「ド派手で爽快感に満ちた王道のエンタメをお届けします!」~舞台『HiGH&LOW THE 戦国 外伝』小野塚勇人インタビュー

10:00
インタビュー
舞台

小野塚勇人

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ドラマ・映画・LIVE・音楽・コミックなど多ジャンルで展開し、多くのファンに愛されている「HiGH&LOW」シリーズが、ドラマの放送から10周年を迎えた2026年を「HiGH&LOW 10th ANNIVERSARY YEAR」と銘打ち、10周年プロジェクトを始動させた。その一環として7月~8月に上演される舞台『HiGH&LOW THE 戦国 外伝』は、2024年に”戦国時代活劇”として生まれた舞台『HiGH&LOW THE 戦国』の完全新作アナザーストーリーだ。主演を務めるのは小野塚勇人。シリーズ最新作を背負って立つ決意と熱意をじっくりと語ってくれた。

ーー本作に主演が決まったときのお気持ちからお聞かせいただけますか?

「HiGH&LOW」は僕が所属するLDHが大事に育ててきたシリーズで、ノリさん(平沼紀久)とHIROさんからプロジェクトのアイデアが生まれ、そこから世に出るまでの過程も僕はずっと見てきました。自分はドラマではそこまで大きな役ではなく、その後若い人たちもどんどん活躍して行っている中、10年経ってこうして舞台という場で自分が真ん中でやらせていただけるというのは、本当に嬉しいですね。LDHの一員として地道に俳優活動をやってきたことがひとつの結果として認められたんだ、という思いを噛み締めています。

ーー「舞台を任せるならお前だぞ」というバトンを託されたわけですからね。

はい。「LDHの俳優の中でも間違いなく僕が一番ずっと舞台をやり続けてきたぞ」という自信は、ある。自分というフィルターを通してどういう演劇表現をしていくのがいいのかということもずっと模索し続けてきましたし、いろんな演出家の方と関わって学ばせていただいたことだったり、なによりも“LDHの見せたいエンタメ”というのも肌感覚でわかっています。だからこそ、責任を持って事務所の代表として面白いものを、最高のエンターテインメントを作りたい。僕がこの10年間で自分なりに積み上げてきたものを全てぶつけられるようにしたいと思っています。

小野塚勇人

ーー演じるのは元盗賊団で須和国義勇軍の叢雲颯斗。舞台『HiGH&LOW THE 戦国』でも登場していたキャラクターです。

前回はストーリーテラー的なポジションで、自分のことを伝えるというよりは世界観の説明だったりに重きを置いていたため、キャラクター自身を見せる場所は限られていました。今回はそこにもぐっとフォーカスし、前回は演じきれなかった人物の厚みや、飄々とやっていた裏にあるバックボーンなどもしっかり描かれています。彼の人間くさくて泥くさい部分をもっと伝えていきたいですし、そういう意味ではこの役柄の原点回帰のようなところもありますね。とはいえ、前回観劇されていない方や、そもそも「HiGH&LOW」シリーズを知らない方でも全然大丈夫。もちろん、前作を観ているからこそのつながりを楽しんでいただくこともできますが、これ一作でしっかりと楽しめる作品になっていますので、そこは心配いりません! 

ーー台本を拝見しましたが、登場人物それぞれも個性的で、要素もたっぷり、濃厚に楽しめるエンタメだなと感じました。

情報量がすごいですよね。あの、「HiGH&LOW」の原点って、“全員主役”なんですよ。この舞台にもそこはちゃんと継承されていて、僕は主役ではあるけれど、僕以外の全員にフォーカスが当たる瞬間が絶対にある。一人ひとりの人間性がわかるような描写を用意していただいていて、それぞれにすごく見せ場があって…それはすごくあったかいなと思いますね。

ーー家族、兄弟、仲間…様々な形の“愛”が詰め込まれているのも魅力。

ストーリーもセリフも、こっちが「うわ、やばい。恥ずかしい」ってなるくらいめっちゃ王道。でもね、子どもの頃は「俺たちはずっと仲間だ」とか「マブダチだよな」とかも、ザ・青春! って感じで何の恥ずかしげもなく言えたけど、大人になるにつれてそういうのってちょっとこう…冷笑じゃないけど、言えなくなってしまうものですよね。でも大人たちの根底にもそういう少年心や青臭い青春の思い出はずっと忘れずにあるじゃないですか。絶対。「HiGH&LOW」はそこをめちゃくちゃくすぐってくるんですよ。僕自身も大切に心に置いてある気持ち、みたいなところが結構刺激されました。

小野塚勇人

ーー颯斗はきょうだいの物語、妹の桔梗(佐藤日向)とのエピソードも大きな柱になっています。

嬉しいです。実際の僕は妹はいないんですが、ちょっと憧れていたので。実際にいたら可愛くてしょうがないんだろうなと思って。ハハハッ(笑)。

ーー座組的には初共演の方も多いと伺いました。

それもなんかいいですよね。いつもの「HiGH&LOW」シリーズはLDHのアーティストが多く参加しているんですけど、今回は僕と八木将康、若手のLDH SCREAM、EXPG Labなんですよ。前回だったらノリさんに「お前がみんなの芝居部分をぐっと引っ張ってあげて」みたいなことも言われていたんですが、いざこうして真ん中ってなると、改めて責任を感じます。事務所を背負って、素敵な俳優のみなさんをお迎えする。敵対する役ではありますけど、カンパニーみんなで仲良くスクラム組んで、みんなが好きにそれぞれの個性をぶつけ合い、大いに楽しんで、いいディスカッションしながら最強にいいものを作れたらなと思ってます。

ーー先ほども少しお話が出ましたが、演出の平沼さんとは舞台を通じて長いお付き合いになるかと。

僕が17歳くらいの頃で、ノリさんがプレーヤーをされてるときから知っています。ノリさん、基本的にめちゃくちゃ人たらしなんです! みんなにいいことを言ってくれて、そうすると言われた方はやっぱり「嬉しい」ってなるし、一瞬「ノリさん、軽いな」とも思うんですけど(笑)、そこが魅力でもあって。やっぱり一人ひとりがどういう思いをしてそこにいるのかっていうところもちゃんとわかってくれてるんですよね。僕がなかなか事務所に注目されなくて迷っていた頃も「お前はちゃんとやってるから大丈夫だよ」なんて普通に言ってくれて…その一言で「そっか。僕のやっていることは間違ってないんだ」って自信にも繋がるし、モチベーションを上げてもらえる。人を動かす能力、やる気にさせる能力がある人だなぁってすごく思います。お互いの関係性がギュッとなったのは、それこそ2年前の舞台​『HiGH&LOW THE 戦国』。僕自身いろいろ頼りにしていますし、逆に演技のほうではノリさんに信頼していただいてるんで、「期待に応えなきゃ」って、すごくいい相乗効果が生まれてるんじゃないでしょうか。

ーー稽古、本番を見据えての具体的なお話はしていますか?

ノリさんから「ミュージカルでやるような歌い方じゃなくて、歌手、アーティストみたいな歌い方っていうのもちょっと練習しといて」というオーダーはいただいています。もちろんこれは演劇なんですけど、ミュージカルのセリフや言葉にならない感情が歌になるっていうスタイルよりは、もっとダイレクトにバシーン! って感じ。ライブ寄りのカッコ良さ、感情をモチーフにした楽曲で気持ちを乗せていくような見せ方をしたいから、と。もともと自分も歌手を目指して、EXILEになりたくてこの世界に足を踏み入れたので、そういう感じ、懐かしいなと思ってます…というか、逆に苦手になってるのかもしれないし、正直ちょっとこっ恥ずかしくなっちゃってるかもですが(笑)。

小野塚勇人

ーー求められるのは、カッコよさに振り切ったパフォーマンス。

歌だけどセリフとしてそのまんま言葉を届けるというのと、もっとストレートに曲としてかっこ良く聴こえるような歌い方っていうのはやはりちょっと違う作業ではあるので…声色なんかも色々必要だと思いますし、まずは楽曲を聞いてみて、細かく研究していければ。それは結構チャレンジングだなと思っています。

ーー芝居、歌、ダンス、殺陣。ド派手なステージになるのは必須ですね!

すごいですよ! たぶん何も知らずにちょっと観てみようかなって思っていた方は、劇場で度肝を抜かれると思います。演劇を観てるんだけど、遊園地に来てる感じにも思える! って。前回もそんなジェットコースターみたいな感じの舞台だったんですけど、今回は劇場もスケールアップしてますからね。台本読んで震えましたもん(笑)。もう、めちゃくちゃ楽しみ! 前回から一緒のうえきやサトシ、そして今回参加の八木将康は同期と信頼している2人がそばにいてくれて、そして新たにご一緒させていただく人たちもすごく能力が高い人ばかり。自分も学びながら刺激を受けながら目一杯動いていきたい。もっともっと身体を動かせるようにならないとダメですね。

ーー「HiGH&LOW」の新たな歴史。本番でのパフォーマンスに期待が膨らみます。

「HiGH&LOW」、“総合エンターテインメント”というLDHが掲げている理念が詰まったこのプロジェクトがなぜ10年間続けてこられたのか。その理由が舞台​『HiGH&LOW THE 戦国 外伝』をご覧になったらきっとわかるはず。それは…少年誌の王道のような感覚にも近いというか、決して難しい話ではなく、熱く、ド派手で、爽快感も満載。そんなワクワクする感覚をふんだんに味わえる世界になっていますし、もちろん僕たち俳優はそれをただ見せるだけのものにするのではなく、それぞれの役の内面を掘り下げ、ドラマとしての厚みを備え、演劇としてしっかりと観られるものに昇華していきたいと思っています。人間模様にもぐっと感情移入してください。そして若い人には共感していただき、大人の方には「懐かしいな、この熱さ」みたいな気持ちになっていただく。「若返った気がするな」って思って帰ってもらってもいいし、「自分もなんか頑張ってみようかな」とか思っていただけたら嬉しいし。世代を超えて楽しめる物語です。なんかちょっとだけでも背中を押されるような気持ちになれたり、さらに元気になれるような…ね、そんなパワーのある作品にしていきたいです。

小野塚勇人さんにイープラスポーズをしてもらいました! 貸切公演は東京・大阪にて実施

取材・文=横澤由香    撮影=敷地沙織

公演情報

舞台『HiGH&LOW THE 戦国 外伝』
 
■脚本:平沼紀久 渡辺啓
■演出:平沼紀久
■出演:
小野塚勇人 笹森裕貴 彩風咲奈
山田健登 蒼木陣 小澤竜心
八木将康 うえきやサトシ 土井ケイト 夏川椎菜 佐藤日向 伊勢大貴 納谷健
川久保拓司 伊達暁 伊藤正之

■日程・会場:
【東京公演】
日程:2026年7月15日(水)~7月30日(木)
会場:東京建物 Brillia HALL
 
【大阪公演】
日程:2026年8月7日(金)~8月9日(日)
会場:梅田芸術劇場メインホール
 
【愛知公演】
日程:2026年8月14日(金)~8月16日(日)
会場:御園座

料金:
【東京・大阪公演】
平日
S席:¥14,000(税込)
A席:¥10,000(税込)
B席:¥5,000(税込)
土・日・祝
S席:¥14,500(税込)
A席:¥10,500(税込)
B席:¥5,500(税込)
 
【愛知公演】
S席:¥14,500(税込)
A席:¥10,000(税込)
B席:¥5,500(税込)
 
<e+貸切公演>
日程:2026年7月18日(土)
会場:東京建物 Brillia HALL
開演:17:15~
【手数料0円】座席選択先行受付
受付期間:2026/4/3(金)12:00~2026/4/16(木)18:00

<e+貸切公演>
日程:2026年8月8日(土)
会場:梅田芸術劇場メインホール
開演:17:00~
【手数料0円】座席選択先行受付
受付期間:2026/4/3(金)12:00~2026/4/16(木)18:00

貸切公演のは【こちら】から

■企画・制作:梅田芸術劇場
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