murffin discs20周年記念映画 『はじまりのさよなら』スペシャルトークショー開催、主演の大倉琉人、隈本遼平監督、Czecho No Republicタカハシマイ、sumika小川貴之が登壇【オフィシャルレポート到着】
写真提供=FM802(撮影:キョートタナカ)
10月12日(月・祝)、『Maxell presents FM802 MINAMI WHEEL 2026』の心斎橋・BIGSTEP 大階段で行われた観覧フリーライブ『BIGSTEP LIVE CROSSING!』の一環として開催された、映画『はじまりのさよなら』スペシャルトークショーのオフィシャルレポートが到着した。
『Maxell presents FM802 MINAMI WHEEL 2026 BIGSTEP LIVE CROSSING!』映画『はじまりのさよなら』スペシャルトークショー 2026.10.12.MON@心斎橋・BIGSTEP 大階段
10月12日(月・祝)、FM802 が主催するショーケースイベント『Maxell presents FM802 MINAMI WHEEL 2026』の心斎橋・BIGSTEP 大階段で行われる観覧フリーライブ『BIGSTEP LIVE CROSSING!』の一環として、映画『はじまりのさよなら』スペシャルトークショーが行われた。
映画『はじまりのさよなら』は、SUPER BEAVERやsumika、マカロニえんぴつ、Czecho No Republicらが所属するインディーズレーベル「murffin discs」が設立20周年を機に制作した、初のオリジナル長編映画。変声期を迎えた中学生の少年が音楽とともに「変化」と向き合い、一歩を踏み出す物語だ。
劇伴を手がけるのはSUPER BEAVERのギタリスト・柳沢亮太。主題歌はsumikaが本作のために同名タイトルの楽曲を書き下ろした。さらに劇中には、SUPER BEAVERの渋谷龍太、藤原“36 才”広明、sumikaの小川貴之、マカロニえんぴつのはっとり、Czecho No Republicのタカハシマイ、SAKANAMONの木村浩大などmurffin discs所属のアーティストたちも特別出演している。
トークショーには、主演の大倉琉人、隈本遼平監督、特別出演したCzecho No Republicのタカハシ、sumikaの小川が登壇。この貴重な機会を目撃しようと、大階段を埋め尽くすほどのオーディエンスが集まった。MCでFM802 DJの飯室大吾が挨拶をする間、エレベーターで降りてくる登壇者の姿が見えると、会場は一気に高揚感で包まれる。早速4人が呼び込まれトークショーがスタートした。
オーディションで主人公・長沢樹太役を勝ち取った16歳の大倉は、抜群のスタイルとみずみずしさで存在感を放つ。映画初主演のプレッシャーについて「最初は嬉しかったけど後からプレッシャーがきて、どうやって演じようかという迷いがあった。監督と相談しながら樹太の世界観を深めていった」と回答。
テレビCMやMVを手がけてきた隈本にとっても本作品は初の長編映画となる。大倉について「会うたびにどんどん成長して、身体も大きく伸びる変化の多い時間。その間に撮れた映画だった」と振り返る。撮影当時は15歳で、樹太と同じく変声期の真っ只中だった大倉は、樹太が抱える歌えない辛さや不安に共感できたと撮影を回顧。隈本は「今この時に作れるものを作りたかった。成長と音楽的な声や歌の変化を描けたら面白いと思った。良いテーマだった」と手応えを口にした。
映画初出演のタカハシと小川も撮影を振り返る。タカハシはしっかりイメトレをした上でネタバレになるため詳しくは話せないとしながら、「母性を出して」との注文で撮影に臨んだと語りつつ、追加撮影の大倉とのシーンが丸ごとカットされたことを「ちょっとぉ! 監督〜!」とツッコみ、座組の空気の良さをうかがわせる。小川はセリフを完璧に頭に入れて現場入りしたものの、隈本から突然「アドリブでお願いします」と言われたという裏話を明かして笑いを誘う。飯室は事前に本編を鑑賞しており、小川が出てきた時「一瞬気付かなかった」と言うほど、作品に馴染んでいたと小川の演技を絶賛。タカハシと大倉も「すごかった」と太鼓判を押していた。
劇中での音楽の存在感について隈本は「(柳沢が)大きな流れを汲み取って、シーンにどんな音楽を入れるのかを考えてくれた」と評価。大倉は裏で音楽が流れるシーンが印象的だったと語り「没入感が高かった」と目を輝かせた。タカハシも「音楽に意識を向けて映画を観たことがあまりなかったけど、所属アーティストが音楽を担当すると知った上で観るとより入ってきた。めちゃくちゃ刺さりました」と熱弁。
また、sumikaの片岡健太が作詞作曲を手がけた主題歌について小川は「大人になる過程で渦巻く感情や心と環境の変化を音に乗せられるよう、敢えてリズムをズラしたりねじれを作ったり、色々な角度から音で主人公にフォーカスを当ててみた」と解説。映画について語る4 人の表情は終始喜びにあふれ、自信作に仕上がったことが伝わってきた。
最後に小川は「誰しもが通過することをテーマにした、みんなに響く作品だと思います」、タカハシは「贔屓目なしにしてもすごく良い映画で、2回泣きました。たくさんの方に届くと感じました」と映画への熱を込める。隈本はそんなふたりの言葉を受けて「素敵な作品になったんだなと思いました」とじわり喜びを滲ませた。大倉は「色々な方の支えがあってできた作品。主人公の悩みが皆さん1人1人に丁寧に届いたらいいなと思います」と晴れやかな表情で語り、トークショーを締め括った。
映画『はじまりのさよなら』は、11月20日(金)から全国公開される。主題歌「はじまりのさよなら」が収録されるトリプルA面シングル『エンバートーチ/はじまりのさよなら/Umm』は11月18日(水)にリリースされるので、そちらもチェックしよう。
さらに、映画『はじまりのさよなら』は、第3回釜山国際映画祭『Busan Vision Awards』において、「VISION – ASIA」部門に選出されたアジア映画の中から、アジア映画の未来を代表する1作品に贈られる賞「Face of the Future Award(フェイス・オブ・ザ・フューチャー賞)」を受賞した。
大倉の光る演技、物語を立体的に彩る音楽、そしてタカハシ曰く「配役が完璧」というアーティストたちの演技を存分に味わってみよう。
取材・文=久保田瑛理 写真提供=FM802(撮影:キョートタナカ)
イベント情報
映画『はじまりのさよなら』スペシャルトークショー
●日時=2026年10月12日(月)16:45~
●場所=BIGSTEP 大階段