名優ジャン・レノが日本で自叙伝的ひとり舞台を創作 ソロ・パフォーマンス『らくだ』を上演
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『らくだ』
2026年5月10日(日)~24日(日)東京芸術劇場 シアターウエストでの東京公演を皮切りに、全国11都市にて、ジャン・レノ ソロ・パフォーマンス『らくだ』が上演されることが決定した。
モロッコ・カサブランカに生まれ、フランス、アメリカと世界を渡り歩きながら 数多の人生の重みを背負ってきた名優ジャン・レノ。自ら「僕の人生はらくだのようだ」と語る彼の歩みを辿る、自叙伝的舞台作品が日本にて創作・上演される。
ジャン・レノ (C)Nathalie Delépine
本作では、彼の人生に深い影響を刻んだ出会いや出来事を、出演映画の 記憶と重ね合わせながら、その半生を音楽と物語で鮮やかに描き出す。そこに浮かび上がるのは、俳優ジャン・レノと彼が出会ってきた人々との精神の交歓の軌跡。演技のみならず、その歌声までも披露される本作は、スクリーンでは決して触れることのできない、新たなジャン・レノの芸術的真価を体感させる特別な舞台となる。
演出を務めるのは、2024年に名作『レ・ミゼラブル』をシャトレ座で演出し、2025年のモリエール賞(ミュージカル部門)を受賞するなど、フランス演劇界を牽引しているラディスラス・ショラー。東京芸術劇場では、日常に根ざした人間の心の機微を鋭く描き出すフランスの小説家・劇作家フロリアン・ゼレールが手掛けた家族をテーマにした三部作『Le Père父』(2019年)、『Le Fils 息子』(2021年/2024年)、『La Mère 母』(2024年)を演出。2025年には同じくフロリアン・ゼレール作『飛び立つ前に』(橋爪功主演)の日本初演も成功を収めた。また、自身の俳優人生を作品として紡ぐジャン・レノと共にステージに立つのは、パリを拠点に活動している音楽家パブロ・ランティ。現代的で柔軟な音楽表現として高く評価されるパブロのピアノ演奏が、ジャン・レノの歌や語りを支える。本プロジェクトは、ジャン・レノ×ラディスラス・ショラー、そして日本人スタッフによる共同制作で、東京から文化を発信していく、国際舞台芸術プロジェクトだ。
演出:ラディスラス・ショラー Photo by Guo Wei
ピアノ:パブロ・ランティ
俳優としての原点へ立ち返るため、あえて母国を離れ、言語も文化も異なる日本という地で、親密かつミニマムな舞台に立つジャン・レノ。世界的名優が自らのすべてを注ぎ込み、人生そのものを舞台芸術へと昇華させる比類なきステージが、ここに誕生する。異文化の空間だからこそ浮かび上がる表現の核心と、人間ジャン・レノの真実。その瞬間に立ち会える、またとない舞台に期待が高まる。
Jean Reno コメント動画
わが生(あ)が拍子(ひょうし)は
砂(いさご)越ゆる
駱駝(らくだ)の歩みの
しらべなり
モロッコに生まれ
世をめぐり
こころ帰する地を
日本と呼ぶ
この地(つち)にて
名も誉(ほまれ)も脱ぎ
出会ひと記憶(きおく)を
語りて残す
影は映画となり
声は歌となる
生(なま)のピアノに
身をあずけ
名優にあらず
ただひとつ
ひとりの魂として
ここに立つ
かけがえなき
ひと夜(よ)かぎりの
しらべ
——ひとりの男の物語
“The tempo of my life mirrors the cadence of a camel.”
A boy’s journey that began in Morocco and to then travelled around the world
Calling Japan his “spiritual home”,
Here he sheds titles and honors,
and speaks of the encounters and memories that changed his life,
woven together with scenes from his films.
He also performs original songs written exclusively for this production,
sung to live piano accompaniment.
Before being a “world-famous actor,”
He stands upon the stage as a singular soul.
An irreplaceable performance.
—The tale of one man.
ジャン・レノよりメッセージ
ジャン・レノ (C)Nathalie Delépine
若き日より、私は世界という大きな織物の中を旅してきました。
スペインの血を受けて生まれ、フランスに育ち、英国のミューズを伴侶とし、
いま、アメリカを故郷としています。
私は長年、自身の人生の旅路を紡ぐ舞台作品——
「航海(ヴォヤージュ)」を創り上げることを夢見てきました。
舞台は、物語と歌、映像のキャンバスとなり、観客を、ひとつの旅路へと導きます。
人生という唯一無二の美は、それぞれに異なりながらも、普遍の歩みを抱いています。
悲しみも、喜びも、それはすべての人に共通するものなのです。
ジャン・レノ
“ Traveling is a dance of souls and a quest for the self. Since my youth, I’ve wandered the world’s tapestry.
Born to Spanish roots, nurtured by French embrace, I wed an English muse and now call the USA my home. I dream of crafting a stage show, a “voyage” weaving the tale of my life’s journey. The stage will be a canvas of stories, songs and images, guiding the audience through a shared odyssey. Life, in its singular beauty, holds steps both unique and universal, where both sorrows and joys are common to all people. "
Jean Reno