堂本光一、観月ありさらが、ウォーリー木下が作り上げる世界一ポップなおもちゃ箱に飛び込む ミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』 制作発表会見レポート
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ロアルド・ダールによる児童文学『チョコレート工場の秘密』は、1964年に出版されて以来、世界的なベストセラーとなっている。1971年、2005年に映画化もされ、2005年版はティム・バートン監督とジョニー・デップ主演のコンビによるポップで独創的な世界が高い評価を得た。
ミュージカルは2013年6月、イギリスのウェストエンドで初演が行われ、同年12月にはウェストエンドの週間
日本版初演でウィリー・ウォンカを務めるのは、2018年初演の『ナイツ・テイル-騎士物語-』以来5年ぶりの新作ミュージカル挑戦となる堂本光一。
翻訳と演出は、東京2020パラリンピック開会式やオリジナル・翻訳問わず幅広い舞台作品を精力的に手がけ、本作が初の帝国劇場となるウォーリー木下。
さらに、チャーリーの母親役を観月ありさ、肥満児・オーガスタスの母親を森公美子/鈴木ほのか(Wキャスト)、勝ち気なバイオレットの父を芋洗坂係長、わがまま娘・べルーカの父を岸祐二、コンピューターオタクのマイクの母親を彩吹真央、かつてウォンカの工場で働いていたチャーリーの祖父を小堺一機が務める。
世界中で5枚だけしかないゴールデン・
――まずは一言ずつお願いします。
ウォーリー木下
ウォーリー木下:本当に感無量で、素晴らしいキャストの皆さんと作品作りができることにワクワクしています。作品のテーマの一つに「家族」があり、たくさんの親子が出てきます。面白いキャラクターばかりで、楽しみで仕方ありません。また、“空想すれば叶う”というのが今回の一つのキーワードになっています。ここ数年、自由に動き回ったり遊んだりできない時期が続きましたが、やっぱり好きなものは好きと言いたいし、人間が持っているエネルギーやパッションは忘れたくないなと。2時間近いミュージカルで、音楽も振り付けも演出も役者の演技も、全部ひっくるめた総合芸術として楽しいことをやるぞという気持ちにあふれています。「おもちゃ箱をひっくり返した」という言葉がありますが、日本版『チャーリーとチョコレート工場』は、世界一ポップでカラフルなおもちゃ箱をひっくり返した作品にしたいと思っています。ワクワクしながら待っていただけると嬉しいです。
小堺一機:ジョーじいちゃんは、作品の要となる非常に大事な役。お話をいただいた時に非常にびっくりして、近くの神社に挨拶に行ったら「頑張って」という声が聞こえた気がしました。可愛い孫と一緒に、素晴らしいおもちゃ箱の冒険をさせていただきたいです。
小野桜介:チャーリーはみんながやりたかった役だと思うし、みんなが憧れる帝国劇場なので、最初から最後まで頑張って演じ切りたいです。
チョウ シ:今回チャーリーとして舞台に立てることがとても嬉しいです。よろしくお願いします。
涌澤昊生:僕は最近野球にハマっていて、オリックス・バファローズを応援しています。チャーリーはダンスをいっぱいやると聞いたので、いっぱい手を伸ばして元気に踊りたいです。
左から涌澤昊生、チョウ シ、小野桜介
彩吹真央:この作品にはチャーリーをはじめたくさんの子どもたちとその親が登場します。みなさん親バカな中でも、ティービー夫人はぶっ飛んだ親バカだと思っています。お酒と楽しいことが好きで、息子を愛するが故にぶっ飛んだ子に育ててしまった母親をぶっ飛んで演じたいと思うので、よろしくお願いします。
岸祐二:ファンタジーで、少しドキッとするような社会風刺もあったりするエンターテインメントが本当に大好きなので、日本初演に関わることができて本当に嬉しいです。素晴らしい共演者の皆さんとご一緒できて幸せですし、『ナイツ・テイル』に続き、光一くんの挑戦に一緒に向かえるのが幸せです。
岸祐二
芋洗坂係長:映画ではバイオレットの親はお母さんでしたが、今回お父さんとして出演します。どう考えても面白くなるだろうキャストの皆さん、演出のウォーリーさんやスタッフの皆さんの足を引っ張らないように頑張りたいですね。痩せすぎると岸さんとキャラが被ってしまう可能性があるので、森さんと一緒に美味しいものを食べて頑張りたいです。
森公美子:映画を見るたびに、「ミュージカルになったらオーガスタスの母親を演じるのは私だな」と思っていました。役をいただけてありがたい限りです。まだ子役たちや演出について詳しいことは教えてもらっていませんが、本当に楽しみです。おそらく
鈴木ほのか:光一さんとは2000年の『SHOCK』初演以来23年ぶりの共演で、ゴールデン・
左から森公美子、鈴木ほのか
観月ありさ:ミュージカルは2回目なので、みなさんの足を引っ張らないようにしたいなと思います。おもちゃ箱をひっくり返したような世界の中で癒し的な存在になれたらいいなと思っています。
堂本光一:企画を聞いた時、まずはびっくりしました。こうして形になっていくことにワクワクしていますし、ウォーリーさんが「おもちゃ箱をひっくり返すような」と言っていましたが、ひっくり返してぶっ壊すようなとんでもない作品になるんじゃないかと思います。ウォーリーさんの頭の中にあるものをみんなで形にしていくのが楽しみです。また、人間のエゴや愛情など、たくさんのものが詰まった深い作品だと思います。それをどう皆さんに伝えるか、観てくださったお客さん一人ひとりがどんな感想を持ってくださるのかがすごく楽しみです。