伊藤沙莉×竹野内豊『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』が第43回ポルト国際映画祭で観客賞を受賞
(C)2023「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」製作委員会
6月30日(金)公開の映画『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』が、『第43回ポルト国際映画祭』で観客賞を受賞したことがわかった。
映画『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』は、『ミッドナイトスワン』『異動辞令は音楽隊!』の内田英治監督と、『岬の兄妹』『さがす』の片山慎三監督がメガホンをとった映画。両監督は6つのストーリーを2人で分業し、1本の映画として作り上げたという。
新宿ゴールデン街・三番街にある小さなバー“カールモール”のカウンターに立つ女・マリコ。彼女は日々バーテンとして常連の相手をしているが、もう一つの顔として探偵稼業を営んでいた。そんなある日、とある組織から「歌舞伎町に紛れ込んだ宇宙人を探してくれ」という依頼をうける。マリコは、恋人の自称忍者MASAYA(竹野内豊)の協力のもと、宇宙人に迫ってゆく。
マリコ役で主演するのは、Netflix『全裸監督』や『ちょっと思い出しただけ』などの伊藤沙莉。マリコの恋人役で『シン・ゴジラ』『カツベン!』などの竹野内豊のほか、北村有起哉、宇野祥平、久保史緒里(乃木坂46)、松浦祐也、高野洸、中原果南、島田桃依、伊島空、黒石高大、真宮葉月、阿部顕嵐、鈴木聖奈、石田佳央らがキャストに名を連ねている。主題歌は、Da-iCEの「ハイボールブギ」。
本作は、『第43回ポルト国際映画祭』で観客賞を受賞し、『ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭』ホワイト・レイヴン・アワードに続き、世界三大ファンタスティック映画祭(『シッチェス映画祭』『ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭』『ポルト国際映画祭』)で2つ目の受賞を果たした。
内田監督と矢部太郎は映画祭開催中の現地に赴き、上映前の舞台挨拶に登壇。開始から1分で場内には笑いが起こっていたという。内田監督は満席の場内での上映での、観客の反響に、「最初はだれも見に来ないんじゃないかと心配していた。ドアを開けたら満員でよかったなと。ポルトガルの皆さんはとてもフレンドリーなんで、とてもリラックスして上映に出席できました」とコメントしている。
『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』は2023年6月30日(金)テアトル新宿ほか全国公開。