原田美枝子、八嶋智人、成河、安藤玉恵らによるメインビジュアル&公演詳細が解禁 日英のクリエイターが作り上げる舞台『桜の園』

2023.4.18
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PARCO劇場開場50周年記念シリーズ 『桜の園』チラシビジュアル

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2023年8月、PARCO劇場にて(宮城、広島、愛知、大阪、高知、福岡で巡演あり)、PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『桜の園』が上演される。この度、メインビジュアルと公演詳細が解禁となった。

ロシアの劇作家アントン・チェーホフが1903年に執筆、翌年に初演された『桜の園』。この作品を最後にチェーホフは44歳という若さでこの世を去った。大きな時代の転換点に人生の価値観の変化を余儀なくされ、内に葛藤や矛盾を抱えている登場人物を描いている本作。

今回の台本は、サイモン・スティーヴンスが現代の俳優が語るにふさわしい軽妙な台詞に書き換えながらも、『桜の園』の本質を率直に捉え、戯曲を古典文学としてではなく現代の劇場で上演するものとしてアダプテーションした。
演出は、『セールスマンの死』を新たな解釈で魅せたショーン・ホームズ。120年前の物語を、時代を超え、国境を越え、今なお現在に生きる私たちに問い掛けてくる「声」を掘り起こし、2023年に響かせる。

女主人のラネーフスカヤ役には多くの巨匠たちからオファーを受け数々の作品に参加し、その確かな演技力で日本アカデミー賞など受賞歴多数の日本を代表する女優、原田美枝子。今回、2019年の『MOTHERS AND SONS~母と息子~』以来、4年ぶりの舞台出演を果たす。
共演者にも魅力あふれる実力派俳優たちが出演した。幼少からラネーフスカヤを慕っていた実業家ロパーヒン役は八嶋智人。新しい思想でラネーフスカヤの娘アーニャに影響を与えるトロフィーモフ役は成河。ラネーフスカヤの養女ワーリャ役は安藤玉恵。娘のアーニャ役は川島海荷。桜の園の管理人のエピホードフ役は前原滉。アーニャの家庭教師シャルロッタ役は川上友里。ラネーフスカヤとともにパリに同行していた若い召使いヤーシャ役は竪山隼太。メイドのドゥニャーシャ役は天野はな。近所の地主ピーシチク役は市川しんぺー。女主人の留守を預かっていた兄ガーエフ役は松尾貴史。先代から仕える老召使フィールス役は村井國夫と、舞台のみならず映像でも活躍する俳優たちが顔を揃えた。

 
【あらすじ】
外はまだ凍えるように寒い5月。
領主のラネーフスカヤ(原田美枝子)が,娘のアーニャ(川島海荷)や同行していた娘の家庭教師シャルロッタ(川上友里)と共に、6年ぶりにパリから帰ってくる。帰還を喜ぶラネーフスカヤの兄ガーエフ(松尾貴史)、養女ワーリャ(安藤玉恵)、老召使フィールス(村井國夫)、管理人のエピホードフ(前原滉)、メイドのドゥニャーシャ(天野はな)や近くの地主ピーシチク(市川しんぺー)たち。留守の間に領地を任せたガーエフには経営の才はなく、ワーリャが取り仕切るも、負債は膨らむばかり。借金返済のため、銀行は8月に領地である“桜の園”を競売にかけようとしている。
“桜の園”の農夫の息子だったロパーヒン(八嶋智人)は今や実業家。彼は桜の木を切り払い、別荘地として貸し出せば、競売は避けられると助言する。しかし、美しい“桜の園”を誇りにするラネーフスカヤとガーエフは破産の危機も真剣に受け止めようとしない。
以前よりエピホードフから求婚されていたドゥニャーシャは、ラネーフスカヤに仕えてパリで暮らしていた召使ヤーシャ(竪山隼太)に惹かれるようになり、アーニャは、大学生であるトロフィーモフ(成河)が抱く新しい思想に触れて、“桜の園”の外で新しい生き方を選ぶことを考え始めていた。
競売まで一か月と迫る中、ロパーヒンはラネーフスカヤとガーエフに、領地を別荘地にして競売を避けるようにと説くが、二人は承知せず、あてにならない話にすがろうとする。
母ラネーフスカヤと共に戻ったアーニャは、同行していた家庭教師シャルロッタの無駄なおしゃべりや手品に退屈していたが、トロフィーモフが抱く新しい思想に触れて、“桜の園”の外で新しい生き方を選ぶことを考え始めていた。
“桜の園”競売の当日にもかかわらず、相変わらず呑気なラネーフスカヤたち。そこへガーエフとロパーヒンがやってきて、競売の結果を報告するのだが……。
来たるべき新しい時代を見据えて変革をいとわない人々。対して、落ちぶれてもなお、過去にすがり現実を見ようとせず時代の波に取り残される領主貴族たち。それぞれが向かう先とは……。

 

PARCO劇場開場50周年記念シリーズ 『桜の園』ティザームービー

公演情報

PARCO劇場開場50周年記念シリーズ
『桜の園』

作:アントン・チェーホフ
英語版:サイモン・スティーヴンス
翻訳:広田敦郎
演出:ショーン・ホームズ
出演:原田美枝子、八嶋智人、成河、安藤玉恵、川島海荷、前原滉、川上友里、竪山隼太、
天野はな、市川しんぺー/松尾貴史、村井國夫
 
日程・会場:
東京公演:2023年8月7日(月)~8月29日(火)PARCO劇場   ※8月7日(月)プレビューオープン
宮城公演:2023年9月2日(土)東京エレクトロンホール宮城 大ホール
広島公演:2023年9月6日(水)上野学園ホール(広島県立文化芸術ホール)
愛知公演:2023年9月13日(水)日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
大阪公演:2023年9月16日(土)~9月17日(日)森ノ宮ピロティホール
高知公演:2023年9月20日(水)高知県立県民文化ホール・オレンジホール 
福岡公演:2023年9月23日(土)~9月24日(日)キャナルシティ劇場
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