堂本光一主演!ミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』が再演へ〜製作発表レポート〜
(前列左から)瀧上颯太、小金輝久、古正悠希也、(中央列左から)小堺一機、堂本光一、観月ありさ、ウォーリー木下、(後列左から)彩吹真央、芋洗坂係長、鈴木ほのか、岸祐二
ミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』が、2026年3月27日〜31日のウェスタ川越大ホールでのオープニング公演を皮切りに、4月7日〜29日、東京・日生劇場ほかで上演される。
ロアルド・ダールの原作小説『チョコレート工場の秘密』は、1964年の出版以来、児童文学として長らく世界的なベストセラーとなっている。1971年と2005年に2度の映画化を果たし、後者はティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演の映画で、その独創的なビジュアルは高い評価を得た。小説を原作にしたミュージカル版は、2013年6月から英ウェストエンドのドルリー・レーン劇場で初演され、14年のローレンス・オリヴィエ賞で衣裳デザイン賞、照明デザイン賞を受賞した。17年4月から米ブロードウェイのラント・フォンタン劇場で上演され、日本版は2023年に帝国劇場で初演された。今回は、その再演となる。
開幕を前にした2月11日(祝・水)、東京都内で会見があり、主演の堂本光一、演出のウォーリー木下ほか、出演者が意気込みを語った。その様子を写真とお伝えする。
(前列左から)瀧上颯太、小金輝久、古正悠希也、(後列列左から)彩吹真央、芋洗坂係長、小堺一機、堂本光一、観月ありさ、鈴木ほのか、岸祐二、ウォーリー木下
ーーまずはご挨拶をお願いします。
日本版翻訳・演出のウォーリー木下(以下、ウォーリー):3年前にこの作品を、僕というよりここにいるメンバー全員、たくさんのクリエイティブスタッフと一緒に、目指すは世界一カラフルでポップで毒々しいチョコレート工場を、ということで始めて。帝国劇場初日を見たときに、僕もずっと関わってはいたんですけど、本当に感動しました。その日のことをすごくよく覚えていて、僕にとっても演出家として一回り大きな挑戦ができたことを感謝しております。そこにもう1度再演でトライできるということで、楽しいことは間違いないので、よりイギリスのブラックユーモアを交えた、ひどいことが起こり、そしてそれ以上に素敵なことが起こる空間を作れたなと思っております。ぜひご覧ください。
ジョーじいちゃん役の小堺一機(以下、小堺):今年ちょうど1月3日で70歳になりまして、本当にじいちゃんになったんですけど(笑)、またここに帰ってこれるんだと思いましてですね、いい70歳を迎えられたなと思います。ウォーリーさんも仰ってましたが、夢のようであり、毒気もあり、最後は心が温まって、ほっとしながら帰っていただけるような舞台をみんなで作れたと思います。初演に増して素敵なもの、前回で培ったものがまたにじんできたりするというところもあると思いますから、僕も共演者の方たちと楽しみながら素敵な舞台を作っていきたいと思います。最年長の出演者でございますので、孫の世話もちゃんとしなきゃいけないなと思っております。よろしくお願いいたします。
チャーリー・バケット役(トリプルキャスト)の小金輝久(以下、小金):家族思いでイマジネーションあふれるチャーリーを演じたいと思います。よろしくお願いします!
チャーリー・バケット役(トリプルキャスト)の古正悠希也(以下、古正):皆さんに楽しんでいただけるチャーリー・バケット役を演じます。ありがとうございました!
チャーリー・バケット役(トリプルキャスト)の瀧上颯太(以下、瀧上):一生懸命頑張りますので、よろしくお願いします!
日本版翻訳・演出のウォーリー木下
ジョーじいちゃん役の小堺一機
ティービー夫人役の彩吹真央(以下、彩吹):コンピューターオタクの引きこもり少年、マイク・ティービーの母親を演じます。また皆さんとこうやって再会できたことと、新しい子どもたちを迎えることを嬉しく思います。先日、それぞれの親子の少年たちの見せ場の振り付けを少しやったところ、本当に新しい子役ちゃんたちがもうやる気満々で! チャーリー役の3人もそうなんですけど、子どもたちに負けないように、今回も1番を目指して頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
ソルト氏役の岸祐二(以下、岸):ロシアのわがまま娘、ベルーカ・ソルトの父親ソルト氏をやらせていただきます。そして、今回、記者発表では初めて言うんですけれども、実はチャーリーのおばあちゃん、ジョセフィーンを兼役でやらせていただくことになっております。前回は言わなかったんですね。最終的に終わっても誰も気づかなかったっていうことが、役者としては嬉しくも恥ずかしい感じを経験しました(笑)。が、本当にこの作品、待ちに待って、ようやくこの作品の世界に戻ってこれたなと思って、本当に嬉しく思います。
日本最高峰のクリエイティブスタッフの皆さんと、それから素晴らしいキャストの皆さんとご一緒に、またあの世界に戻れるということ、本当に幸せで。光一くんにとっても、多分これから毎年やる作品になっていくんじゃないかと。勝手に言ってますけど、え、ダメ?(笑)。それぐらい素晴らしい作品です。楽しくて、ゾッとして、ほっこりする。何よりも、劇場の中ごとテーマパークみたいな体験ができる、今のところ日本のミュージカルでも唯一の演出だったり、華やかさ、ポップさだったりする、本当に楽しい体験ができる作品ですので、ぜひ改めて楽しみにしていただけたらなと思います。よろしくお願いします。
ティービー夫人役の彩吹真央
ソルト氏役の岸祐二
ボーレガード氏役の芋洗坂係長(以下、芋洗坂):なんでも1番でなくては気が済まないという娘、ガムを噛み続ける娘、バイオレットの父親、ボーレガード氏役です。この作品に戻ってこられたことが本当に幸せです。また同じメンバーで、そして、新しいお子ちゃまたち、そして素晴らしいクリエイティブスタッフの皆様とご一緒できるというのは、本当に幸せでたまりません。まさにエンターテイメントの粋を極めるようなステージがまた出来上がると思いますので、ぜひとも楽しみにしていただきたいです。私も多くの方から「ハマり役だね」と……言ってもらってないので、まだ(笑)。今回こそ言ってもらえるように頑張りたいと思います。私の中ではハマり役だと勝手に思っておりますので、ぜひ見かけたら言ってください。ハマり役だね、と(笑)。今回もよろしくお願いいたします。
グループ夫人役の鈴木ほのか(以下、鈴木):食いしん坊のオーガスタスの母親・グループ夫人と、あとチャーリーおばあちゃんのジョージーナおばあちゃんをやらせていただきます。前回、袖で、光一さん演じるウォンカとチャーリーの歌をいっぱい聞いて、本当に感動して、毎回胸が熱くなって涙が出てきたんですけれども、今回はまさにもっともっとバージョンアップするということで、今からまたウォンカのチョコレート工場見学ができるのを本当に楽しみにしております。素晴らしいクリエイティブチームの皆様と、この最高の共演者、ちょっと風変わりですけども(笑)、皆さんとまたご一緒できることを本当に楽しみにしています。新しい息子のオーガスタスと、新しい孫のチャーリーと、食べて食べて食べて食べて、ハングリーに頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。
ボーレガード氏役の芋洗坂係長
グループ夫人役の鈴木ほのか
バケット夫人役の観月ありさ(以下、観月):今回再演ということで、3年も経ったという気が全くしなくて、体感では1年半ぐらいかなという感じではあるのですが、またこのキャストの皆さん、そして素敵な日本のクリエイターの皆さんの中にまたお呼びいただいて、本当に光栄に思います。今回はまたチャーリーが3人とも変わりますし、子どもたちもみんな新たなキャストになりますので、これからコミュニケーションをとって、この『チャーリーとチョコレート工場』をますますスケールアップさせて、私自身も楽しんでいきたいなと思っています。最後まで駆け抜けていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
ウィリー・ウォンカ役の堂本光一(以下、堂本):3年ぶり……あれ、そんなにあいたっけなという話をしておりました。それだけ我々にとっても、この作品のステージ上での経験や思い出といったものが色濃く残っているから、ちょっと不思議な感じになったのかなという気もしております。
自分としては、この『チャーリーとチョコレート工場』の幕を開けるときには、たくさんのチャレンジもありました。東宝さんから騙された部分もあります(笑)。「チャーリーが頑張って動くから、ウォンカは立っていればいいよ」と言われていて、蓋を開けてみたら、特に2幕はずっと喋ってるという、意外と大変な役でした。だけど、自分は『SHOCK』という舞台をやらせていただきましたが、この『チャーリーとチョコレート工場』のウィリー・ウォンカという役自体も、光一が50歳、60歳になってもできる役なんではないかと周りの方々にも言われて、そういったことを言われたのは、自分としてもね、嬉しくて。このウォンカという役を大事に自分も演じられたらなと思うようになりました。
皆さんも仰ったように、このミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』は世界各国いろいろなところで上演されておりますけども、自分としても日本でやっている『チャーリーとチョコレート工場』が世界一だと思っておりますし、唯一無二のウォンカを演じられたらなと思います。どうか今年もよろしくお願いいたします。
バケット夫人役の観月ありさ
ウィリー・ウォンカ役の堂本光一
ーー映画、原作とそれぞれのウォンカ像というものがある中で、オンリーワンの日本のウォンカだと思うんですが、どういったイメージでお作りになっていますか?
ウォーリー:前回ずっとみんなとディスカッションしながら作らせていただいて、ウォンカは稽古しているより、打ち合わせしてた時間の方が長かったぐらいの印象があります。セリフ1つ1つ、海外版と照らし合わせて「こうした方がいいかな」とか、「文末をちょっとこういじってみよう」みたいな作業をずっと一緒にさせてもらって。
ウォンカって本当に謎な人物で、いわゆる文脈が全くない主人公ってとっても稀有で、それを演じることの難しさみたいなことをずっと思っていました。無色透明にも見えるし、ちょっと顔の向きを変えてみると悪魔にも天使も見えるみたいな、そういう多面性のある人物を、自分勝手に作るというよりかは、「お客さんにある程度委ねよう」「ここから先の解釈は、俺はこうだと思うけど、それを押し付けたくない」みたいなことも(堂本さんが)仰っていて。それがすごく僕としてはありがたかったというか、最終的に僕が本番を見たときに、あそこを目指してたんだなってことが後で気づいたぐらい。僕が作ったというよりかは、一緒に作らせていただいたという印象があります。
ミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』の製作発表会見の様子
ーー初演の手応えはどう感じていますか。また、再演でブラシュアップする予定などを教えてください。
ウォーリー:前回上演したとき、もしかしたらいつの時代でも通用する、日本の独自性もすごく入っている作品ができたんじゃないかという、そういう意味での手応えが僕自身も、キャスト、スタッフの皆さんも含めてたくさんありました。それを踏まえて今回、そこは壊さずに、劇場が変わるのでそれに合わせながら、前回トライしてもうちょっとでここまでいけたなということも、正直いくつかあるので、それを1個1個点検して、より完成されたチョコレート工場になるように今しようとしております。なので、前回よりもさらにパワーアップしていると思いますので、お楽しみください。
堂本:手応え……。普段自分がいろいろやらせていただくにあたって、「わあ!よし!こりゃいいや!」と手応えを感じながらあまり仕事をしないタイプなんですけど、でも、周りのスタッフの皆さん、一緒にステージに立っている演者の皆さん全員そうなんですけど、その表情を見ていると、この作品に対する愛情とか楽しさとか、そういったものをすごく共有できているんですよね。それが手応えというものなのかなという風にも思ったりします。先ほどウォーリーさんからも……これもどうでもいいですけど、ウォーリーとかチャーリーとかウィリーとか、本当ややこしいので、ちょっと名前変えてもらっていいですか?(笑)
ウォーリー:本当なんですよ。僕、稽古場でほとんどの人に「チャーリーさん」って言われます(笑)
堂本:(笑)。ウォーリーさんからも、どこかお客様に委ねるとこがあったりだとかというお話もありましたけど、ウィリー・ウォンカという役は、すごく計算もされているんだけど、お客様にとってはステージを自由に動き回って、自由に喋って、自由に歌って。その自由になればなるほど、ウォンカって輝いていく役だと思うんですよね。でも、自由を手に入れるためには、やっぱり追求しないと、ステージ上で自由にはできないなとも思っておりますし、精進して、自由に泳げるようにね、そこまで行けたらいいなという風に思ってます。
会見中に、チャーリー役の3人から堂本さんへ“サプライズプレゼント”も......!
板チョコ200枚を使用した、150センチ×75センチの巨大チョコレート(ゴールデンチケット付き)でした!
ーーウォンカを演じられる上でのご自身の役作りでこだわられているところは?
堂本:やっぱりミステリアスさもないといけないし、結構毒々しい内容であったりもするんですけど、それが何か現代においてメッセージとして伝わるためには、チャーリーの純粋さと、そこに立つウォンカの、すごく残酷なことをやっているんだけど、どこか温かい愛情があったりだとか、その辺のバランスというか、そこは結構、悩みました。きっと声のトーンだとか、そういったところにも現れるものだと思うんですよね。例えば先ほどウォーリーさんが仰った、文末をどうしようかとか。全体的にウォンカは喋るにあたって敬語を多用するという形を取らせてもらったんですけど、そういう部分も含めてです。今回またやらせていただくにあたって、ウォンカというキャラクターが皆さんに愛されるというか、なんか気になっちゃうなみたいな形になるといいなと思ってます。
ーー前回に引き続き、ご出演される大人キャストの皆さんに伺います。劇中で印象的なシーンやセリフ、楽曲などありましたら教えてください。合わせてそこにどんな思い入れや思い出があるのかもお聞かせください。
小堺:ジョーじいちゃんは、最初はあまり動けないというおじいちゃんということで、ずっとベッドにいて、突然元気になるんです。初演のときにウォーリーさんが「元気になった印にタップを踏んでください」と言ってくださって。「わかりました。じゃあのタップの先生がいらっしゃるんですか」「いえ、ご自分でお願いします」と(笑)。夢物語でもあるんですけども、そこの変わり目がわざとらしくならない形で、メリハリをつけてやっていきたいです。前後でのチャーリーとの接し方は、ちゃんと変えなきゃいけないですしね。まぁ、リズムのある歌もメロディアスの歌もとても素敵な曲ばかりなので、それに乗っけていただいて、勝手に気持ちが作れるみたいなところもありますが。
あとチャーリーがトリプルキャストで3人とも違うのが面白いところなんです。同じセリフで同じストーリーだけど、それぞれの「この子はこのセリフがとてもいいな」とか、「この子はこのときになんていい顔するんだろう」とか、そういうことを僕らもやりながら見せてもらってます。やっぱり(舞台は)生き物なので、毎回オーケストラの最初の音の出方も違うんですね。毎日聞いてると違う。そういうところが僕もキャストですけど、いち観客としても他の方たちのパフォーマンスを見て、毎回毎回栄養をいただいている感じがします。今回も大事にしたいなと思ってます。
彩吹:私の息子はそのコンピューターオタクで、ずっとテレビを見て、そして銃のおもちゃで遊びまくってる。それを容認しているアルコール中毒のお母さんという、本当にぶっ飛んだお母さんなんですが、「容認している」ということが、いつの世もあることかもしれないし、3年前から本当にAIが発達もしてるので、そういう意味では響くものもあるのかなと思ったりします。
ギャップとしては1幕の方で、私も実はもう1役させていただいておりまして、チャーリーが家族のために野菜を買いに来るんですね。その野菜売りのグリーン夫人という役もさせていただいておりまして。そこのチャーリーとの触れ合いは、このティービー夫人とは真逆の温かさみたいなものを毎回感じて演じていたので、今回も三者三様の楽しい時間を過ごせたらいいかなと思っています。
チャーリー・バケット役(トリプルキャスト)の小金輝久
岸:「ピュア・イマジネーション」です。これはテーマソングみたいにもなっていますけども、実は、僕、映画の『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』という映画の吹き替えもさせてもらっていて。敵対する工場グループのボスをやってるんですけども、ティモシー・シャラメも同じ曲を歌うんです。もちろん光一くんも歌うし、それから同じ曲を何曲か使っている。演出にしても、ウォーリーさん天才だと思うんですけど、同じようなセットの演出方法みたいなのが使われていて、すごくリンクしてたりするんですね。それも含めて「ピュア・イマジネーション」という曲は本当に感動する。
想像すれば何でもできる、僕たちがやれることは無限なんだというテーマの曲が、やっぱり何度聞いてもやっぱジーンとします。感動の涙というよりは、ジーンとする、共感できる、そういう曲です。それから、ママが歌うチャーリーを思う「パパがここにいたら」。毎回おばあちゃんの格好で、ベッドに横になりながら、いい曲だなと思いながら過ごしてる。その辺も聞きどころです。
芋洗坂:自分が関わっている部分で言うと、バイオレットが「ガムの女王」という歌で歌って踊るところがあるんですけど、前回と同じく、今回のバイオレット2人とも歌もダンスも素晴らしくてですね。周りで、私やダンサーもぶわーっと踊ったりして見物だなと思います。
作品を通しての好きなところといえば、ラスト近くで、ウォンカとチャーリーが一緒に歌を歌いながらね、夜空を飛ぶシーンが歌も素晴らしいですし、舞台全体が本当にファンタジーの世界で。リハーサルのときに初めて客席から見れたんですけども、涙が止まらなくて。本番ではそれが袖から見られたんですけど、やっぱりぐっと来て、すごく大好きなところです。
チャーリー・バケット役(トリプルキャスト)の瀧上颯太
鈴木:1番好きなシーンは、最後のウォンカとチャーリーのシーンなんですけど、袖で毎日見ていて本当に涙が溢れてくる。自分の「まだまだ魅力ある」というドイツの肉屋のグループ夫人の曲も今回バージョンアップするということで。非常に楽しみにしています。よろしくお願いします。
観月:私はチャーリーに対して、貧しい家庭ながらも厳しいことを言いながら育てている母の役で、チャーリーが夢見心地なセリフや言葉を言ったときに諭していかなくてはいけない役ではあるんですが、夫人が一生懸命家計を支えていて、家族愛に満ちた、そしてみんな、貧しい中でも明るく楽しく過ごしているというような、ほっこりしたような、優しい場面になればいいなという風にいつも心がけながらお芝居をさせていただいています。
チャーリーには強い言葉を言ったりはしているんですが、その中で、先ほど岸さんが言ってくださった「パパがここにいたら」という曲を私が歌わせていただいて。常にチャーリーを心配し、想っているバケット夫人の心の内を歌わせていただいているので、やはりこのシーンは私の中ではすごく大切にしている場面であります。やっていてすごく楽しいなと思うのは、チャーリーがゴールデンが当たったと言って、家族みんなではしゃぐ場面。そこで歌う曲もすごく毎回楽しい気持ちで歌わせていただいています。そこが大好きです。
チャーリー・バケット役(トリプルキャスト)の古正悠希也
堂本:今観月さんが仰っていたそのシーン、自分はメイクをすごく変えていて大変なときです。楽屋で、ああ楽しそうだなといつも聞いています(笑)。
岸さんも仰っていたように、「ピュア・イマジネーション」は、このミュージカルを象徴するような楽曲でシーンかなと思います。イメージしていくことで、思い通りにしていこう、チャレンジしていこうという思いもあると思うんですよね。そうやってチャレンジしないことには、失敗も味わえないし、成功も味わえない。何かスタートというか、原点というか、だと思うんですよね。だから、「想像すれば見えてくる」これがとても素敵なセリフだなと思います。あと、昨日初めてみんな顔合わせしたんですね。チャーリーとは昨日初めてお会いして。それで、稽古がいきなり始まりまして、どれぐらい覚えてるかなと思いつつやってたんですけど、1幕の最後にゴールデンを手に入れた人の名前を言っていくんですけど、自分の中では言えたつもりだったんですけど、チャーリーにですね「呼ぶ順番間違ってるよ」と言われまして(笑)。この順番を間違えないように本番は思っております(笑)
チャーリー・バケット役(トリプルキャスト)の瀧上颯太、古正悠希也、小金輝久(左から)
ーーチャーリー役の3名に聞きます。役について好きなところを教えてください。
瀧上:僕が好きなところは、チャーリーが貧乏でも想像力で立ち上がれるところです。チャーリーはいつもすごく貧しい家庭でありながらも、家族の光、希望の光で。悲しんだときや寂しんだときでも想像力で立ち上がれるところは自分の中で好きです。
古正:家族思いで想像力豊かなところがいいなって、思います。
小金:チャーリーは怒ったり、泣いたり、喜んだり、心配したり、本当にまっすぐ気持ちのままいるというのがすごく素敵だなと思います。
取材・文・撮影=五月女菜穂
公演情報
2026年4月7日~29日 日生劇場
2026年5月 福岡公演
2025年6月 大阪公演
ウィリー・ウォンカ 堂本光一
バケット夫人 観月ありさ
グループ夫人 鈴木ほのか
ボーレガード氏 芋洗坂係長
ソルト氏 岸祐二
ティービー夫人 彩吹真央
ジョーじいちゃん 小堺一機
チャーリー・バケット(トリプルキャスト) 小金輝久/瀧上颯太/古正悠希也
オーガスタス・グループ(ダブルキャスト) 有澤奏/渡邉隼人
ベルーカ・ソルト(ダブルキャスト) 寺田美蘭/原ののか
バイオレット・ボーレガード(ダブルキャスト) 木村律花/吉田璃杏
マイク・ティービー(ダブルキャスト) 大園尭楽/小山新太
おいら 大久保胡桃 小宮海里
佐藤志有 佐藤マリン 鈴木昌実
聖司朗 茶谷健太 津覇菜々
鶴岡政希 西口晴乃亮 西田健二
花陽みく 馬場礼可 樋口祥久
船﨑晴花 細田和花
隈元梨乃(SWING) 佐渡海斗(SWING)
CreativeStaff
脚本:デイヴィッド・グレイグ
音楽:マーク・シェイマン
歌詞:スコット・ウィットマン/マーク・シェイマン
原作:ロアルド・ダール
映画版楽曲レスリー・ブリカッス/アンソニー・ニューリー
日本版翻訳・演出:ウォーリー木下
訳詞:森雪之丞
振付:YOSHIE・松田尚子
アートディレクション:増田セバスチャン
音楽監督:塩田明弘
美術:石原敬
照明:藤井逸平
映像:鈴木岳人
音響:山本浩一
衣裳:小西翔
ヘアメイク&ウィッグ:SAKIE歌唱指導:亜久里夏代
稽古ピアノ:宇賀村直佳/若林優美
オーケストラ:東宝ミュージック/ダット・ミュージック
演出助手:平戸麻衣
舞台監督:三宅崇司
プロデューサー:齋藤安彦/松本宜子
製作:東宝