久保田紗友、田村真佑（乃木坂46）ら出演　舞台『たぶんこれ銀河鉄道の夜』開幕　舞台写真＆コメント到着

ヨーロッパ企画とニッポン放送がタッグを組んだエンタメ舞台シリーズ第3弾『たぶんこれ銀河鉄道の夜』が、2023年3月17日（金）に紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで開幕した。

初日に先立ちゲネプロ（公開通し稽古）を開催し、その後囲み取材が実施された。久保田紗友、田村真佑（乃木坂46）、鈴木 仁、戸塚純貴、岩崎う大（かもめんたる）、槙尾ユウスケ（かもめんたる）、上田誠（脚本・演出）の7名が登壇し、公演にかける意気込みを語った。

上田誠　コメント

本日はどうもありがとうございます。ご覧いただいた通り、鉄道が銀河を駆け抜けられて安心しています。もともと「銀河鉄道の夜」という作品を音楽劇にしようと思って今回作り始めました。ヒップホップ風な曲に乗せてプロジェクションマッピングの映像と共に「銀河鉄道の夜」を現在に接続するようなつもりで作りました。

デスゲームの要素も入っていて自分でもちょっとびっくりしています。90年前に書かれた作品で、今も時代を超えて走っているようなすごい列車なので、音楽劇、デスゲーム劇にしても原作の持つ揺るがない重力があると思っているので、その重力に引っ張られ過ぎずに、なるべく自由に楽しく大胆に取り組みました。キャストの皆さんには乗りこなすのが難しい列車なんですが、歌って泣いてデスゲームして着替えてみたいな、そんな状況を皆さん乗りこなしてくれたなと思っています。いろんな要素が詰まった今までに観たこともない作品になったので是非ともご覧ください。

劇中に炎上される方がたくさん出てきますが、9か月前に設定を考えたものがタイムリーになってしまいました。もともと「銀河鉄道の夜」は、タイタニック号やラッコ乱獲事件などの時事風俗の話を取り入れて書かれた宮沢賢治作品でして、これらを現代に置き換えたらどういう人たちが乗ってくるだろうと考えて設定しました。考えているうちにご時勢とリンクしてきましたね。

久保田紗友　コメント

今日初日ということで心臓が飛び出るくらいドキドキしています。本当に楽しい劇なので、最後まで楽しみながら銀河の旅をできたらなと思っています。

田村さんは役柄と照らし合わせてみても器用だなって思います。グループ活動と稽古との両立は大変だったと思うのですが、時間をうまく使って稽古でもミスしないし、そう言った部分を尊敬していました。

宮沢賢治先生の「銀河鉄道の夜」がここまで具現化されている舞台はそうそうないと思います。是非この機会に楽しい夢の銀河の旅をぜひ一緒に過ごしていただけたらと思います。たくさんの方に観ていただきたいです。

田村真佑（乃木坂46）　コメント

今ゲネプロを終えたばかりですが、改めて本当に面白くて、みんなが笑顔になる舞台だなと思いました。これからご覧いただく方にもこの気持ちを味わってもらえるよう気持ちを込めて頑張ります。

紗友さんはセリフ量も異次元に膨大だったのですが本当にまじめで、上田さんにいろいろ演技の相談をしていましたし、歌もとってもうまくて聞き入っていました。

今回宮沢賢治先生の「銀河鉄道の夜」が題材の舞台に出演できたことをうれしく思います。難しくて読んだことがないという方がいるかもしれませんが、舞台はポップに描かれていて、分かりやすくてクスッと笑ってしまうような内容になっていますので、たくさんの方に観に来ていただきたいと思っています。

岩崎う大（かもめんたる）コメント

歌を舞台上で歌うというのは初めての経験で、そこだけ緊張の度合いが全く違っていて、実際今日も異次元の緊張感に襲われてすべての自信が足元から崩れてしまった瞬間がありました。これから数時間の間に立て直して初日の本番を迎えます。

自分でも脚本を書きますが、舞台の期間は上田メソッドを盗んでやろうという気持ちで参加しています。上田さんの脚本に自分の要素を入れて、セリフを相談しながら変えてもらったのですが、いざ初日を迎えると自分の責任になるなと思い、元に戻したいと思っています。

槙尾ユウスケ（かもめんたる）コメント

歌もあり宮沢賢治の世界観もあり、コメディーもあり宇宙もあり、いろんな要素が詰まった舞台です。私も歌は初めてで「かもめんたる」としても挑戦です。

（それぞれが思う本当の幸いとは？と問われて）犠牲心のことかと思います。自分よりも他人を優先して生きることができたら幸せなんだと思います。どうしても自分自分となってしまいがちなので、それを他人優先にするのは難しいです。……真面目でしょ？（笑）

鈴木 仁　コメント

本番を迎えるのが楽しみです。YouTuber役としてカメラの扱いをもっとうまくなりたいと思います。

戸塚純貴　コメント

私もまだ個人的に上手くいっていないので、本番では完璧に楽しい舞台をお届けできるように頑張ります。お客様に楽しんでもらえることを一番に考えて頑張りたいと思います。