石丸さち子(作・演出)×森大輔(音楽)、オリジナルミュージカル『翼の創世記』チラシビジュアルが解禁
Theatre Polyphonic 第7回公演 ミュージカル『翼の創世記』Genesis of Wings
2024年11月29日(日)〜12月25日(水)ブルースクエア四谷にて上演される、Theatre Polyphonic 第7回公演 ミュージカル『翼の創世記』Genesis of Wingsのチラシビジュアルが解禁となった。
Theatre Polyphonicとは、石丸さち子の個人のプロデュースによる、現代作家から古典まで、ストレートプレイからオリジナルミュージカルまで、幅広く作品を創り出している団体。本作品は石丸さち子企画・脚本・作詞・演出、海外上演を視野に入れた新作オリジナルミュージカルで、音楽は様々なアーティストへの楽曲提供、ディズニー100周年記念作品『ウィッシュ』日本語吹き替え版の音楽演出、石丸とは 2017・19年『ボクが死んだ日はハレ』、2019年『BACKBEAT』、今年6月には『鋼の錬金術師ーそれぞれの戦場』など一緒に作品を作り上げてきた森大輔が作曲、演奏を務める。
本作品では、1903年に世界初の動力有人飛行を成し遂げたライト兄弟とその妹の3名の物語を描く。出演は、兄ウィルバー・ライトを上口耕平、上川一哉、鈴木勝吾、百名ヒロキ、弟オーヴィル・ライトを工藤広夢、鈴木勝吾、DION (鈴木勝吾は2役)、2人の妹キャサリン・ライトを門田奈菜、福室莉音、山﨑玲奈が演じる。
この度、チラシビジュアルとともにキャスト組み合わせも発表に。また、今作の企画・プロデューサーであり、脚本・歌詞・演出の石丸さち子と、音楽監督・作曲の森大輔よりコメントが到着した。
森 大輔(作曲・音楽監督・演奏)
ライト兄弟が初めて空を飛んだ瞬間、どれだけ大きな興奮を抱いていたのか。 また、その後彼らはどれだけ重たい絶望と向き合ったのか。 飛行機の発明は100年以上も前の出来事ではありますが、この作品の音楽は懐古的ではなく、 彼らと妹キャサリンの生涯をリアルタイムで追体験できるようなものにしたいと思っています。 まだ見ぬ景色に劇場で出会えることを楽しみにしています!
石丸さち子(脚本・演出・プロデューサー)
ずっと、ずっと、ライト兄弟のことが気になっていました。 誰も信じない空を飛ぶ夢を、自分たちだけ信じて、叶えるために、どんな時間を過ごしたのか。 空飛ぶ機械が戦闘機に姿を変え、夢が変容し、消えていった後の長い時間とどう向き合ったのか? 二人だから出来たこと。でも、一人ずつこの世界から消えていくこと。記憶とともに生きること。 心強い出演者が集まってくれました。 出演者はたった三人。 小さな劇場で、幼児期から老年期までを歌い、演じる俳優たちに、是非会いに来てください。
公演情報
上口耕平/門田奈菜/上川一哉/工藤広夢/鈴木勝吾/DION/百名ヒロキ/福室莉音/山﨑玲奈
脚本・作詞・演出:石丸さち子 作曲・音楽監督・演奏:森大輔
美術:池宮城直美 照明:日下靖順 音響:大野美由紀 衣裳:西原梨恵 ヘアメイク:馮啓孝 舞台監督:岩戸堅一
制作:石丸さち子/木村孔三 票券:林晴美
制作協力:株式会社MAパブリッシング 堀内美穂(CORK)
宣伝美術:野寺尚子(UltRA Graphics) 撮影:渡部孝弘
プロデューサー:石丸さち子
オフィシャルX:@polyphonic24(https://x.com/polyphonic24)
老いたオーヴィル・ライトは、毎日同じ時間に、起き、食事し、小さな発明を続け、誰と話すこともなく、夜を迎え、眠りに就く。彼の日々、二十四時間の積み重ねは、追想で支えられている。
一人静かに、孤独という静かなる狂気と暮らしていれば、兄ウィルバーと妹キャサリンの声が聞こえてくる。
世界初の動力有人飛行をともに成し遂げたライト兄弟の偉業は、人間の自由と可能性を希求し開拓する、輝かしい栄光の物語。
それは前人未踏の地を行く、不屈の精神と、教育ではなく自らの好奇心で勝ち得た知性によるものだった。
またそれは、双子のように思われながら全くタイプの違う兄と弟の、愛の変遷の物語でもあり、自らの夢を捨てても兄に尽くした妹の心の物語でもあった。
1903年12月17日。彼らのファーストフライから、世界は音をたてて変わっていく。
兄弟の夢の飛行機械は、第一次世界大戦で、偵察機、ひいては戦闘機として急速に発展を遂げていく……。