中山優馬主演、ウォーリー木下演出 KAAT芸術劇場プロデュース『蛙昇天』公演情報が決定
-
ポスト -
シェア - 送る
KAAT芸術劇場プロデュース『蛙昇天』
2026年10月~11月の上演が発表されていた、KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『蛙昇天』の公演情報詳細が決定した。
米ソ冷戦激化の時期を背景に、シベリア抑留者の帰還をめぐって当時の日本社会を揺るがせた実際の事件「徳田要請問題」をテーマに、木下順二が書き下ろした『蛙昇天』。本作は誠実に生きたいと願った青年が、苛烈な政治的対立の抗争の場に引きずり込まれ、ついに自らの命を絶つに至った事件を、寓意あふれる蛙の世界に写し取った傑作だ。
演出はウォーリー木下、音楽はトクマルシューゴと西村直晃、振付は北川結、仁科幸が務める。そして中山優馬、矢崎広、音月桂、中村里帆、市川しんぺー、神保悟志、温水洋一ら彩り豊かな俳優たちが、懸命に生きるユニークな蛙たちを演じる。
演出・ウォーリー木下よりコメント
この「蛙昇天」は蛙しか出てきません。小さな池の、蛙の世界で起こる「戦争」にまつわる悲喜劇です。戦後の混乱の中で実際に起きた事件を元に、1951年に木下順二氏が風刺劇として描いたもの。それから80年近く経ちましたが、果たしてこれは過去の話なのでしょうか? 民主主義とか、個人とか、自由とか、それらを踏み潰そうとする暴力や分断は、もしかしたら現在の方が悪化もしくは色濃く顕在化しているのかもしれません。僕がこの戯曲に強く惹かれるのは木下戯曲の持つ遊戯性とユーモア、そして登場人物たちの迷いが常にマーブル模様で(水の中の光の反射のように)ゆらめいていること。それらを固定化せずに、同じ木下姓として、ついでに木下大サーカスもリスペクトして、パフォーマンス劇として作ってみたいと思います。お楽しみに。
あらすじ
ここは池の底に広がる蛙の世界。自分たちの住む池に突然石が投げ込まれる事件が起こる。取り囲むアオガエルたちは、これは陰謀ではないかと騒ぎ始める――。
アオガエルの国では、2大政党のデモフリ党とカプリ党が政権争いを繰り広げていた。デモフリ党の構成員たちはカプリ党を陥れようと、あれやこれやと画策する日々を過ごしている。そんなさなか、アカガエルとの戦争に負け、捕虜に取られていた仲間たちの帰還が活発化。帰ってきた一部メンバーから、あるアカガエルの一言についてデモフリ党に告発が舞い込む。カプリ党から捕虜が「アカガエルになるまでは帰してもらっては困る」と要請があった、と言っていたというのだ。格好の争いの種となったこの発言をめぐって、大騒動が勃発する。その矢面に立たされたのは、この一言をアオガエル語に通訳した帰還兵のシュレ。たくさんの思惑が渦巻く中、シュレは証言台に立つ。彼はただ、あるがままの真実を伝えようとするのだが――。
僕がこの眼で見た、この耳で聞いた間違いのないただ一つの事実をいって帰ってくるつもりであそこへ行ったんだ。 ( 主人公:シュレの台詞 )
公演情報
演出:ウォーリー木下
中山優馬 矢崎広 音月桂 中村里帆 市川しんぺー
久ヶ沢徹 町田マリー 百瀬朔 白又敦
北川結 内海正考 中村駿 塚越志保 肥田野好美 米原有我
神保悟志 温水洋一
演奏:西村直晃 成田七海 清田瞬
音楽:トクマルシューゴ 西村直晃
振付:北川結 仁科幸(モモンガ・コンプレックス)
美術:松生紘子
照明:松本大介
音響:星野大輔
衣裳:西原梨恵
ヘアメイク:新井健生
演出助手:友花
舞台監督:川除学
制作進行:ycoment
日時|2026年10月24日(土)~11月8日(日)
公演URL|https://www.kaat.jp/d/kaeru2026
○料金(全席指定・税込)
S席:9,800円 A席:8,000円
神奈川県民割引(在住・在勤/S席のみ):8,800円
U24
7/26(日)KAme(かながわメンバーズ)先行発売
8/2(日)一般発売
助成|文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会