藤澤ノリマサ、活動15周年を振り返るメモリアルムービーをデビュー日に公開 15周年コンサートツアースタートも

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2023.5.1
『藤澤ノリマサ 15th Anniversary Concert2023〜Evolution〜』より 撮影:森 久

『藤澤ノリマサ 15th Anniversary Concert2023〜Evolution〜』より 撮影:森 久

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藤澤ノリマサが、活動15周年を機にこれまでを振り返る映像『Changing Point Tour』をデビュー記念日である2023年4月30日に自身のYouTubeチャンネルで公開した。


本映像は、藤澤がこれまでの”「Changing  Point」を辿る”というテーマとなっており、2001年に地元・北海道から音楽大学進学のため上京し最初に住んだという池袋エリアを出発点として、思い出の地を街歩きしながら当時を振り返る。また、初めてストリートライブを実施した池袋西口公園野外劇場にも訪れ、デビュー時の苦労やキーパーソンとの出会いについても語っている。

本映像の終盤では、最新アルバム「Changing  Point」についてプライベートスタジオで語る中で、これまで明かしてこなかった心の内を吐露する場面も。藤澤の素顔がわかる『Changing Point Tour』は、続編の公開も予定されている。

また、同日にはデビューを記念したコンサート『藤澤ノリマサ 15th Anniversary Concert2023〜Evolution〜』を東京・町田市民ホールで開催した。

15周年、さらにデビュー日という特別な日のステージのため、調整に苦労したというセットリストにはデビュー初期のポップオペラ作品や、近年の松井五郎とのタッグによって生まれた「La Luce-ラ・ルーチェ-」(2021年)「Changing  Point」(2023年)の楽曲が満遍なく並ぶ。

1曲目の「Song Is My Life」で、本公演にかける藤澤の信念といったものが、冒頭から溢れ出しそうな状態で幕を開けた。静かに絞り出すような歌へのアプローチは、のちに触れる最後のMCと重ねることで、ファンや聴く人をより納得させるのではないだろうか。

本編序盤のMCで、改めてデビューから15年の年月を振り返る藤澤。「ここまで平坦な道ではなかったけれど、根強く応援してくれるファンの皆さんがいるからこそ、ここに立つことができている」と感謝の気持ちを込めて、心躍るようなポップチューン「伝えなくちゃ」を披露。

「太陽の女神」「夜明けのヴィーナス」といったポップオペラの代表作も次々に披露するなかで、特にグルーヴ感高めでライブでも定番のナンバー、ガーシュウィン作曲「サマータイム」をモチーフとした「One More Time」は、多彩なインプロビゼーションやスキャットが際立ち、藤澤のシンガーとしての幅を強く感じさせるナンバー。会場は一時、ジャズクラブのような空間に。

そのまま、今回のライブを支えるバンドメンバーによるインストゥルメンタルコーナーにシームレスに移行し、トッププレイヤーたちによる超絶技巧・グルーヴィな演奏でも会場を沸かせた。

一転し、ピアノ弾き語りでしなやかに歌い届ける「漂泊」「Period.」、ノンマイクで生歌を導入にした「O Sole Mio」「Volare」といったカンツォーネでは、シンプルな歌の力で会場を圧倒する。

本編も後半戦に入ると、コロナ禍では手の振り付けのみとなっていた「Yes I do -キスはまだ終わってない-」へ。マスク越しではあるものの、声を出し共に歌える喜びを、藤澤もファンも噛み締めているようだった。会場が熱狂する中、ラストには、誰もが知るモチーフの「希望の歌〜交響曲第九番〜」で本編を締め括った。

『藤澤ノリマサ 15th Anniversary Concert2023〜Evolution〜』より 撮影:森 久

『藤澤ノリマサ 15th Anniversary Concert2023〜Evolution〜』より 撮影:森 久

アンコールの1曲目、2ndシングル「VINCERO-ビンチェロ-」を歌い切ると、今年の1月末に声帯結節の手術を受けたことを初めて公の場で伝えた藤澤。

一時は「もう皆さんの前で歌うことができなくなるんじゃないか」と不安を抱えながらも、無事手術は成功し、こうして全快の歌声でコンサートができることの喜びを、時折声を震わせながら力強く語った。

「まだまだ藤澤ノリマサは歌い続けます。これからもよろしくお願いします!」

最後に力強く叫び、2008年のデビュー曲、「ダッタン人の踊り」で、この日のステージは幕を閉じた。

『藤澤ノリマサ 15th Anniversary Concert2023〜Evolution〜』は、5月13日に大阪・サンケイホールブリーゼ、6月18日に北海道・共済ホールで順次開催する。

『藤澤ノリマサ 15th Anniversary Concert2023〜Evolution〜』より 撮影:森 久

『藤澤ノリマサ 15th Anniversary Concert2023〜Evolution〜』より 撮影:森 久

<「藤澤ノリマサ 15th Anniversary Concert2023〜Evolution〜」@町田市民ホールセットリスト>

Song Is My Life

太陽の女神

Only A Smile

銀の雨

伝えなくちゃ

夜明けのヴィーナス

One More Time

漂 白

Period.

O Sole Mio

Volare

桜の歌

Behind the sky

Yes I do -キスはまだ終わってない-

Ambivalence

changing point

希望の歌〜交響曲第九番〜

VINCERO-ビンチェロ-

ダッタン人の踊り

公演情報

BSフジ主催『藤澤ノリマサ 15th Anniversary Concert2023〜Evolution〜』
 
【公演日時・会場】
〈東京〉2023年4月30日(日)開場15:00/開演16:00
〈大阪〉2023年5月13日(土)開場15:00/開演16:00
〈北海道〉2023年6月18日(日)開場15:00/開演16:00
 
【会場】
〈東京〉町田市民ホール
〈大阪〉サンケイホールブリーゼ
〈北海道〉共済ホール
 
【料金】
・プレミアムS席/9,500円(税込)※ファンクラブ限定
・一般/7,500円(税込)
※未就学児入場不可
 
お問合せ/BSフジイベントお問合せ(event@bsfuji.co.jp)
発売中。

リリース情報

『Changing Point』
 
2022年11月23日発売
全作詞 松井五郎/全作曲 藤澤ノリマサ
 
【初回限定盤】CD2枚組
品番:FRCA-1316/7
価格:¥4,620(税込)
仕様:デカ帯・ワイドケース
全14曲 + 特典ディスク7曲収録
 
<特典DISC内容>
「藤澤ノリマサ La Luce クラシカルコンサート2021」
(2021年9月5日、東京・紀尾井ホール)
1. Song Is My Life
2. 僕らはこの星で暮らすんだ
3. 橋-iL Ponte-
4. 漂泊
5. La Luce
6. VINCERO–ビンチェロ–
7. 希望の歌〜交響曲第九番〜
 
【通常盤】
品番:FRCA-1318
価格:¥3,520(税込)
全14曲収録
 
【収録曲】※初回盤、通常盤共通
1.Changing point (album take)
2.Yes I do -キスはまだ終わってない
3.海がくれたバイオリン
4.さよならを言うだけで
5.愛するかたち
6.パンドラの耳打ち
7.琥珀のとき
8.花ノ音
9.窓辺の羽根
10.Christmas Wishes
11.Ambivalence
12.Behind the sky
13.Return to Life
14.君を愛してる
 
【配信サイト】
 
<藤澤ノリマサプロフィール>
声楽家だった父と歌の先生だった母との間に生まれ、幼少の頃から歌に溢れる家庭に育ち、自然と人前で唄うことに興味を持つ。
小学校一年生の時、テレビで歌を唄う歌手を見て「自分も歌手になりたい」と思うようになり小学校三年生の時、初めてステージで歌を唄い、それ以来人前で歌を唄うことが好きになる。
2001年武蔵野音楽大学入学のため上京。
卒業後、ソロアーティストとしてデビューを目指し更に精力的に曲作りとライブ活動を行い、2008年にアーティスト藤澤ノリマサが誕生。
1曲の中にポップスとオペラの歌唱を融合させた独自の“ポップオペラ” というスタイルで活動を続けている。
 
<リンク>
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