大阪松竹座開場100周年記念『松竹特選落語会~これはめでたい上方落語の看板・周年・襲名揃い踏み~』おめでたい噺家5名が大集結
『松竹特選落語会』
11月25日(土)、大阪松竹座にて開催される大阪松竹座開場100周年記念『松竹特選落語会~これはめでたい上方落語の看板・周年・襲名揃い踏み~』の取材会が上方落語界最古参、桂福團治が83歳の誕生日を迎えた10月26日(木)行われ、オフィシャルレポートが到着したので紹介しよう。
『松竹特選落語会』
◆ 桂福團治コメント〈上方落語界最古参〉
桂福團治
寄席とは違い、大阪松竹座は劇場の雰囲気もお客様が感じる空気もまた違う印象を受けます。2019年の10月に芸歴60周年記念公演を大阪松竹座でやらせていただき、その時に生まれたのが本公演でも披露する「顧みますれば」でございます。今回の「顧みますれば」はまだ考え中ではありますが、40分間あるので前半で入門から現在までの 63 年間のお話を、後半に人情落語を組み込んでいきたいと思っております。道頓堀の角座で育てられましたので、同じ道頓堀にある大阪松竹座は落語家の私にとって特別な舞台で、こうして大阪松竹座でやらせていただくことは光栄です。
◆ 内海英華 コメント〈芸歴 45 周年〉
内海英華
まずは噺家さんの中に入って「女道楽」を披露させていただけることを大変嬉しく思います。大阪松竹座に初めて来たのは松竹芸能がまだ大阪松竹座の地下にあった45年前、ご挨拶のために足を踏み入れたのが最初でございます。今回大阪松竹座開場100周年ということで、松竹の歴史の中に私も刻んでいただけたという気がします。いつもそうなのですが、女道楽の時はネタを決めて上がっておらず、当日のお客様の雰囲気を見て合うものをその場で決めさせていただこうと思っております。
◆ 笑福亭松喬 コメント〈芸歴 40 周年〉
笑福亭松喬
道頓堀には先代松喬のカバン持ちではじめて来ました。雪駄を直しに行った際の職人さんと師匠のやり取りがかっこよかったことを覚えています。雪駄をパッと見ただけで芸人か役者かわかる。道頓堀は芝居と演芸の街なんだなと思いました。あっという間の40年。甲子園球児が憧れるのが甲子園ならば、松竹芸能の落語家にとって大阪松竹座は殿堂でございます。甲子園球児が甲子園に立つのと同じ気持ちで今回の落語会に出させていただきます。
◆ 笑福亭銀瓶 コメント〈芸歴 35 周年〉
笑福亭銀瓶
落語も知らずに噺家になりましたが、35年経って大阪松竹座の節目の年に自分が大阪松竹座の舞台で落語ができるとは夢にも思いませんでした。落語の大阪松竹座出演は2020年の2月に独演会をやらせていただいて以来でございます。大阪松竹座で一番感動するのは拍手の音が上から降ってくることです。まるで拍手のシャワーを浴びているような感じを受けました。自分にとっては11月25日が35周年のお祝いの舞台になります。持ち時間22分、全力でしゃべりたいと思います。
◆ 桂春之輔 コメント〈令和 5 年 5 月 二代目襲名〉
桂春之輔
18歳で弟子入りし、落語のことを知らずに噺家になりました。師匠の勧めで勉強のために大阪松竹座で観たのが歌舞伎です。そこに出ておられた中村勘九郎さん(十八世中村勘三郎)のお芝居に感動し、足しげく大阪松竹座に通いました。今年は襲名披露公演でトリをやらせていただくことが多かったのですが、今回はトップバッター。トップは元気よくと師匠にも大師匠にも言われておりますので、初心にかえって元気よく頑張りたいと思います。
公演情報
日程:2023年11月25日(土)
開場:13:00 開演13:30 16:30終演予定
代:一等席 5,500円 二等席 4,000円
出演者:桂福團治・内海英華・笑福亭松喬・笑福亭銀瓶・桂春之輔
内容:
口上 お祝いの口上5名 福團治・英華・松喬・銀瓶・春之輔
桂 春之輔 2023年5月5日 桂春之輔襲名
笑福亭銀瓶 芸歴35周年
笑福亭松喬 芸歴40周年
中入り
内海 英華 芸歴45周年
桂 福團治 上方落語界 最古参 松竹芸能の看板