清原果耶×小関裕太、舞台『ジャンヌ・ダルク』インタビュー~「舞台にはいつか挑戦してみたいと思っていた」(清原)、「舞台は苦しいけれど、楽しい」(小関)
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まずは稽古までになにをしたらいいですか?(清原)
――おふたりは初共演ですが、共演するとわかったときはどう感じましたか?
小関 「初舞台なんだ!」というのが一番ありました。意外でした。
清原 私は「小関さん! 先輩だ」(※ふたりは同じ事務所に所属)って。いろいろ教わろうと思いました。これまで全然お会いしたことなかったですよね。
小関 ないですね。今日が完全にはじめましてです。
――教わりたいこと、今の段階でありますか?
清原 あります。舞台の稽古初日までにしておいたほうがいいことと、小関さんはどのくらいで台詞を覚えきるかということと、マチネ・ソワレの間はなにをしているか……。
小関 けっこうありますね(笑)。
清原 なんでも聞きたいです(笑)。まずは稽古までになにをしたらいいですか?
小関 なんだろう。ジャンヌはすごく動く役だから、やっぱり体力づくりですかね。あと、これは稽古が始まってからの話になっちゃいますけど、僕は作品に合わせて、いつどのくらい食べたら体力が持つかとかも考えるんですよ。稽古の中で、「バナナをこのくらい食べるといいかな」とか「このタイミングで食べるとよさそう」とか「今日はちょっと持たなかったかな」とかやってみて、最終的に「開演40分前にバナナ1.5本」とか。
清原 へえ! おもしろい!
小関 そうすると本番中に心配事がなくなって、波が減りますよ。
清原 ああ、私は波乗り人生なんです。ルーティンが大事ってことですか?
小関 そうだと思います。今年、舞台『キングダム』に出演したとき、僕の役はストーリーテラーでずっと喋ってるし、衣裳は重くて殺陣もあったから、波が出そうだなと思って。それで食べ物のこととかをこれまで以上にちゃんと考えるようにしたら、毎回同じコンディションでできました。これは初めての経験でした。あとは舞台って絶対飽きるものだから。
清原 絶対なんですか?
小関 100%だと思う。
清原 どんな人間でも?
小関 どんな人間でも。やっぱり毎日同じことをするので。でも実際に飽きちゃうとそういう自分が嫌になったりするから、「絶対飽きる」という前提で、じゃあどうしたら飽きないかを考えて、いくつか楽しみをつくって舞台に立つとよかったりします。持論ですけどね。
清原 どうしよう、聞きたいことがどんどん増えていく(笑)。喉は強いですか?
小関 強いほうだと思います。
清原 喉がちょっと不安なんですよ。
小関 そっか!
清原 今日も(取材日で)いっぱい喋るから、喉にいいお茶持ってきました。
小関 がんばらなきゃいけないところは出てくるかもしれないけど、もとが通る声だと思いますので、そんなに張らなくても聞こえるかもしれないなって僕は思いました。
清原 そうなんでしょうか……。今日、小関さんと初めてお会いしてびっくりしたんです。なんてきれいな声なんだ!って。
小関 ええ、うれしい! ありがとうございます。
清原 なんか、サラサラサラッて化粧水のような。
小関 うわ、うれしい。高級な化粧水ですか?
清原 高級な化粧水です!
二人(笑)
小関 稽古期間中もなんでも聞いてください、僕で聞ける悩みだったら。
清原 はい、全部聞きます。
>(NEXT)舞台に立つことは苦しいけれど、その後の達成感が楽しい(小関)