2024年6月、大井競馬場前に新劇場「シアターH」が開設
新劇場「シアターH」
株式会社シアターHが、大井競馬場(東京都品川区勝島)の第3駐車場跡地に、2024年6月、演劇・ミュージカルを中心とした新劇場「シアターH」の開設を決定したことを発表した。
外観イメージ
演劇・ミュージカル・音楽などのライブエンターテインメントは、3年以上に渡るコロナ禍の逆風下でもリアルエンターテインメントの重要性が広く社会に認知され、現在はコロナ禍以前の需要に近づきつつある。しかし、それに対応する劇場・ホールなど施設不足の常態化は、エンターテインメント業界全体の大きな問題となってる。シアターHは、この問題に取り組むべく、かねてより新たな劇場開設の可能性を探っていたとのこと。
劇場内部(客席)イメージ
このような状況の中、株式会社シアターHは、大井競馬場の所有者である東京都競馬株式会社の大井競馬場第3駐車場跡地の開発計画に基づき、協議を重ねた結果、劇場新設が実現した。
なお、開業後の予定公演詳細については、情報開示が可能となった段階で随時発表される。
劇場開設に当たってのごあいさつ
株式会社シアターH 代表取締役会長 中山晴喜
この度、東京都競馬株式会社様のエンターテインメントに対する深いご理解のもと、「シアターH」を開設いたします株式会社シアターH代表の中山晴喜でございます。
私の前職である株式会社マーベラスの会長・社長時代、創業して間もなくステージ事業に携わり、ミュージカル『テニスの王子様』、ミュージカル『薄桜鬼』、舞台『弱虫ペダル』など現在でも公演が続けられている2.5次元ミュージカルの草創期の数々の作品を手懸けてまいりました。現在、2.5次元ミュージカルがエンターテインメントビジネスの中で一定の存在感を示せたことは、大変喜ばしく感じております。
しかし、事業が発展していく過程で数々の課題や問題点も判明してきました。その一つが、ライブエンターテインメントビジネスの盛り上がりの中で、それを提供する場である劇場・ホールの慢性的な不足でありました。この根本的な問題を少しでも解決するべく取り組んだのが今回の「シアターH」であります。
実際の開業は来年6月となりますが、この劇場が新たなエンターテインメントの発信基地となり、名作と呼ばれる作品が数多く生み出されていくことを願っております。
皆様、どうぞご期待ください。
株式会社シアターH 代表取締役会長 中山晴喜