西島秀俊主演×黒沢清監督 映画『クリーピー』がベルリン国際映画祭に正式出品
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(C)2016「クリーピー」製作委員会
2月11日から21日まで開催される第66回ベルリン国際映画祭に、映画『クリーピー』が正式出品され、ワールド・プレミア上映されることが決定した。
毎年2月に開催されるベルリン国際映画祭は、ドイツのベルリンで開催されており、カンヌ国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭と並んで世界三大映画祭のひとつに数えられている。
今回『クリーピー』がノミネートされたベルリナーレ・スペシャル部門は、2004年に新設されたセクション。コンペティション部門でアート性が強い作品が選ばれやすいのに対し、ベルリナーレ・スペシャル部門ではエンタテインメント性や話題性の高い特別作品を上映される。
同部門の主な目的は著名な映画人を称え、古典作品を上映することで観客を映画史の世界へと誘うこと。特別功労賞(ベルリナーレ・カメラ)受賞者を称える作品の上映や、ベルリン映画祭との関係が深い巨匠による作品の上映も行われている。過去にはアカデミー賞受賞作の『英国王のスピーチ』(2010年)や『レ・ミゼラブル』(2012年)、日本映画では木下惠介監督の『二十四の瞳』(2005年)や大島渚監督の『儀式』(2010年)、山田洋次監督の『東京家族』(2013年)などが上映されている
黒沢清監督のベルリン国際映画祭への参加は、第49回(1999年)でフォーラム部門に出品した『ニンゲン合格』以来。同作で映画初主演を飾った西島とともに、17年ぶりの凱旋となる。
今回の出品について、黒沢清監督は以下のようにコメントしている。
黒沢清監督コメント
荒々しいスリラー映画をよくぞ選んでくれました。
ベルリン映画祭ってフトコロが深いですね。
『クリーピー』には、黒沢監督と4度目のタッグとなる西島のほか、竹内結子、川口春奈、東出昌大、そして香川照之ら日本映画界を代表するキャストも集結している。彼らの競演にも期待が高まる。
映画『クリーピー』は6月18日(土)から全国ロードショー
(C)2016「クリーピー」製作委員会
6月18日(土) 全国ロードショー
六年前の一家失踪事件を調べる犯罪心理学者。愛する妻と引っ越した先の隣人は、人の良さそうな父親と、病弱な母親、中学生の娘。ある日、その娘が突然告げる。 「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です。」 未解決の事件と、隣人一家の不可解な関係。二つの繋がりは、本当の恐怖の始まりでしかなかった。
出演:西島秀俊 竹内結子 川口春奈 東出昌大 香川照之 藤野涼子 戸田昌宏 馬場 徹 最所美咲 笹野高史
監督:黒沢清
原作:「クリーピー」前川 裕(光文社文庫刊)
脚本:黒沢 清、池田千尋
音楽:羽深由理
製作:「クリーピー」製作委員会
制作:松竹撮影所
配給:松竹、アスミック・エース
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