大阪松竹座にて『じゃりン子チエ』上演が決定
-
ポスト -
シェア - 送る
2025年11月、大阪松竹座にて、松竹創業130周年記念『じゃりン子チエ』が上演されることが決定した。
1978年にスタートした、はるき悦巳の人気漫画「じゃりン子チエ」は、昭和の大阪を舞台に、主人公ホルモン焼き屋の元気な小学5年生のチエちゃんと、不器用ながら温かい家族、仲の良い近所の人々、まるで人間のような飼い猫らが活躍する、楽しい人情コメディー。発売から約40年が経った2019年には大阪の本屋と問屋が選ぶ「ほんま本大賞」特別賞を受賞。これを機に順次新装版全34巻が発売され、令和の今でも共感を呼んでいる長く愛される人気作品だ。
令和初の舞台化となる本作品の出演は、主人公チエ役に、NHKの朝ドラ「ブギウギ」で主人公花田鈴子の幼少時代を演じて話題となった澤井梨丘、博打と喧嘩好きだがどこか憎めないチエの父テツに、大阪市天王寺区出身の個性派俳優波岡一喜、テツに似合わずおっとりとした母ヨシ江は、子役時代から双子の「マナカナ」として知られ、舞台や映像で活躍
する三倉茉奈がつとめ、三人家族を演じる。
他にも、テツがどうしても頭の上がらない恩師・花井拳骨役は過去にテツ役を演じたこともある赤井英和、近所のお好み焼き屋のオッちゃんには元関西テレビアナウンサーで親しみやすいキャラクターで人気の山本浩之、屋根の上からチエを見守る飼い猫小鉄には、OSK日本歌劇団特別専科で圧倒的存在感を放つ桐生麻耶という個性的な顔触れが揃った。また、竹本家にとって大きな存在のおバァはんには、いまや上方落語の重鎮桂南光が女性役で演じることも大きな見どころだ。
本作の脚本を手掛けるのは地元大阪出身で関西演劇界を長く牽引してきたわかぎゑふ、演出は関西ゆかり作家たちが挑戦した「なにげに文士劇」にて東野圭吾氏のミステリーを見事にまとめあげ話題となった村角太洋が担う。
久々の舞台化にあたり、 原作者 はるき悦巳より特別にイラストが到着した。
公演情報
出演:澤井梨丘 波岡一喜 三倉茉奈
赤井英和 山本浩之 桐生麻耶 (OSK日本歌劇団 特別専科)
桂南光