堂本光一、観月ありさらが、ウォーリー木下が作り上げる世界一ポップなおもちゃ箱に飛び込む ミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』 制作発表会見レポート

2023.6.23
レポート
舞台

――演出について、もう少し具体的にお聞きしたいです。

木下:せっかくなのでアナログな演劇でしかできないことをたくさんやりたいです。それと同時に、今の僕らならではのテクノロジー、まだ舞台では使われていないような表現も使っていきたいですね。お客様に受け入れられるかはわかりませんが、ウンパ・ルンパを含めて20~30は斬新な演出があると思います。

堂本:一つ心配なのが『ムーラン・ルージュ』に予算を取られすぎてこっちに来ないことなんですけど……(笑)。

木下:すごいセット作ってたから(笑)。僕は小劇場出身なので、そこは知恵と人力でなんとかします。観た方がびっくりすることをしたい気持ちはすごくあるので、特にお子さんなどが「舞台って面白い」と思ってもらえることをしたい。例えば客席も全部チョコレート工場になって、お客さんも一緒に冒険するような壮大な仕掛けも考えています。

――チャーリー役の3名は、堂本さんにお会いしてみてどうでしたか?

小野:堂本さんが演じると発表になってから、会う日をすごく楽しみにしていました。オーラがすごくて、ちゃんと顔を見れてません。

チョウ:一発で「この人、一般人じゃない」って。オーラがすごくあって髪がさらさらでかっこいいです。

涌澤:こんなこと言っちゃいけないけど、テレビで見てるときはかっこいいかあんまりわかりませんでした。でも、会ったらまあかっこよかったから、これがプロだなって思いました。

一同:(笑)。

堂本:ステージ上ではもっと輝きたいと思います! 僕が座長だけど、この話の主役はチャーリーだと思っています。自分が長くやっている『SHOCK』をスタートした時も東山さんがいてくれたので、自分がこの立場になれるのがすごく嬉しいですね。懐いてもらえるように頑張ります。

* * *

続いて、キャスト陣による囲み取材が行われた。

――改めて、新たな作品に挑戦する意気込みを教えてください。

堂本:各セクション、才能のある方が集結してくださっています。ビジュアル撮影の時も、自分がどんどん料理されてウィリー・ウォンカが生まれていくのを感じました。それがすごく素敵な時間で、稽古場でもこうした積み重ねがあると思うと楽しみです。

『チャーリーとチョコレート工場』ポスタービジュアル

――そのビジュアルですが、ご自身で見ていかがでしょう。

堂本:1時間半くらいかかったので、正直かなり大変でした。本番でもこれをやるとなるとすごく疲れますね。ミュージカル版ではおじさんの姿で登場してパッとウォンカになったりする演出なども元々あるので、どうやるのか楽しみです。

――他のみなさんから見て、ビジュアルはどうでしょう。

観月:とてもかっこいいですし、撮影したことを知らなかったので、情報解禁の時に知って「こんな感じになるんだ」とワクワクしました。

森:光一くん結構面倒くさがりなので、(ビジュアルについて)手を抜き出したら注意しようと思います。

堂本:(笑)。メイクとかにこだわりないタイプなので。気を付けます。

鈴木:(堂本は)昔からやることは素晴らしいけど普段は力が抜けていて。久々に会って怖い人になっていたらどうしようかと思ったけど、そんなことはなくて安心しました。中身も見た目も全く変わっていないですね。

堂本:さっきチャーリーから「まあかっこいいかな」って言われたのでまだまだ大丈夫です(笑)。

――子役の皆さんとの絡みも多いと思います。

堂本:一つ懸念があって、稽古場できっと彼らが一番早く台本を覚えてくると思うんですよ。我々はドキドキしています。絶対しっかりしていますから、彼らについていこうと思います。

森:しかも、子供達は他にもいるからね。

――涌澤くん、ここまでで堂本さんの印象は変わりましたか?

涌澤:おもしろくてかっこいいです。一つ増えました!

堂本:初日までにどうなっているか楽しみです。稽古で駄目なところを見せられないですね。でも、稽古場では駄目なところも見せ合おうよ。ね。

涌澤:(頷く)。

――最後に、みなさんへのメッセージをお願いします。

堂本:このミュージカルを皆さんに届けられることが本当に楽しみですし、自分自身、素晴らしいキャストの皆さんと一緒にこの作品を作り上げるのを楽しみにしています。そのワクワクがきっとステージ上にも乗って、みなさんに伝わると思います。ぜひ楽しみにしていてください!

 

公演情報

ミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』
 
日程・会場:
2023年10月 帝国劇場
2024年1月 福岡・博多座
2024年1~2月 大阪フェスティバルホール
 
ウィリー・ウォンカ:堂本光一
バケット夫人:観月ありさ
グループ夫人:森公美子/鈴木ほのか
ボーレガード氏:芋洗坂係長
ソルト氏:岸祐二
ティービー夫人:彩吹真央
ジョーじいちゃん:小堺一機
チャーリー・バケット:小野桜介、チョウ シ、涌澤昊生
 
脚本:デイヴィッド・グレイグ
音楽:マーク・シェイマン
歌詞:スコット・ウィットマン/マーク・シェイマン
原作:ロアルド・ダール
映画版楽曲 レスリー・ブリカッス/アンソニー・ニューリー
日本版翻訳・演出:ウォーリー木下
訳詞:森雪之丞
振付:YOSHIE・松田尚子
アートディレクション:増田セバスチャン
音楽監督・指揮:塩田明弘
美術:石原 敬
照明:藤井逸平
映像:鈴木岳人
音響:山本浩一
衣裳:小西 翔
ヘアメイク&ウィッグ:SAKIE
歌唱指導:亜久里夏代/柳本奈都子
稽古ピアノ:宇賀村直佳/若林優美
オーケストラ:東宝ミュージック/ダット・ミュージック
演出助手:平戸麻衣
舞台監督:三宅崇司
アシスタント・プロデューサー:松本宣子
プロデューサー:齋藤安彦/今村眞治

製作:東宝
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