PerfumeとOK Goがコラボ曲を制作、カンヌポスター賞アニメの主題歌に
OK Go×Perfume
Perfumeとアメリカ・シカゴのロックバンド・OK Goが「OK Go×Perfume」名義でコラボ曲「I Don't Understand You」を制作。この曲が明日1月6日(水)深夜25:00からスタートする、TOKYO MX開局20周年記念アニメ「SUSHI POLICE」の主題歌になることが明らかになった。
もともと互いにファンであることを公言していたPerfumeとOK Go。2組の交流は2014年10月に公開されたOK Go「I Won't Let You Down」のミュージックビデオにPerfumeがカメオ出演したことから始まり、OK Goはそれに応える形で2015年4月公開のPerfume「Pick Me Up」のミュージックビデオにカメオ出演している。またOK Goは2014年に行われたPerfumeのワールドツアーでアメリカ・ロサンゼルス公演を観賞しており、ライブ後にPerfumeとOK Goがトークをする様子がドキュメンタリー映画「WE ARE Perfume -WORLD TOUR 3rd DOCUMENT」に記録されている。
今回のコラボ曲制作は、それぞれのミュージックビデオでのコラボレーションをきっかけに実現したもの。楽曲のアレンジは中田ヤスタカ(CAPSULE)が担当している。なおPerfumeがほかのアーティストとのコラボ音源をリリースするのは、「ぱふゅーむ×DJ momo-i」名義で桃井はることコラボレートした2005年のシングル「アキハバラブ」以来となる。
「SUSHI POLICE」は2020年東京オリンピック招致活動にてIOC最終プレゼンのPR映像を制作したことで知られる、福岡のプロダクションKOO-KIによる作品。かつて日本政府が海外メディアから批判を受けた「スシポリス事件」を題材としている。「スシポリス事件」とは、海外で間違った日本食文化が蔓延することを危惧した日本政府が2006年に考案した、正しい日本食店を認証する制度「海外日本食レストラン認証制度」にまつわる騒動。この発表を受けて海外メディアは「スシポリスがやって来る!」と一斉にバッシングを展開し、日本政府は実施を見送る結果となった。
なお、すでにこのアニメは2015年度カンヌ国際映画祭のフィルムマーケットにて“面白そうで期待できる”ポスタービジュアルを選出するポスター賞(THE 2015 CANNES POSTER AWARDS)を受賞しており、海外においても話題になっている。
あ~ちゃん(Perfume)コメント
大ファンのOK Goさんと、まさか楽曲までご一緒できるなんて夢のまた夢です。
私達のアメリカ公演でOK Goさんが見に来てくれたときに楽屋裏で話したことが本当に実現しました。海外の人の行動力ってすごいです! ほんとにCREATIVE!!!
ダミアンのつくる楽曲のセンスはなんともいえないオシャレな心地いいダンスチューンです。
海を越えて国を越えてレーベルを越えて…こんな共演できるなんてUNBELIEVABLE!!!!!!
たくさんの方に感謝です。
とっても嬉し~い~~~!!!
ライブでもコラボレーションしたいなぁ
かしゆか(Perfume)コメント
もともと大好きだったOK Goと以前MVでコラボさせていただいたとき、それだけで夢みたいだと思っていたのに今回楽曲でコラボさせていただけてほんとに信じられないくらい嬉しいです!
文化の違いは時に歩み寄る方法が難しいこともありますが、わかり合えたときの喜びもとても大きいものだと自分のワールドツアーを通してとても感じました。
この曲を通して少しでもたくさんの方に日本語や日本に対して興味を持ってもらえたら嬉しいです。
のっち(Perfume)コメント
あの! あの! OK Goさんとのコラボレーション! 信じられません。事前に何曲も候補曲を作ってくださって、聞かせて貰ったのですが、色んなタイプの楽曲でどれもかっこ良くて全曲歌ってみたかったです。
既に歌が入っていたのですが、OK Goさんの世界観に入り込んでいく感覚が本当に心地よく、とっても幸せなレコーディングでした。
所々入る日本語歌詞も素敵です。
アニメと一緒に楽しんで貰えたら嬉しいです!
ダミアン・クラッシュ(OK Go)コメント
僕たちは以前からPerfumeの大ファンで、彼女たちの意欲的、革新的でクリエイティブなアイデアに共感していました。素晴らしいアイデアが言語や文化の壁を超えることに感動を覚えます。シンプルなコミュニケーションでさえ難しい中で、その相手とつながったと感じる瞬間です。そういう意味で、昨年、お互いのミュージックビデオでコラボレーションできたことを、とてもうれしく思いましたし、その中でさらにもっとコラボしたいという流れになりました。当初のアイデアはとてもシンプルに、文化の違いを面白おかしく描こうということで、そのまま「I Don't Understand You」(あなたのことは理解できない)というタイトルを付けました。そのアイデアをもう少し普遍的にするため、楽曲の中では、文化間の違いを男女間の恋愛トラブルに置き換えてみました。こうすることにより、楽曲に3つのストーリーができあがりました。男と女、日本とアメリカ、PerfumeとOK Goです。