Budo、映画『ベートーヴェン捏造』で主演・山田裕貴が弾く「悲愴」第2楽章を吹き替え
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YouTubeチャンネルのフォロワー数13万人を超え、「人生最大の挑戦」と本人も位置づけて来た、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番全曲を、パシフィック・フィルハーモニア東京の6月定期演奏会で披露、さらに8月8日のピアノの日に東京・サントリーホールにおいて『Budo Classic ALL TIME BEST 2025 Japan Tour』は無事千秋楽を迎えた。
1600万再生のベートーヴェン「月光」第3楽章や交響曲第5番「運命」第1楽章のリスト編曲などをレパートリーとして、ベートーヴェンを得意とするBudo。実は、そのサントリーホール公演の直前に、アニマジックに招かれて渡欧したドイツのボンにある、ベートーヴェンの生家=ベートーヴェンハウスのホールで、「悲愴」第2楽章を演奏し、その模様を収録して自らのYouTubeチャンネルにMVとしてアップしたのだ。
しかも、その動画の最後にはなんと驚くべき報告が。映画『ベートーヴェン捏造』の冒頭、音楽室のシーンで主役の山田裕貴が弾く「悲愴」第2楽章の吹き替えを担当したというのである。9月12日に全国公開となる今年もっとも話題のクラシック音楽映画といえるこの映画であるが、Budoの音大の先輩でもあるピアニスト清塚信也による「熱情」の第3楽章がメインテーマとして映画のラストを飾ることが大きな話題となっているが、Budoも先輩の仕事に華を添える形で映画のプロモーションをサポートすることとなった。
今回の発表についてBudoは、「ボンにあるベートーヴェンハウスで改めて彼の実像に触れ、宮廷音楽家の立場に飽き足らず、歴史上初めてのフリーランスの音楽家として歩み続けていたことも含め、すごくロック・スピリットみたいなものがある音楽家なんだなあと確かめられたような気持ちです。ボンの広場にある1845年に初めて造られた彼の銅像を前にして、リストがその費用を自分のコンサートで賄って、ベートーヴェンの継承者としての自分を位置付けたことなど、歴史上の偉大な作曲家たちも自分と同じようにいろんなトライをしていたんだと生々しく感じさせられて、そんな気持ちが千秋楽のサントリー公演でも、ベートーヴェン作曲・リスト編曲の「運命」にも反映できたような気がします。
実は先日試写会で僕も見させていただいたのですが、映画も本当におもしろくて、楽しくベートーヴェンの実像を感じることができるので、ぜひたくさんの方に見てほしいですね」とコメントを寄せている。
Budoは、この秋冬はBudo Classic Winterwonderland2025と銘打って横浜・東京芸術劇場・札幌キタラホール・鹿児島・防府などでコラボレーションコンサートを展開していく。
文責:神山薫
今後の出演予定
会場:第一生命ホール (東京都)
トークゲスト:やまみちゆか
予定曲目:
パガニーニ:キャプリス24番より
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第2番より第3楽章「ラ・カンパネラ」
リスト:ラ・カンパネラ
ラフマニノフ:「パガニーニの主題による狂詩曲」より 他
会場:横浜市保土ケ谷公会堂(神奈川県)
演奏予定曲:
USBが選ぶアニメ・コレクション
宝島
Blue Moon
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 第1楽章(吹奏楽版) 他
会場:愛知県芸術劇場コンサートホール(愛知県)
スペシャルゲスト:REAL TRAUM
会場:東京芸術劇場コンサートホール(東京都)
ゲスト:ござ、Budo
司会:朝岡聡
予定曲目:
ベートーヴェン、シューベルト、ショパン、スクリャービン、リゲティなどをはじめとする作曲家たちの作品
川商ホール(鹿児島市民文化ホール)第2(鹿児島県)
防府市地域交流センター アスピラート音楽ホール(山口県)