iriのルーツと音楽との向き合い方、初対バンBialystocksの印象について語る『SOUND CONNECTION NO LIMITS』インタビュー

2026.1.10
インタビュー
音楽

撮影=高田梓

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MBSテレビが関西のイベンターやエンタテインメント業界とタッグを組んで、関西から音楽シーンを盛り上げる音楽イベント『SOUND CONNECTION』。2022年の初回以来、ジャンルを問わずさまざまなアーティストたちが対バンし、ライブ当日は最高の化学反応を起こしてきた。中には本イベントを機に、お互いの仲を深めたというアーティストも。そして2026年3月、記念すべき10回目の開催が決定! 2026年3月19日(木)に『SOUND CONNECTION NO LIMIT』と題し、神戸国際会館こくさいホールにてBialystocksとiriが対バンする。今回はBialystocksの甫木元空とiriに、それぞれ単独でインタビューを実施。本記事では、iriのイベントへの想いやBialystocksの印象などを語ってもらった。甫木元からの質問にも回答しているので要チェック!

音楽のルーツと最近のモード
気になっていたBialystocksの楽曲は?

――iriさんは、2026年にデビュー10周年を迎えるんですよね。

1月28日に大阪・フェスティバルホールで行うライブ『iri 10th Anniversary LIVE Episode.0』を皮切りにアニバーサリーイヤーが始まるんですけど、「どんな一年になるだろう?」とすごくワクワクしてます。今まで5周年とか、武道館とか、いろいろなターニングポイントがあったんですけど、個人的には2026年もかなり濃い一年になるんじゃないかなと思っていて、やりたいことがたくさんあるのでみんなにそれを楽しんでもらえるような一年になったらいいなと思ってます。

――そして3月19日(木)には『SOUND CONNECTION -NO LIMIT-』に出演されます。Bialystocksとの共演は初めてですよね?

はい。お会いしたことはないんですけど、楽曲はもちろん聴いていて。気になっていたアーティストさんなので、一緒にライブできるのがすごく嬉しいです。

――どんなところが気になっていましたか?

まず、メロディがすごく美しいなと以前から思っていて。あと、サウンドにちょっと懐かしさを感じますよね。曲を聴きながら、一本の映画を観ているような感覚になれるところもすごく魅力的だなと思います。「I Don't Have a Pen」という曲があるじゃないですか。「どういう想いで書かれた曲なんだろう?」とずっと気になってました。

――ぜひ対バンの際に聞いてみてください。

Bialystocksさんはジャズがルーツにあると伺って、「ライブでもそういうジャズ要素を楽しめるのかな」とか「ライブではあの曲たちがどういうふうに再現されるんだろう」というのが気になってます。あと、ボーカルの音色も魅力的だなと思っていて、その辺りもライブでどのように聴こえてくるのかが気になります。​

――iriさんが影響を受けた音楽や、最近のご自身のモードについても教えてください。

影響を受けたアーティストはたくさんいて。元々はアリシア・キーズやコリーヌ・ベイリー・レイ、リアーナなどの洋楽が好きだったんですけど、その後、七尾旅人さんの音楽を好きになって。そこから、七尾旅人さんとフィーチャリングした、やけのはらさんをきっかけに、邦楽のヒップホップを好きになって。そこからさらに5lackさんとか、ドープなヒップホップもたくさん聴くようになって……という流れでしたね。自分の音楽的なルーツはその辺りにあります。七尾旅人さんとも一緒にやっていたドリアンさんのトラックを、狂うほど聴いていた時期があって。いま聴いてもすごくかっこよくて、ルーツに立ち返る感覚が今の自分のモードにも繋がっている気がします。

――iriさんは、普段ワンマンライブをやる機会が多いですよね?

そうですね。対バンライブをやること自体、あまり多くはありません。フェスなどでいろいろなアーティストさんとご一緒する機会はありますが、そういった出会いをきっかけに何か作品が生まれたり、一緒に作品を作らなくても個人的に友達になって、音楽の情報を共有したり、それがきっかけで自分の知らなかった音楽を知れたり……そういうのってすごく面白いですよね。

――実際にそうやって仲が深まったアーティストもいるんですか?

たくさんいますね。今周りにいるミュージシャンはほとんどそう。きっとお客さんにとっても、こういうイベントは新しい音楽との出会いの場になりますよね。『SOUND CONNECTION -NO LIMIT-』には、Bialystocksさんのファンの方とiriのファンの方の両方がいらっしゃると思うので、その両方に楽しんでもらえるライブにしたいし、そう考えるといつもとはちょっと違う緊張感もありますね。

甫木元からiriへの質問は?
いよいよ神戸で初対バン!

――因みに今回、iriさんとBialystocksの甫木元さんにお互いへの質問を用意してもらっていて。iriさんは甫木元さんに「今まで見たライブの中で衝撃的なライブを教えてください」という質問をされていましたよね。

はい。

――甫木元さんからは2つ質問を預かっています。1つ目がiriさんが甫木元さんに投げかけた「今まで見たライブの中で衝撃的なライブを教えてください」という質問。「同じ質問になりますが、iriさんの回答が気になります」とのことです。いかがですか?

私は、東京の渋谷CLUB QUATTROで観たリアン・ラ・ハヴァスというアーティストの弾き語りのライブが一番記憶に残っていますね。リアン・ラ・ハヴァスは弾き語りスタイルももちろん好きなんですけど、元々はもうちょっとダンスミュージック寄りのものやトラックもの……FKJがリミックスした「Unstoppable」とか、そういう楽曲も好きだったので、DJスタイルかバンドで来るかなと思っていたんです。だけど、まさかの全曲、最初から最後まで弾き語りでライブされていて。それがもう、大満足の内容で。ギター1本の弾き語りであそこまで幅が見せられるアーティストってすごいなと思いました。歌声の深みが、今まで見たアーティストの中で1位でしたね。

――もう一つの質問は、「何時に寝ますか?睡眠時間はどのくらいですか?」という。甫木元さんは「基本8時間以上寝たい」「23時〜24時に寝たい」と思っているけど、実際はぐっちゃぐちゃらしいです。

そうなんですね。私もけっこう長く寝たいタイプです。ある程度ゆっくり寝た方が、気持ちが穏やかになる気がするので。甫木元さんと同じく、8時間以上が理想ですね。でも23~24時には寝られないです。実際は1時〜2時ぐらいに寝ていて、7時間寝られればいい方かなという感じです。

――制作は、夜よりも日中に行うタイプなんですか?

両方ありますね。作る楽曲によって時間帯はけっこうバラバラです。音を作っているうちに、「この曲は夜っぽいな」「昼だな」というふうに、なんとなく時間帯のイメージが浮かぶんです。そこから、実際にその時間帯に制作を進めていきます。

――面白い。iriさんの場合、楽曲制作はどこから着手するんですか?

私は詞から書くことはあまりなくて。自分が今求めている音やテンポ感のメロディやトラックを先に作るタイプです。それはギターを弾きながら作る時もあれば、鍵盤を適当に押さえて作る時もありますし。パソコンの中から音を探す時もあるし、トラックメーカーに音を作ってもらうこともあります。そこから自分の理想をどんどん作り上げていって、歌詞を乗せて、メロディを乗せて……というふうに作ってます。

――言葉はどのように考えることが多いですか?

今まではパソコンや携帯に(テキストを)打ち込むことが多かったけど、今はノートに書くことが多いですね。「こういうふうに書こう」とあまり頭で考え過ぎないようにしています。考えすぎると、歌詞が面白くなくなっちゃうので。基本は、音に乗せて無心で……。そういう作り方が好きなんですよね。書き出した言葉を後々見た時に、「なんでこの言葉を書いたのかわからないな」と思うことが多いんですけど、それがけっこう面白くて。

――楽曲のインスピレーションは、どういう時に湧くことが多いですか?

人と話している時ですかね。人と会ったりたくさん話したりしたあとに歌詞を書きたくなるので、映画などを観て「こういう音楽を作りたい」と思ったことはあまりないかもしれないです。​

――ライブの話に戻しますが、『SOUND CONNECTION -NO LIMIT-』の会場は、神戸国際会館こくさいホールです。神戸の思い出ってありますか?

はい。ライブでも何度も行かせていただいています。神戸は、中華料理が美味しいですよね。三宮とかすごく活気があって、「好きだな」と思った記憶があります。あと、港の方にあるホテルに泊まったことがあって。あの辺りの街並みは、私の地元の神奈川県で言うと、横浜の方と似ていて、なんだか安心するというか、歩いていてすごく気持ちよかったです。​

――当日、どんなライブにしたいなと思っていますか?

まだ先なので、具体的なことを考えるのはこれからですが、Bialystocksさんのファンの方にもiriのファンの方にも楽しんでいただけるライブにしたいです。お客さんのことを考えながら、選曲やパフォーマンスを練っていけたらと思います。

――ライブに行こうかどうか迷っている人に向けて、メッセージをお願いします。

SNSで「一人でライブに行こうと思うんですけど、それって変ですか?」という質問をいただくことがけっこうあるんです。私は好きなアーティストのライブに一人で行きたいタイプなので、もしも迷っている方がいたら「一人でも大丈夫だよ」「安心して」と伝えたいです。ステージに立っている私も一人なので、ぜひ遊びに来てください。

取材・文=蜂須賀ちなみ 撮影=高田梓

イベント情報

『SOUND CONNECTION -NO LIMIT-』
日程:2026年3月19日(木)OPEN 18:00 / START 19:00
会場:神戸国際会館こくさいホール
出演者:Bialystocks / iri
 

前売料金(税込・全席指定):¥7,500、¥9,800(枚数限定・オリジナルグッズ付き)
※未就学児童入場不可。
※おひとり様4枚まで購入可能
 
主催:SOUND CONNECTION 実行委員会
協力:イープラス
企画制作:MBSテレビ / KYODO GROUP Inc.
問い合わせ:キョードーインフォメーション 0570-200-888<平日 12:00~17:00>
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