ホイキシュウの映し出す世界をのぞく、月刊フリーペーパー「MAGATAMA」

コラム
アート
2016.1.13
 captured from hoikisyu.com

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ホイキシュウ 月刊フリーペーパー「MAGATAMA」

関西を中心に活動している写真家、ホイキシュウのフリーペーパー「MAGATAMA」を見た。

「MAGATAMA」はホイキショウが月に一度刊行している フリーペーパーで、数ページの紙面がほぼ写真のみで構成されている。写真はとても力強く、多くの色を表現しているが、どこか陰鬱で、不穏な空気感に満ちている。毎号、特に決まったテーマは明示されず、今にも倒れてしまいそうな危ういバランスの世界が展開している。白昼夢の様な不確かさと、悪夢の様な確かさが混在してどうしようもなく掴みきれない。うまく言葉に表すことのできないその世界観は、しかしなぜか心に残ってしまう。


ホイキシュウの映し出す世界を、このフリーペーパーでぜひ体感してみて欲しい。

東京都内ではギャラリー「Place M」などで手に入れることが出来る。

 

ホイキシュウ​
1962年生まれの写真家。
2001年より須田一政塾大阪に参加
2008年関西御苗場 マイケル・ホッペン選出作家。
2011年関西御苗場 レビュアー賞。

近年では写真集、ZINEの制作にも力を入れている。
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