歌舞伎座新開場十周年記念 大正から昭和期の歌舞伎座筋書表紙などのデザインを基にした「歌舞伎座レトログッズ」を発売 

2023.3.24
ニュース
舞台

「歌舞伎座レトログッズ 和文具」ノート見本

画像を全て表示(5件)


2023年4月2日(日)歌舞伎座にて、歌舞伎座新開場十周年記念『鳳凰祭四月大歌舞伎』が上演される。この度、4月5日(水)より、松竹大谷図書館所蔵の戦前の歌舞伎座筋書(劇場プログラム)の表紙などをデザインに使用した十周年記念グッズを、歌舞伎座1階お土産処 木挽町ほかにて発売することがわかった。

この記念グッズは、松竹大谷図書館所蔵の戦前の歌舞伎座筋書表紙や袋の画像データを活用して歌舞伎座サービスが制作した「歌舞伎座レトログッズ」。大正・昭和期に歌舞伎座で発行された筋書の表紙絵をそのまま生かしたノートやぽち袋などは、松竹大谷図書館のデジタルアーカイブより画像データを活用して制作されている。

「歌舞伎座レトログッズ 和文具」ふせん見本


「歌舞伎座レトログッズ 和文具」ぽち袋見本

4月5日からは第1弾としてノートとマッチ箱ふせん、5月には第2弾としてクリアファイルセットとぽち袋が発売される予定となっている。

昭和15(1940)年4月歌舞伎座筋書表紙(デジタルアーカイブより)

大正15年6月歌舞伎座筋書表紙(デジタルアーカイブより)

なお、松竹大谷図書館では2020年度のクラウドファンディングにて、明治22年に初開場した東京歌舞伎座の戦前までの筋書約1,180冊のデジタル撮影と保存のための資金調達プロジェクトを実施。2022年7月1日より、松竹大谷図書館HP内のデジタルアーカイブ「芝居番付検索閲覧システム」においてデジタル画像の公開を開始している。

公演情報

歌舞伎座新開場十周年記念
『鳳凰祭四月大歌舞伎』
日程:2023年4月2日(日)~27日(木)【休演】10日(月)、17日(月)
会場:歌舞伎座

昼の部 午前11時~
 
夢枕 獏 原作(「陰陽師 瀧夜叉姫」文春文庫)
石川耕士 監修
市川猿之助 脚本・演出

新・陰陽師(しんおんみょうじ)
滝夜叉姫
蘆屋道満宙乗り相勤め申し候
 
新開場から十年の時を経て、世代も新たに蘇る『陰陽師』の世界!
 
安倍晴明:中村隼人
源博雅:市川染五郎
平将門/村上帝:坂東巳之助
滝夜叉姫/如月姫:中村壱太郎
興世王:尾上右近
桔梗の前:中村児太郎
俵藤太:中村福之助
大蛇丸:中村鷹之資
源八坊:市川青虎
琴吹の内侍:市川寿猿
式神密夜:市川笑三郎
式神密虫:市川笑也
藤原忠平:市川猿弥
藤原実頼:市川中車
三上山の山姥:市川門之助
蘆屋道満:市川猿之助

夜の部 午後4時~

世瀬川如皐 作
一、与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)
木更津海岸見染の場
赤間別荘の場
源氏店の場

与三郎:片岡仁左衛門
お富:坂東玉三郎
蝙蝠安:片岡市蔵
番頭藤八:片岡松之助
五行亭相生:市村橘太郎
海松杭の松五郎:中村吉之丞
お針女お岸:中村歌女之丞
赤間源左衛門:片岡亀蔵
鳶頭金五郎:河原崎権十郎
和泉屋多左衛門:市川左團次

河竹黙阿弥 作
二、連獅子(れんじし)
 
狂言師右近後に親獅子の精:尾上松緑
狂言師左近後に仔獅子の精:尾上左近
僧蓮念:坂東亀蔵
僧遍念:河原崎権十郎
 

図書館詳細

松竹大谷図書館所蔵貴重資料デジタルアーカイブ「芝居番付検索閲覧システム」
  • イープラス
  • 歌舞伎
  • 歌舞伎座新開場十周年記念 大正から昭和期の歌舞伎座筋書表紙などのデザインを基にした「歌舞伎座レトログッズ」を発売