加藤拓也作・演出、平原テツ、橋本淳、鈴木杏ら出演の『いつぞやは』 12月に放送・配信が決定
『いつぞやは』 撮影:宮川舞子
WOWOWにて、劇作家・演出家の加藤拓也の書き下ろしの新作『いつぞやは』を12月に放送・配信することが決定した。
近年、手掛けた作品への称賛が続く加藤。2022年はNHKのドラマ『きれいのくに』で第10回市川森一脚本賞を受賞し、2023年には、主宰する劇団た組で上演した『ドードーが落下する』で演劇界の芥川賞ともいわれる第67回岸田國士戯曲賞を受賞、そして、舞台『もはやしずか』、『ザ・ウェルキン』の功績で第30回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞するなど注目度が高まっている。
その加藤が作・演出し、平原テツ、橋本淳、鈴木杏、夏帆、今井隆文、豊田エリーの出演で話題をさらった本作。
撮影:宮川舞子
物語の発端は若くしてがんを患った友人との過去のSNSのやりとり。亡くなった後も消せないリアルな会話をどう扱うのか、“死”を扱う話でありながらも重くならず、しかし自分だったらどうするのだろう、と観る者の心をざわつかせ続ける加藤の鮮やかな作劇と演出は、今まさに観るべき作品。新世代をリードする29歳の劇作家・演出家の新作舞台を見逃さないでおこう。
撮影:宮川舞子
【ストーリー】
劇団活動をしている松坂(橋本淳)が、ある男の思い出を語っている。それは、かつて劇団仲間だった一戸(平原テツ)の物語だ。数年前、ふらりと松坂の芝居を観にやって来た一戸は、健康上の理由から故郷の青森に帰ることにしたと言う。淡々と語られる一戸の近況報告をきっかけに、昔の劇団仲間が集まることになった。その仲間、坂本(今井隆文)、小久保(夏帆)、大泉(豊田エリー)たちは、それぞれの悩みや現実を抱えながらそれぞれの人生を歩んでいる。今も演劇を続ける者、演劇からは離れている者。そして、故郷に帰った一戸は、シングルマザーとなっていた同級生の真奈美(鈴木杏)と再会し……。
劇団活動をしている松坂(橋本淳)が、ある男の思い出を語っている。それは、かつて劇団仲間だった一戸(平原テツ)の物語だ。数年前、ふらりと松坂の芝居を観にやって来た一戸は、健康上の理由から故郷の青森に帰ることにしたと言う。淡々と語られる一戸の近況報告をきっかけに、昔の劇団仲間が集まることになった。その仲間、坂本(今井隆文)、小久保(夏帆)、大泉(豊田エリー)たちは、それぞれの悩みや現実を抱えながらそれぞれの人生を歩んでいる。今も演劇を続ける者、演劇からは離れている者。そして、故郷に帰った一戸は、シングルマザーとなっていた同級生の真奈美(鈴木杏)と再会し……。
作・演出の加藤拓也 コメント
ある男が余命宣告をされてから、亡くなるまでのストーリーに、笑えるところや、優しく感じられるところとはまた別に、もうひとつ、選択して描かれていない部分というのも、ぜひ見てもらえるといいなという風に思っています。
放送情報
『いつぞやは』
放送日:2023年12月放送・配信予定
作・演出:加藤拓也
出演:平原テツ、橋本淳、夏帆、今井隆文、豊田エリー、鈴木杏