円盤に乗る派、初めてとなる2週間の長期公演『幸福な島の夜』に挑む 公演期間中には関連シンポジウムも開催予定
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円盤に乗る派『幸福な島の夜』 メインビジュアル:飯島健太朗 フライヤーデザイン:村尾雄太
2023年10月26日(木)〜11月5日(日)こまばアゴラ劇場にて、円盤に乗る派『幸福な島の夜』が上演される。
円盤に乗る派とは、カゲヤマ気象台を代表とし、2018年にスタートした演劇プロジェクト。日常生活の中の「自由さ」と「豊かさ」を損なうことなく劇場に立ち上げる作品を追求すると共に、その方法を集団のあり方にまで拡張し、「複数の作家・表現者が一緒にフラットにいられるための時間、あるべきところにいられるような場所」を目指す。現在のプロジェクトチームはカゲヤマの他に日和下駄(俳優)、畠山峻(俳優)、渋木すず(アドバイザー/ウォッチャー)の4人。
前作の『仮想的な失調』(2022)でアイデンティティの不確かさにフォーカスを当て、存在の根拠の希薄さやリアリティの乏しさを「現代におけるムード」として描いた円盤に乗る派。新作公演となる本作では、そのテーマをさらに推し進める。
『幸福な島の夜』は、革命によって独立し、歴史から断絶した架空の島を舞台に、主人公がある出来事に巻き込まれていく中で島の真実が明らかになっていく様を描いた、SF仕立ての寓話。絶対的なものなど何もなく、あらゆるものが少し見方を変えるだけで不気味な存在となってしまう現代の感覚を、都市の中の劇場空間で立ち上げる。今回、円盤に乗る派として初めてとなる2週間の長期公演に挑む。
なお、公演期間中、同会場にて全2回のシンポジウム「現実をまた見つけるためのシンポジウム」を開催。本作でも扱う現代社会における自己の揺らぎについて、幅広いゲストを交えて議論することで、多角的に思考を刺激し、新たな言葉を誘発することを試む、とのこと。各回のテーマと登壇者の詳細は、公演特設ページにて後日発表となる。
公演情報
会場:こまばアゴラ劇場
詳細:https://noruha.net/kofuku/ (公演特設ページ)
出演:串尾一輝(青年団 / グループ・野原)、西山真来(青年団)、畠山峻*(PEOPLE太)、日和下駄*、藤瀬のりこ(青年団)
舞台美術:渡邊織音(グループ・野原)、本間菫子
舞台美術協力:植田晴帆
照明デザイン:吉田一弥
音響デザイン:カゲヤマ気象台*
衣装デザイン:永瀬泰生(隣屋)
制作:呉宮百合香、円盤に乗る派
ウォッチャー:渋木すず*
メインビジュアル:飯島健太朗
フライヤーデザイン:村尾雄太
助成:芸術文化振興基金、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[東京芸術文化創造発信助成]
協力:公益財団法人セゾン文化財団
一般:4,000円
前半割(10/27〜30):3,500円
25歳以下:3,000円
当日券:各+500円
・ご招待日:10月26日(木)〜30日(月)
・お申込方法:公演特設ページ内設置のフォームからお申込ください。
※ 25歳以下・18歳以下
※ 開場時は【劇場支援会員→一般】の順でお呼び出しいたします。開場後は、券種にかかわらず来場順の入場となります。
※ 未就学児はご入場いただけません。
10月29日(日)16:45-18:45
11月3日(金)16:45-18:45
※要予約、有料。本公演の