荒井敦史、大原優乃、横田大雅(CLASS SEVEN)、高橋龍輝 「熱海殺人事件」ラストメッセージ、チームユニコーン公開ゲネプロレポートが到着
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つかこうへい十七回忌特別公演「熱海殺人事件」ラストメッセージが2026年2月14日(土)に開幕。17日(火)に初日を迎えたユニコーンチーム(出演:荒井敦史、大原優乃、横田大雅(CLASS SEVEN)、高橋龍輝)の公開ゲネプロレポートが到着した。ゲネプロでは物語終盤のクライマックス約30分が披露された。
ゲネプロレポート
公開されたのは、浜辺の再現へと至るクライマックスシーン。
荒井敦史の伝兵衛は、大原優乃が演じるアイ子に扮する水野朋子とともに、横田大雅が演じる犯人大山金太郎を追い詰めていく。
荒井と高橋龍輝(熊田留吉刑事)の二人が築く揺るぎない軸はライオンチームと同様だが、ユニコーンチームではそこに若いエネルギーが流入し、舞台の質感が大きく変化する。
大原優乃の水野は、若さと儚さを併せ持つ存在として立ち上がる。
アイ子として現れる瞬間の痛切さは、技巧ではなく感情の純度によって観る者の胸を打つ。
大山金太郎を演じるのは最年少16 歳の横田大雅。
つかこうへいが亡くなった年に生まれた彼が、つか作品の犯人像を体現するという事実自体が、この舞台に特別な意味を与えている。
横田の大山は、完成された人物像というより、まだ形を持たない存在として舞台上に現れる。
その無垢さが残酷さへと変化していく過程は、作られた演技というより生成そのものだ。
ユニコーンチームの若さは、浜辺の再現シーンをいっそう生々しく浮かび上がらせていた。
なお本編では、大山の登場シーンにおいて横田が所属するグループ「CLASS SEVEN」のデビュー曲「Miss You」を歌い踊る演出が予定されている。
現代の若者の身体性がつか作品の世界と接続される瞬間も、本チームの特徴の一つとなっている。
ユニコーンチームの「熱海」
つかこうへいの舞台は、人間がどのようにして役割を与えられ、物語に組み込まれていくのかを描き続けてきた。
伝兵衛が大山を“犯人”へと作り上げていく構造は、時代が変わってもなお存在する社会の力学を映し出す。
つかの死後に生まれた俳優が、その物語の中心に立つとき、作品は単なる継承ではなく更新として現れる。
純粋さが過去の形式を洗い流し、新たな舞台として再生させる力を持つことを、ユニコーンチームは示している。
副題に掲げられた「ラストメッセージ」。
それは過去からの遺言ではなく、いま生成されつつある世界への問いとして舞台上に存在していた。
撮影=サギサカユウマ
公演情報
「熱海殺人事件」ラストメッセージ
◆作:つかこうへい
⽔野朋⼦婦⼈警官:⼤原優乃 村⼭彩希(Wキャスト)
犯⼈⼤⼭⾦太郎:横⽥⼤雅(CLASS SEVEN) 百名ヒロキ(Wキャスト)
熊⽥留吉刑事:⾼橋⿓輝