衝撃のオペラ『ルル』がMETライブビューイングで1月16日より上映!
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ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場(通称MET)で上演される世界最高峰のオペラを、東京の東劇をはじめ全国の映画館で上映するという「METライブビューイング」。オペラ好きな観客にとって魅力あふれる企画で、昨年の秋から新シーズンのラインナップが上映中である。
1月16日から22日まで上映されるオペラ『ルル』は、フランク・ヴェーデキントの戯曲『地霊』と『パンドラの箱』を原作に、アルバン・ベルクが作曲した作品で、魔性の女ルルに魅入られた男女の凄絶な転落劇だ。ベルクがその命を賭けたオペラと言われるように、斬新な音楽と猟奇的な物語はまさに革命的で、音楽界をゆさぶった20世紀オペラ最大の問題作と言われている。
今回上映の舞台は、METでの上演日は2015年11月21日。まだ2か月も経たないリアルタイムに近い臨場感あふれる映像である。
指揮は本作を十八番とする俊英ローター・ケーニクス、演出は現代アートの鬼才と呼ばれるウィリアム・ケントリッジ、2人のコラボレーションはスリリングな体験になること間違いない。
ルルにはこの役で世界に躍り出たマルリース・ペーターセン、ゲシュヴィッツ伯爵令嬢にはMETが誇る“スター・メゾ”のスーザン・グラハムなど、最高のキャスト陣の舞台を大型スクリーンで堪能できることとなる。
【あらすじ】
20世紀初め、ドイツのある町。町で出会った少女ルルを連れ帰って育てたシェーン博士は、彼女に惹かれながらも官僚の令嬢と婚約し、ルルは医者のゴル博士に嫁がせる。男という男を魅了するルルは画家と浮気をし、現場を目撃したゴル博士は悶死。ルルはシェーン博士の妻の座を手に入れる。だが男女を問わず奔放な関係を続けるルルに、逆上したシェーン博士はピストルを突きつけるが、逆にルルに殺されてしまう。投獄されたルルは女の恋人の手引きで脱獄するが、もはや体を売るしか生きる道は残されていなかった…。
METライブビューイング 2015ー2016
第4作 ベルク『ルル』新演出(ドイツ語)