2016年の干支「サル」応援コラムvol.6 イヌのようなサル!?

2016.2.4
コラム
イベント/レジャー

Asako Hiike

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アヌビスヒヒ(ドグエラヒヒ) 霊長目 オナガザル科

2016年の干支は「申(サル)」です。動物園には、ニホンザル以外にもサルの仲間がたくさんいます。2016年は、ぜひサルの仲間たちに注目してみましょう!  今回紹介するのは、「イヌのような」という名前を持つサルです。

アヌビスヒヒ(日本モンキーセンターにて撮影)

アヌビスヒヒは、アフリカのサハラ砂漠以南、赤道付近に生息。「アヌビス」は、古代エジプトの神でイヌの顔を持つ「アヌビス神」に由来しています。「ドグエラヒヒ(doguera baboon)」とも呼ばれ、こちらも「イヌのような」という意味。吻(口先)の部分が長いことから、このような名前がついたようですが、「ワン!」と鳴くこともあるようです。体毛がオリーブ色をしているので「オリーブヒヒ(olive baboon)」とも呼ばれています。

吻(口先)の部分が長い(日本モンキーセンターにて撮影)

 

複数のオス、メスからなる群れを作り、メスは生まれた群れにとどまり、オスが出自の群れから移動します。雑食性が強く、野生下では、果実や昆虫のほか、小型哺乳類も食べるそうです。

赤ちゃんのうちは、体毛が黒い(日本モンキーセンターにて2016年1月に撮影)

国内では、日本モンキーセンター(愛知県犬山市)をはじめ、札幌市円山動物園(北海道札幌市)、浜松市動物園(静岡県浜松市)、とくしま動物園(徳島県徳島市)、広島市安佐動物公園(広島県広島市)などで飼育されています。

 
日本モンキーセンター
住所:愛知県犬山市大字犬山官林26番地
休園日:毎週火・水曜日(除外日あり)
            ※2016年1月25日(月)~2月19日(金)の平日は休園
営業時間 3月~10月  10:00~17:00
                 11月~2月  10:00~16:00
※季節・曜日により予告なく変更する場合があります。