<東京・京都・大阪>2026年6月のおすすめお酒イベント【一期一会の良い酔いを】

2026.5.27
コラム
イベント/レジャー

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一期一会の美味しい盃を求め、全国のお酒イベントのコラムを担当してはや1年。春夏秋冬それぞれに「暑いから」「寒いから」「出会いと別れの季節だから」と理由をつけて酒をすすめてきたものの……今回、ハッと気づいてしまった。6月って、酒飲みの背中を押してくれる理由がなかなか見当たらない! そして同時に気づいてしまったのだ。季節的な理由なんかなくても、つねに酒は、飲みたい! 6月は酒好きが自身の“酒愛”を再確認するシーズンなのだ、きっと。

というわけで今回は、2026年6月に開催されるお酒のイベントを3つご紹介しよう。心踊るラインナップはこちら。

・6月6日(土)、6月7日(日)恵比寿ガーデンプレイス「ザ・ガーデンホール」(東京都)
『ジャパン・ビアフェスティバル 東京 2026』

・6月28日(日)梅小路公園 七条入口広場(京都府)
『こめとむぎフェスティバル in Kyoto 2026』

・6月28日(日)マイドームおおさか 3F(大阪府)
『焼酎ナニワンダフル 2026』

運命の一杯を真面目に探す! 驚異のテイスティングし放題フェス
6月6日(土)、6月7日(日)恵比寿ガーデンプレイス「ザ・ガーデンホール」(東京都)
『ジャパン・ビアフェスティバル 東京 2026』

『ジャパン・ビアフェスティバル 東京 2026』

『ジャパン・ビアフェスティバル』はスゴイ。なんといっても、入場料金に「お好きなだけのテイスティング」が含まれているのである。ビアフェスといえばキャッシュオン形式が主流だが、このイベントでは試飲用グラスに50mlずつ、追加料金なしで好きなだけ飲み比べを楽しむことができる(ちなみに50mlはおたま一杯、または一般的な栄養ドリンクの小瓶程度)。こういった欧米に倣ったスタイルを採用しているのは、日本ではこの『ジャパン・ビアフェスティバル』だけだという。

『ジャパン・ビアフェスティバル 東京 2026』過去開催時の様子

「なんだ、50mlずつかぁ」とお思いだろうか。けれど考えてみれば、少量ずつたくさんの種類を飲めるこんな機会は他にない。プラカップ1杯ずつ購入していくスタイルだとして、一体何種類に挑戦できるだろう? 酒好きだけど酒豪ではない筆者だったら、10杯も飲めないだろう(家計的にも厳しいし)。でもこのスタイルだったら、正気を保ちつつ、財布も気にせずに最高の一杯を探し求めることができる。『ジャパン・ビアフェスティバル』の目的は、単純に美味しいビールで酔っ払うことではない。ビールの多様性を知って自分の好みを診断し、マイベストビールと出会うことである。いわばこれは、自分とクラフトビールとの真剣な婚活なのだ。

会場にはおよそ40のブルワリーがブースを構え、120種以上のクラフトビールをテイスティングすることができる。世界5大ビール審査会のひとつである「IBC2025」や、国内審査会「JGBA2026」で金・銀・銅賞を受賞した名作ビールも勢揃いするというから心が弾む。

『ジャパン・ビアフェスティバル 東京 2026』過去開催時の様子

……とは言っても、さすがに120種全てを飲むことは難しいし(飲んでもOKだが)、どこからどうアタックしたらいいか、ちょっと心もとない気もする。そんな人のために、当日の会場内には「ビアジャッジ相談所」なるコーナーも設けられる。ビールの審査会・品評会で審査をする資格を持った「ビアジャッジ」が、ビール選びの相談に乗ってくれるのだ。クラフトビールのプロ・知識人がが手を引いてくれるなら、これ以上心強いことはない。2026年度の「ビアジャッジ相談所」の詳細はまだ公開されていないが、昨年の様子だと、麦やホップの実物を用意した「原材料体験コーナー」や、テーマごとにおすすめの飲み比べを提案した「飲み比べセレクション」などもあり、まるで博物館で開催されるビギナープログラムかのように素敵な真面目っぷりだった。これは期待大。ぜひ参加してみたい!

『ジャパン・ビアフェスティバル 東京 2026』過去開催時の様子

各自が気が済むまでテイスティングを重ね、ストイックにビールと向き合う印象の『ジャパン・ビアフェスティバル 東京 2026』。当然かもしれないが、音楽ライブがあったり、フードの屋台が出たりすることはない。個包装スナックの販売はあるとのことだが、参戦前にがっつりお腹を満たしておくのがおすすめである。
なお、本イベントは基本的にスタンディング形式となるが、ホール横に設置される有料のテーブル席・カウンター席用も存在する。そちらはイープラスでなくYahoo!パスマーケットでの前売り販売と、当日販売のみなのでご注意を。

クラフトビールの世界はとにかく幅広く、奥行き深い。運命の相手を真面目に探したい人なら、きっとこのイベントに強く惹かれるはずだ。

【主催者からのメッセージ】

是非さまざまなビールをテイスティングいただいて、ビールの多様性に触れていただき、お気に入りのビアスタイル、お気に入りの一杯と出会っていただきたいです。

大注目のニューカマーは、日本酒とクラフトビールの架け橋になれるか?
6月28日(日)梅小路公園 七条入口広場(京都府)
『こめとむぎフェスティバル in Kyoto 2026』

続いては、今回が初開催となる『こめとむぎフェスティバル』。こめ=日本酒、むぎ=クラフトビールということで、このイベントでは「日本酒」・「クラフトビール」・それを引き立てる「料理」の3つすべてが主役となっている。会場となる梅小路公園の広場には14の酒蔵と14のブルワリー、さらに京都の選りすぐりの料理店10店が集まり、ジャンルの垣根をこえた美味体験を提供するという。参加の酒蔵、ブルワリー、飲食店について主催者は「単に数を集めたのではなく、実際に飲んで・食べて 『ぜひ来てほしい』と感じた出展者を厳選しています」と力強く語る。

『こめとむぎフェスティバル in Kyoto 2026』

日本酒イベントやクラフトビールイベントは全国で数多く開催されているものの、その両方を同じ熱量で楽しめるイベントは、実はあまり多くない。そういえば居酒屋なんかでも「日本酒派ですか?」「いえ自分はビール党で」なんて会話が日々繰り広げられているような……対立とまではいかなくても、日本酒(伝統あるもの)とクラフトビール(新興勢力)は、う〜っすら二者択一の雰囲気を漂わせているように感じることもしばしばだ。

『こめとむぎフェスティバル』立ち上げの中心となっているのは、京都・西陣の「クラフトビールと日本酒の店あさくら(角打ちあさくら)」だ。店主の朝倉氏は日本酒とクラフトビールに向き合う中で、「ビール好きと日本酒好きがもっと自由に行き来できたら面白いのに」と日々感じていたのだそう。両者の間の“ちょっとした壁”をなくしたい、そんな真摯な願いから本イベントは誕生したのだ。イベントチラシや公式Instagramを彩るふたりの「さかずきん」ちゃんも、日本酒とビールを掲げて「どっちも楽しい!」と歓声をあげていてとても可愛い。

『こめとむぎフェスティバル in Kyoto 2026』

しかし日本酒とビールを横断的に楽しむとなると、頭をよぎるのは「チャンポン」への不安である。翌日の二日酔いをなんとかする方法はないか気になって調べてみたところ、衝撃の事実が発覚した。

実は、いろんな種類の酒をごちゃ混ぜに飲んだとしても、肝臓にとっては結局どれもエタノールであることに変わりはない。つまりチャンポンに罪は無いのである! それではなぜ、ビールと日本酒を飲んだあとは二日酔いが激しいように感じるのか? それは至極単純なことで、いろいろな味を楽しむうちに、どのくらい飲んだのかがわかりにくくなり、つい飲み過ぎてしまうから……らしい。なので酒好きの皆様は安心して、このフェスティバルを謳歌してほしい。節度あるペース配分と、合間合間に水を飲んで和らげること。やはりそれが全てである。

本イベントは野外で開催され入場無料。日本酒・クラフトビールを楽しむには専用グラスとドリンクが必要となる。日本酒は約60mlの専用グラス、クラフトビールは約200mlのリユースカップでそれぞれ提供予定で、さまざまな銘柄を少しずつ飲み比べながら楽しめるスタイルとなっている。前売り(専用グラス・グラスホルダー・ドリンク2,000円分付)は、当日に個別で購入するよりも500円お得になるので要チェックだ。

【主催者からのメッセージ】

日本酒とクラフトビールって、本当はすごく近い存在だと思っています。

どちらも造り手の個性が強く出て、土地や原料、発酵によって味わいが大きく変わる。そして何より、「誰かと一緒に飲むと楽しい」という文化があります。

でも実際には、日本酒好きは日本酒の世界、クラフトビール好きはクラフトビールの世界に留まりがちで、お互いに興味はあってもなかなか交わる機会がありませんでした。

だったら、その“入口”になるイベントを作れたら面白いんじゃないか。そう考えて、このイベントを立ち上げました。

さらに今回は、料理も重要な主役です。お酒と料理を一緒に楽しむことで、「この組み合わせ、おもしろいな」という発見が生まれる。その体験がイベントだけで終わらず、普段の食卓にもつながっていけば嬉しいです。

当日は、日本酒・クラフトビール・料理、どれかひとつだけではなく、ぜひ自由に行き来しながら楽しんでください。

きっと新しい“好き”に出会える一日になると思います。

ナニワを舞台とした、焼酎が作り出す「繋がり」と「輪」を感じて
6月28日(日)マイドームおおさか 3F(大阪府)
『焼酎ナニワンダフル 2026』

『焼酎ナニワンダフル』は、初夏の大阪で例年開催されている一大焼酎イベントだ。仕掛け人は、大阪の飲食店仲間で結成されたという焼酎愛飲ユニット「naniwanderful crew」。このように飲食店が主催する本格焼酎のイベントは全国でも珍しいものだ。

『焼酎ナニワンダフル 2026』

会場には焼酎の本場である九州・沖縄の酒蔵が集まり、大阪の人気飲食店とタッグを組んだ1日限りのスペシャル屋台(14ブース)を展開する。来場者たちはこの日のために用意されたフード×本格焼酎のペアリングを味わい、さらにプロミュージシャンによるライブやDJタイムも楽しむことができる。「おいしい!」「楽しい!」の興奮が渋滞しそうなお祭りである。

『焼酎ナニワンダフル 2026』過去開催時の様子

2026年の会場マップは未発表なので確定ではないものの、例年、本イベントでは会場内に着席テーブルスペースが設けられている点に注目したい。お酒のイベントで無料の椅子が用意されているのは非常にレア! じっくり腰を据えてこの1日を楽しんでほしい、という運営サイドの思いが感じられるようで、なんだか嬉しくなってしまう。音楽ライブのほかにも、各屋台を紹介するスタッフの突撃インタビューがあったり、参加店で使える商品券が当たる抽選会があったりと、開催時間めいっぱいを使って来場者を楽しませ、盛り上げようという意志を感じるイベントである。

ドリンク・フードはブースごとにキャッシュオン形式で購入するスタイルだ。昨年開催時の写真で見る限り、価格のボリュームゾーンは500円〜800円といった印象。千円札をたくさん用意してのお出かけがおすすめだ。

『焼酎ナニワンダフル 2026』過去開催時の様子

主催者に開催の背景について尋ねてみたところ、「自身がお酒を飲みだしたのが、ちょうど焼酎ブームの頃でした。作る側でも飲む側でも多彩な楽しみ方ができる、美味しい・オモロイ・懐の深い飲み物に魅了されました」とのこと。その後、飲食店で働くようになり、実際に焼酎の造り手と会う機会が増えたことで、その楽しさにどっぷりとハマっていったのだという。

確かに焼酎の世界は奥深い。つくりかた(原料や蒸留技術による違い)も、飲みかた(ロック、お湯割りetc..)も、他のアルコールでは見られないほど多様である(ちなみに、酒税法で認められている本格焼酎の原料は芋、麦、米、黒糖、そばなど49品目以上に及ぶ)。だからこそ、こうしてたくさんの焼酎が一堂に会することの意義は大きい。作り手から直接おすすめを聞けたりするのも、このイベントならではの醍醐味と言えるだろう。

『焼酎ナニワンダフル 2026』過去開催時の様子

最後に一点、とっても重要なことを……今回の『焼酎ナニワンダフル 2026』は、当日券ナシの完全前売り制イベントとなる。興味を持たれた焼酎愛好家の皆様は、お早めに前売りの確保を!

【主催者からのメッセージ】

「天下の台所」「食の都」などと称されることもある大阪において、多種多様の充実した飲食店で、もっと多くの人に本格焼酎を飲んでもらいたい。。。
そんな想いから、本格焼酎の認知を深めるべく、イベントを開催する運びとなりました。本格焼酎の造り手、飲食店スタッフなどの売り手、お客様の飲み手。それぞれがナニワの地で一堂に会し、直接顔を合わせて語らう。
そして後日、飲み手が飲食店を訪れた時、焼酎のラベルを見てその焼酎を飲んだ時に、造り手の顔が思い浮かぶような体験をして欲しい。
また、造り手にも、製造過程でふと飲み手や売り手の顔が思い浮かぶような、そんな体験のひとつのきっかけになる一日を創造したいです。

当日は、造り手のお勧めの飲み方にチャレンジするもよし。なじみの飲食店のブースでフードと共に焼酎を飲むもよし。
先ずはお気に入りの一杯を見つけてみてください。そこから、めくるめく小宇宙のような焼酎の世界が広がっていくと思います。

各イベントのはイープラスにて販売中

以上、2026年6月に開催されるお酒のイベント3つをピックアップしてご紹介した。
1年の中でいまだ祝日のない唯一の月、6月。日々の疲れも不快指数も、最高の一杯との出会いで高く遠くへかっ飛ばそうではないか。それでは、各イベント当日の晴天を心から願って、乾杯!


文=小杉 美香、写真=オフィシャル提供

イベント情報

『ジャパン・ビアフェスティバル 東京 2026』

6月6日(土)、6月7日(日)
恵比寿ガーデンプレイス「ザ・ガーデンホール」(東京都)

 

前売り5800円

スケジュール
6月6日(土) お昼の回
11:30 - 14:30
(ラストコールは14:20)
6月6日(土) 午後の回
15:30 - 18:30
(ラストコールは18:20)

6月7日(日) お昼の回
11:00 - 14:00
(ラストコールは13:50)
6月7日(日) 午後の回
15:00 - 18:00
(ラストコールは17:50)

イベント情報

『こめとむぎフェスティバル in Kyoto 2026』

6月28日(日) 11:00~18:00
梅小路公園 七条入口広場(京都府)

【出展酒蔵】
月の桂/富翁/奥播磨/浪乃音
舞美人/一博/神蔵/鳳麟
秋鹿/玉櫻/竹雀/花巴
鶴齢/美和桜

【出展ブルワリー】
西陣麦酒/ウッドミルブルワリー京都/Bighand Bros. Beer
KYOTO NUDE BREWERY/京都醸造/Yellow Beer Works
NOMCRAFT Brewing/BETOCOCO BREWING/GROUNDTAP BREWERY
FREE SPIRITS Brewing/GANGI BREWING/FLORA FERMENTATION
CAMADO BREWERY/CRAFT BEER BASE

【出展料理店】
酒とお料理つぐ/酒肴屋だいしめ/居酒屋たのしみ/和ダイニング一政
お料理とお酒ふくら/じじばば木馬亭/咲たこ/にほんしゅ屋しゅうろく
鮨と酒ことほぎ/京都捏製作所

前売り2700円

イベント情報

『焼酎ナニワンダフル 2026』

6月28日(日)12:30開場 13:30~17:30
マイドームおおさか 3F(大阪府)

 
前売り:4500円(飲食券¥500分付き)