劇団☆新感線の最新舞台『天號星』のライブビューイングが決定 120館を超える映画館で同時生中継
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2023年劇団☆新感線43周年興行・秋公演 いのうえ歌舞伎『天號星』ライブビューイング
2023年9月14日(木)東京・THEATER MILANO-Zaにて開幕した、劇団☆新感線の最新舞台、いのうえ歌舞伎『天號星』。この度、10月11日(水)に日本全国の120館を超える映画館で同時生中継する、ライブビューイング(生中継)の開催が決定した。
1991年、新宿・歌舞伎町のど真ん中、新宿コマ劇場の地下にあったシアターアプルで、“いのうえ歌舞伎”『髑髏城の七人』を上演した劇団☆新感線。そして、2023年、歌舞伎町のど真ん中に誕生した新劇場「THEATER MILANO-Za」で、王道“いのうえ歌舞伎”が現在上演中だ。
今回、いのうえ歌舞伎『天號星』で描くのは、“あっ”と驚く<入れ替わり>の物語。ケレン味のある立ち回りたっぷりの王道“いのうえ歌舞伎”に、江戸情緒あふれる“池波正太郎風エッセンス”が加わり、これまでとは一味違う、新感線ならではの物語を披露している。
出演者は古田新太をはじめ、早乙女太一、早乙女友貴、久保史緒里、高田聖子、粟根まこと、山本千尋、池田成志ほか、といった豪華キャスト。そしてお馴染みの劇団員たちも揃い踏み、疾風迅雷の如く繰り広げられるアクションと愉快痛快なストーリーで新感線流時代活劇を届けている。
そんな本作を、劇場に足を運ぶことができない全国の方々に届けるべく、「ライブビューイング(生中継)」を開催。劇団☆新感線のライブビューイングとしては最大規模となる120館を超える映画館での上映となる。
生の舞台の感動と興奮、鳴り響くロックと圧倒的迫力の立ち回り、そして映像だからこそ観ることができるちょっとした小ネタや表情の機微など、
元禄、大江戸八百八町——。
口入れ屋の藤壺屋主人・半兵衛(古田新太)は、裏で世のため人のため、悪党を始末する〝引導屋〟の元締めとして知られている。だが、実のところは顔の怖さを買われただけの、気弱で温厚、虫も殺せぬ置きもの。表も裏も、真の元締めは女房のお伊勢なのだった。
あるとき、金さえ積めば誰彼かまわず斬り殺す〝狂犬〟こと、はぐれ殺し屋の宵闇銀次(早乙女太一)が現れる。引導屋を潰し、裏稼業の独占を目論む黒刃組に依頼され、半兵衛を待ち伏せして斬ろうとする銀次。だがその瞬間、天號星の災いか、激しい落雷の中、半兵衛と銀次の身体が入れ替わってしまう。
そこへ銀次を追って上州から人斬り朝吉(早乙女友貴)がやってくる。朝吉は「銀次の首は自分がもらう」と言い始め、銀次の身体に入った半兵衛は、命からがら逃げ出すはめに。
一方、半兵衛の身体に入ったものの、引導屋の主人とは名ばかりと知って失望する銀次。だが自らの野望を叶えるため、この身体を利用することを思いつく……。
天號星に翻弄されながら、己を生きようとする二人。その運命が交差する先にあるのは果たして——!