズJr.)、長谷川博己、主演の綾瀬はるかが登場。ランウェイのセンターでは銃の形を手で作り、映画さながらリボルバーを引くかのような仕草で会場を沸かせた。綾瀬は「慣れないランウェイに緊張しましたが、楽しんでいきたいと思います」と挨拶。また「原作を読んでもスケールの大きい作品だったのが、映画になった時どうなるのかなとワクワクしました。またアクションシーンも多かったので体作りが大変だなぁと。あとこの役のために髪も切ったので、新たな役に挑戦できることにもワクワクしました」とキャスティング当時の思いを語った。
続いて、綾瀬の呼び込みで他キャストも改めて登壇。長谷川は、「生まれて初めてランウェイを歩いたし、こんな会見初めてなのですごく緊張してます(笑)」と笑いを誘いつつ、「この作品は大正末期の生きることに必死の時代、そういう時代を生きることができるっていいなと思って受けました」とコメント。さらに「綾瀬さんと2年続けて共演できて嬉しいですし、そして行定監督とは初めて。監督の作るアクション、ものすごく期待しています」と語った。本作が初の映画出演となった羽村は、「初めての映画出演で、行定監督、綾瀬さん、そして錚々たる共演者の皆さんと演技が出来てワクワクする気持ちで胸がいっぱいでした!どのシーンも印象に残るものばかりで、完成が楽しみです!」と元気に話す。一方、シシドは、「お話をいただいたときに、『ミュージシャンとしての立ち振る舞いに期待しています』と監督に言われたことが嬉しかったです」と話し、「今回はドラマスティックの代わりにウィンチェスターを振り回しているので楽しみにしてください(笑)」とマスコミを笑わせた。古川は、「初めてランウェイを歩いたので気持ちが上がっちゃって……用意してきたことが全部飛んじゃったんですが(笑)」と会場を和ませ、「最初に台本をいただいた時にアクションのスケールの大きさにびっくりして、これを行定監督はどうやって映画にするんだろうって終始ワクワクしながら参加しました。映画館で見るのが私も楽しみです!」と嬉しそうに話す。作中で綾瀬と対峙した清水は、「綾瀬さんと対決させていただくということで、アクションにも挑戦させていただき、たくさんのことを勉強させていただこうと思って挑みました!また完成して錚々たるメンバーの演技を観れるのが楽しみです」と期待をあらわに。ジェシーはマイクを持つと、「リボルバー・ジェシーです」とさっそくのジョークを飛ばし、一気に会場を笑わせる。そして、「お話をいただいた時、このメンバーの中に自分がいるんだと不安もあったんですが、皆さんに支えられながら綾瀬さんとのアクションシーンや激しい銃撃戦が撮影できました。スケールは大きいですがそれに負けないくらいみんなのオーラがあるので期待してほしいです。あ、1つ言わせていただきたいのは、行定監督とのアクションはないのでご安心ください(笑)」と、舞台を盛り上げた。これを受けた豊川は、負けじと「リボルバー悦司です」と挨拶。「僕は檀一雄先生の『夕日と拳銃』という作品が大好きで、それに勝ることなく素晴らしい冒険があって。これは東映ならではの映画になるのでは!と思っていて、リボルバー悦司として関われることが嬉しいです」と思いを語った。
綾瀬はるか 映画『リボルバー・リリー』キャストお披露目会見
最後に、綾瀬が「素晴らしいキャストの皆さんと、それを行定監督がどのように完成させるのか私自身も非常に楽しみにしています。皆さんも楽しみにしていてください!」と語り、お披露目会は幕を閉じた。
イベントでは本作の公開日8月11日(祝・金)と、登壇できなかったキャスト陣も発表。佐藤二朗、吹越満、内田朝陽、板尾創路、橋爪功、石橋蓮司、阿部サダヲ、野村萬斎らの出演が明かされている。
『リボルバー・リリー』は2023年8月11日(金)全国公開。