OSK日本歌劇団 OG公演『Eternal Glory』初日レポート到着「桜の花びらを持ち帰ったことが今でも忘れられません」

2024.5.4
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(c)松竹

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5月3日(金・祝)、4日(土)に大阪松竹座にて上演されたOSK日本歌劇団OG公演『Eternal Glory』の初日オフィシャルレポートが到着した。


洋あおい

総勢53名のOSK OGが世代を超えて大集結し、生まれ故郷である大阪松竹座の開場100周年の掉尾を飾りました。第一部「Eternal Dream」は、洋あおい、桜花昇ぼる、高世麻央の歴代トップスターによる祝舞で幕を開けました。OSK日本歌劇団がかつてホームグラウンドとしていたあやめ池円型大劇場の公演主題歌からはじまり近鉄劇場時代、そして平成16年に66年ぶりに『春のおどり』を復活させ、今日まで続く大阪松竹座公演など、歴史を感じる懐かしの主題歌メドレーを披露しました。

桜花昇ぼる (c)松竹

続いて、過去の舞台映像とともに今回出演の叶わなかった歴代トップスター、大貴誠、那月峻、煌みちるの紹介がされ、初日は特別に59期生の大貴誠が客席から舞台にサプライズ登場。大貴は、共に歩んで きた上級生や下級生達のステージを見て、「まるでまぼろしを見ているかのようです。OSK存続のために立ち上がった私たちに今もこうして帰る場所があるということが本当に嬉しいです。皆様、これからもOSK日本歌劇団の応援をよろしくお願いいたします」とこの光景を目に焼き付けるように客席を見つめながらご挨拶しました。

「クマーナ」 (c)松竹

まだまだ続く充実の第一部の最後は想い出の名場面を披露。今なお劇団で踊り継がれる「深川マンボ」やエネルギッシュなラテン群舞「クマーナ」など、想い出の名場面が甦る納得のラインナップに会場のボルテージも高まり、まさに夢のような時間となりました。

高世麻央 (c)松竹

続く、第二部「Eternal Passion」は5名のトップスターがそれぞれセレクトした個性あふれるオリジナルステージ。高世麻央は生まれ故郷に再び帰ってこられた喜びと感謝の気持ちを「ブライト・デイ」にこめ、のびやかにしっとりと歌いあげました。センターステージから堂々と登場した桜花昇ぼるは優美で情熱的なダンスと熱いパフォーマンスで客席を魅了。続く洋あおいは音と空間を支配するようなパフォーマンスで現役さながらの舞台を披露し、客席は大盛り上がり。手拍子で一体感のある熱気に包まれたステー ジとなりました。

東雲あきら (c)松竹

東雲あきらは想い出深い曲として「あなたを知るずっと前」と皆様に勇気を届けたいという思いから「This is My Life」をセレクトし魂のこもった歌唱を披露し、続く嵯峨みさ緒は真っ赤なドレスで登場し渋く力強い歌声で「愛の賛歌」と「Maybe this time」を歌い上げ客席からは熱い拍手が注がれました。

嵯峨みさ緒 (c)松竹

最後にはOSK解散も経験した41期生の吉津たかし(正しくは土に口の吉)より、「OSK日本歌劇団存続の会として、この大阪松竹座で66年ぶりの『春のおどり』を上演させていただいた時には天にも昇る思いでございました。千穐楽で『桜咲く国』が流れ、舞台一面に桜の花びらが舞い降り、床一面に雪のように積もりました。緞帳がおりた舞台裏で32名の劇団員は、これからもずっとこの松竹座でOSKの公演が続きますようにと、高校球児が甲子園の砂を持ち帰るように積もった桜の花びらを両手ですくいあげ各自持ち帰ったことが今でも忘れられません。どうかこれからもOSK日本歌劇団、そしてあちこちで頑張っている OGのみんなをよ ろしくお願い申し上げます」と熱い思いを語りました。最後にはお馴染みの「ビロードの夢」、「ビバ! OSK」、「虹色の彼方へ」を3曲メドレーで、そして昭和5年より歌い継がれている劇団のテーマ曲 「桜咲く国」を出演者全員で披露し、気迫あふれる圧巻のステージの幕を閉じました。

「レボリューションタイム」 (c)松竹

公演情報

OSK日本歌劇団 OG公演『Eternal Glory』
会場:大阪松竹座
日程:2024年5月3日(金・祝)、4日(土・祝)
キャスト
嵯峨 みさ緒
東雲 あきら

洋 あおい
桜花 昇ぼる
高世 麻央 他
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