『ピティナ特級2025』ファイナリストが決定 最終ステージは8/22(金)サントリーホールにて開催

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クラシック
2025.8.20
2025特級ファイナリスト4名。左から加藤皓介、高見真智人、津野絢音、稲沢朋華 ※ファイナル演奏順

2025特級ファイナリスト4名。左から加藤皓介、高見真智人、津野絢音、稲沢朋華 ※ファイナル演奏順

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2025年8月19日(火)第49回ピティナ・ピアノコンペティション特級セミファイナルが行われ、来る8月22日(金)サントリーホールでの特級ファイナルへ臨む4名のファイナリストが決定した。

2025特級ファイナリスト4名。左から加藤皓介、高見真智人、津野絢音、稲沢朋華 ※ファイナル演奏順

2025特級ファイナリスト4名。左から加藤皓介、高見真智人、津野絢音、稲沢朋華 ※ファイナル演奏順

「特級」は、毎年全国から約3万人が参加する、世界最大級のピアノコンクール『ピティナ・ピアノコンペティション』の最上級部門。過去には、阪田知樹、桑原志織、角野隼斗、亀井聖矢、鈴木愛美といった、国際コンクールでも活躍する才能が輩出されてきた。「特級」は、国内コンクールでありながら国際コンクールに最も近い存在として、国際的な舞台で通用するピアニストを育成することを目的としている。そのため、課題や日程の設計には国際コンクールを見据えた準備が重視されており、入賞者はその後の国際コンクールでも高い実績を誇っていることから、国際コンクールの登竜門とも称されている。

2025年度は、書類審査・予備審査・一次予選に115名がエントリー。7月26・27日の二次予選で25名から11名へと絞られ、続く7月29日の三次予選により、全国大会へ進出するセミファイナリスト6名が選出された。8月19日のセミファイナルでは、6名のセミファイナリストが、室内楽課題(ピアノ四重奏)および新曲課題を含む約1時間のリサイタルプログラムに臨み、白熱した演奏を繰り広げた。

セミファイナル室内楽奏者:青木尚佳(ヴァイオリン)湯浅江美子(ヴィオラ)三井静(チェロ)

セミファイナル室内楽奏者:青木尚佳(ヴァイオリン)湯浅江美子(ヴィオラ)三井静(チェロ)

ファイナリストは以下のとおり。(ファイナル演奏順)

加藤 皓介(かとう・こうすけ/桐朋学園大学1年/東京都杉並区)

加藤 皓介

加藤 皓介

高見 真智人(たかみ・まさと/東京音楽大学大学院1年/愛知県名古屋市)

高見 真智人

高見 真智人

津野 絢音(つの・あやね/東京音楽大学4年/東京都新宿区)

津野 絢音

津野 絢音

稲沢 朋華(いなざわ・ともか/桐朋学園大学4年/香川県三豊市)

稲沢 朋華

稲沢 朋華

4名は、8月22日(金)サントリーホール(東京・赤坂)にて最終ステージとなる、コンチェルト(大井剛史指揮・東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団)に挑む。なお、ファイナルの模様はYouTubeライブにて生中継が予定されている。

公演情報

『ピティナ特級2025』ファイナル
 
◆2025特級ファイナリスト  ※ファイナル演奏順
https://tokkyu.piano.or.jp/result.html
加藤 皓介 /ベートーヴェン ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 Op.73
高見 真智人/チャイコフスキー ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23
津野 絢音/ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18
稲沢 朋華/ベートーヴェン ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 Op.37
 
◆審査スケジュール
8/22(金)ファイナル@サントリーホール
ピアノ協奏曲共演:大井剛史指揮/東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
※YouTubeライブにて生中継を予定 https://youtu.be/NtfOZtFBJiU
 
◆賞金総額
審査員選出による褒賞:計270万円
聴衆賞(ホールの聴衆の投票で決まる賞):計225万円
オンライン投票による聴衆賞:計69万円~115万円
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