終戦後に短期間だけ放送された「幻のラジオ体操第3」が初CD化
「幻のラジオ体操第3」ジャケット
かつてわずかな期間だけ放送されていた幻のラジオ体操「二代目ラジオ体操第3」の音源が初めてCD化。「幻のラジオ体操第3」と題して本日7月22日に発売された。
今回発売されたのは、1946年から「二代目ラジオ体操第1」「二代目ラジオ体操第2」とともに1年半だけ放送されていた音源。戦後の混乱期の状況と、複雑な体の動きのために短命に終わったと言われている。
今作の監修を手がけた龍谷大学社会学部地域福祉学科教授の安西将也氏は「二代目ラジオ体操第3」について「心と体の健康作りのための運動ツール」として注目。映像資料がなかったため、同大学の井上辰樹教授の協力を得て、簡単な動作図とSP盤の音源をヒントに体操を現代によみがえらせた。
約3分間あるこの体操は、11種類の動作から構成。開始から心拍数を徐々に上げ、ピークに達すると今度は徐々にクールダウンするという、体に負担をかけないように考慮された体操になっている。なお、この体操は現在GYAO!にて公開されている。