unrato#13『受取人不明 ADDRESS UNKNOWN』のキャラクター・ビジュアルを公開
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(写真:宮田浩史)
unrato(アン・ラト)による二人芝居『受取人不明 ADDRESS UNKNOWN』が、2025年7月4日(金)、赤坂RED/THEATERで開幕する(~7月21日(月・祝))。出演キャストは、大石継太×天宮良(Aチーム)、青柳尊哉×須賀貴匡(Bチーム)、水田航生×鯨井康介(Cチーム)という、世代の異なる3チーム制で上演される。そしてこのほど、そのキャラクター・ビジュアルが公開された(↑上記)。
『受取人不明 ADRESS UNKNOWN』は1938年、アメリカのストーリー誌に発表された往復書簡による小説『ADDRESS UNKNOWN』の舞台版。原作小説は、『届かなかった手紙』のタイトルで日本でも翻訳出版されている。舞台版は2004年、フランク・ダンロップが脚色しオフ・ブロードウェイで初演、その後、世界各地で上演されている。
アメリカで親友同士だったマックスとマルティン。マルティンが母国ドイツに帰国、手紙のやりとりを始める。しかし、ドイツにはナチスが台頭しはじめ…。往復書簡でつづる、世界のそして時代の大きなうねりの物語。マックスとマルティンは、大石継太×天宮良、青柳尊哉×須賀貴匡、水田航生×鯨井康介の世代の異なる3チームで演じられる。
unratoは演出家・大河内直子とプロデューサー・田窪桜子による演劇ユニット。『I DO! IDO!』(2014年、霧矢大夢が読売演劇大賞優秀女優賞)で活動をスタート。『THE LAST FLAPPER』(赤坂RED/THEATER・2016年、2017年)、日本初演『BLOODY POETRY』(赤坂RED/THEATER・2018年)、日本初演『受取人不明 ADDRESS UNKNOWN』(赤坂RED/THEATERほか・2018年、2019年)、『メアリー・ステュアート』(赤坂RED/THEATER・2020年)、『Our Bad Magnet』(シアターウエスト・2023 年)、チェーホフ作『三人姉妹』(自由劇場・2023年)など翻訳作品のほか、日本の戯曲では木下順二作『冬の時代』(シアターウエスト・2020 年)、清水邦夫作『楽屋』(赤坂 RED/THEATER・2021年)、三島由紀夫作『薔薇と海賊』(シアターウエスト・2022 年)、松田正隆作『月の岬』(シアターウエスト・2024年)を上演。2024年10月のunrato#12『Silent Sky』(俳優座劇場)で、読売演劇大賞優秀作品賞を受賞。同賞の受賞後の第一弾がこの『受取人不明』となる。
マックスとマルティンはアメリカで画廊を共同経営し、成功をおさめた親友同士。1932年、ドイツ人であるマルティンはミュンヘンに帰国。ユダヤ人のマックスはサンフランシスコに残ることになり、ドイツとアメリカにいる2人の手紙のやりとりが始まる。不況にあえぐドイツにはヒットラーが登場。裕福な成功者であるマルティンは徐々にナチズムに心頭していく。一方、ドイツで女優活動を行う妹の行方を心配するマックスは、マルティンに手紙を送るのだが…。
【プロフィール】
<演出>
■大河内直子:1994年、日本人で初めてROYAL ACADEMY OR DRAMATIC ART (英国王立演劇学校)を卒業。英国滞在中に演出家・蜷川幸雄と出会い、蜷川の演出助手を2016年まで務める。蜷川演出作品では『夏の夜の夢』『身毒丸』『コースト・オブ・ユートピア』『ムサシ (ロンドン・NY バージョン)』『マクベス』『尺には尺を』『海辺のカフカ』などに演出助手として参加。海外公演も多数担当する。2017年、プロデューサーの田窪桜子と演劇ユニット「unrato」を結成。unratoではミュージカル『I DO! IDO!』(主演の霧矢大夢が読売演劇大賞優秀女優賞)、『THE LAST FLAPPER』、『BLOODY POETRY』(日本初演)、『受取人不明 ADDRESS UNKNOWN』(日本初演)、『メアリー・ステュアート』、木下順二作『冬の時代』、清水邦夫作『楽屋』、三島由紀夫作『薔薇と海賊』、ダグラス・マックスウェル作『Our Bad Magnet』、チェーホフ作『三人姉妹』、松田正隆作『月の岬』、ローレン・ガンダーソン作『Silent Sky』(日本初演)を演出している。
<キャスト>
[Aチーム]
■大石継太(おおいし けいた)/マックス役:大阪府出身。1983年よりニナガワ・スタジオに参加。『新・近松心中物語』『夏の夜の夢』『マクベス』『お気に召すまま』『ジュリアス・シーザー』『ヴェローナの二紳士』など、蜷川作品に欠かせない俳優として活躍。2017年『NINAGAWA・マクベス』ではマクダフ役を好演した。近年の舞台に、『常陸坊海尊』『東京ゴッドファーザーズ』『ムサシ』『ヘンリー八世』『三人姉妹』『砂の国の遠い声』『センの夢見る』『鋼の錬金術師』『リタの教育』『オレアナ』『オイディプス王』『ドブヘ INTO THE DITCH』など。
大石継太 (写真:宮田浩史)
■天宮良(あまみや りょう)/マルティン役:東京都出身。1984年、ドラマ『昨日、悲別で』にて主演デビュー。映像、舞台と幅広く活躍する。近年の出演作に、舞台『グリークス』『オレステスとピュラデス』『ゴヤーGOYA-』『それを言っちゃお終い』『かむやらい』『東京流れ者』『更地20』、ドラマ『やすらぎの郷』『刑事7人』『警視庁ゼロ係SP』、映画『カムイのうた』など。7月に朗読劇『怪談の語り場』も控える。
天宮良 (写真:宮田浩史)
[Bチーム]
■青柳尊哉(あおやぎ たかや)/マックス役:1985年2月6日生まれ。佐賀県出身。主な出演作品として、NETFLIX映画『新幹線大爆破』、『ウルトラマンオーブ』ジャグラスジャグラー役、 舞台では劇団時間制作『哀を腐せ』など。『受取人不明 ADDRESS UNKNOWN』は2018年の初演、2019年の再演と出演し、今回が3回目の出演。現在はドラマや映画・舞台など俳優業の傍ら、中国向け動画配信サイト『bilibili』にて個人チャンネルを作成し100万人を越えるフォロワーがいる。
青柳尊哉 (写真:宮田浩史)
■須賀貴匡(すが たかまさ)/マルティン役:1977年10月19日生まれ。東京都出身。1999年俳優デビュー。2002年『仮面ライダー龍騎』主演。主な出演作に、連続テレビ小説『カーネーション』、『おむすび』大河ドラマ『麒麟がくる』、 舞台『かもめ』、『薔薇と海賊』、『12人の淋しい親たち』、『富士見町アパートメント』、『CLOSER』、『若き日の親鸞』、中村京蔵 爽涼の會『フェードル』、音楽朗読劇『三毛猫ホームズ』など。今年9月には『炎の風景』も控えている。
須賀貴匡 (写真:宮田浩史)
[Cチーム]
■水田航生(みずた こうき)/マックス役:大阪府出身。長身を活かしたダイナミックなダンスと繊細な演技で、ミュージカル、ストレートプレイと活躍の場を広げている。近年の出演作品に、『ウェイトレス』、『ロボット』、『ロミオ&ジュリエット』、『ボディガード』、『a new musical「ヴァグラント」』、『ブレイキング・ザ・コード』、『ダブル・トラブル』、『四月は君の嘘』、『Count Down My Life』、『冬のライオン』、『ザ・パンデモニアム・ロック・ショー』、『The Last 5 Years』、『GHOST』、『東京原子核クラブ』などがある。10月よりミュージカル『マリー・キュリー』に出演予定。
水田航生 (写真:宮田浩史)
■鯨井康介(くじらい こうすけ)/マルティン役:1987年7月20日生まれ。埼玉県出身。2004年テレビアニメ『Get Ride! アムドライバー』の主役で声優デビュー。 2005年、ミュージカル『テニスの王子様』青学レギュラー2代目海堂薫役に抜擢される。2022年、舞台『弱虫ペダル』で演出家デビュー。今年の2月にも舞台『ノンセクシャル』で演出を務めた。主な出演作に、オフブロードウェイミュージカル『bare』(主演)、Casual Meets Shakespeare『MACBETH SC』(主演)、MANKAI STAGE 『A3!』、ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』など。
鯨井康介 (写真:宮田浩史)
公演情報
■脚色:フランク・ダンロップ
■翻訳:小田島創志
■演出:大河内直子
Aチーム 大石継太×天宮良
Bチーム 青柳尊哉×須賀貴匡
Cチーム 水田航生×鯨井康介
■日程:2025年7月4日(金)~7月21日(月・祝)
■タイムテーブル:
7/4(金)19:00(B)
7/5(土)13:00(B)/17:00(C)
7/6(日)13:00(C)
7/7(月)14:00(B)
7/8(火)休演日
7/9(水)14:00(C)/19:00(A)
7/10(木)19:00(B)
7/11(金)14:00(A)
◇7/12(土)12:00(A)/15:30(B)/19:00(C)
7/13(日)13:00(B)/17:00(C)
7/14(月)19:00(A)
7/15(火)休演日
7/16(水)14:00(B)/19:00(C)
7/17(木)14:00(A)
7/18(金)14:00(C)
7/19(土)13:00(C)/17:00(A)
7/20(日)13:00(A)
7/21(月・祝)13:00(C)
※受付開始は開演の45分前。開場は開演の30分前。