梶尾真治の名作SF『おもいでエマノン』が27年に舞台化 岸田國士戯曲賞作家・柴幸男が潤色・演出
10:40
ニュース
舞台
-
ポスト -
シェア - 送る
『おもいでエマノン』
梶尾真治の名作SF小説『おもいでエマノン』(徳間書店刊)が、2027年2月、東京芸術劇場シアターイースト(東京・池袋)にて舞台化されることが発表となった。
『おもいでエマノン』は、梶尾真治が1979年に短編SF小説として発表した作品(初出『SFアドベンチャー』)。1983年には徳間書店より単行本として刊行され、2006年からは鶴田謙二による漫画版が『月刊COMICリュウ』にて連載された(コミックス:徳間書店、2008年)。フェリー「さんふらわあ」の船上で、主人公(僕)が謎めいた少女・エマノンと出会う一夜を描いており、エマノンとは〈NONAME〉の逆さ綴り。「30億年の進化の記憶をすべて持っている」と語る彼女との数時間が、読む者の心に長く残り続ける。その独自の「記憶遺伝」という設定と、人間性・永遠性への深い考察によって、エマノンは日本SF文学を代表するヒロイン像となっている。続編も書き継がれ、シリーズは45年以上にわたって読者を獲得し続けている。
本公演では、原作の持つ文学的な魅力を最大限に尊重し、それを舞台ならではの形で立ち上げることを目指す。「原作ビジュアルの再現」を目的とするのではなく、原作が読者に手渡してきた深い時間そのものを、観客が体感できる演劇として構想する。潤色・演出を手掛けるのは第54回岸田國士戯曲賞を受賞した柴幸男(ままごと)。柴は日常・時間の反復・構造を駆使した独自の手法で知られており、本作では、エマノンの持つ壮大な記憶とその日常に関わる人々を描きながら、「記憶」と「思い出」を生の舞台で見つめ直す。
なお、本作は、株式会社アプレから製作部門として独立した有限会社KIKONOKIによる、初のプロデュース作品。
公演情報
舞台『おもいでエマノン』
上演日程:2027年2月
会場:東京芸術劇場シアターイースト
原作:『おもいでエマノン』(小説:梶尾真治/漫画版:鶴田謙二/徳間書店刊)
潤色・演出:柴幸男(ままごと)
プロデューサー:木香花菜
主催・企画・製作:有限会社KIKONOKI
製作協力:株式会社アプレ
協力(五十音順):有限会社カジオ企画/株式会社徳間書店/NEVER株式会社/ままごと/有限会社らいとすたっふ