ヨーロッパ企画 第44回公演『インターネ島エクスプローラー』上演が決定　金子大地、呉城久美ら出演で全国14都市を巡る（コメントあり）

ヨーロッパ企画の第44回公演『インターネ島エクスプローラー』が、12月13日（土）の滋賀・栗東芸術文化会館さきら 中ホールでの公演を皮切りに、全国で順次上演されることが決定した。

ヨーロッパ企画の第44回公演『インターネ島エクスプローラー』には、ヨーロッパ企画のメンバーに加え、金子大地、呉城久美が出演。上田誠氏の作・演出のもと、王舟が音楽で参加する。12月13日（土）の栗東プレビュー公演から2026年3月7日（土）の北海道・札幌公演まで、約3ヶ月間で全国14都市をまわる予定だ。

ヨーロッパ企画・上田誠氏のコメントは以下のとおり。

 

上田誠（作・演出）

冒険というものが世界から失われて久しくなりました。ここでいう冒険は言葉通りの冒険です。未踏のジャングル、天をつく絶峰、到達不能な極地。かつては冒険家たちをたぎらせたこれらの舞台も、今はすっかりシステムの中です。地表はＧＰＳに覆われ、ネットワークがゆきわたり、地理的空白は埋められ、指先ふたつで世界のどこへでも分け入れるようになりました。南海に浮かぶ地図にない孤島。ある気象条件でないと開かないポータル。ありえない植生。破格の古代遺跡。隠された秘宝。とりあい。世界が滅ぶいいつたえ。そんなものは地上のどこにもないのです。だから絶対に×印のところへ行くなよ。屋根裏から出てきた祖父の日記にはそう書かれていた。隣のページには手描きの海図が。冒険のはじまりだ。