cinema staff、ワンマンで1stミニアルバム「document」再現

レポート
音楽
2016.2.26
2月25日に東京・赤坂BLITZで開催された「waypoint 2016」の様子。(撮影:ヤオタケシ)

2月25日に東京・赤坂BLITZで開催された「waypoint 2016」の様子。(撮影:ヤオタケシ)

cinema staffが昨日2月25日に東京・赤坂BLITZにてワンマンライブ「waypoint 2016」を開催した。

ステージ上にメンバー4人がそろうと三島想平(B)が「俺たちが、岐阜県から来たcinema staffです」とシャウトし、バンドは1曲目に「theme of us」をプレイ。フロアのテンションに火を点けたところで「deadman」「great escape」とアップチューンをノンストップで畳みかけ、ライブ序盤を華々しく盛り上げていった。

最初のMCで飯田瑞規(Vo, G)は「東京でのワンマンは今年に入って1本目なので全力でやるのと、たっぷりやります」と宣言。飯田は久野洋平(Dr)に向けて「ドラムソロのあとのドヤ顔、ひさしぶりに見たよ。元気もらった」と声をかけ、メンバーの士気を上げていた。

ライブ中盤、ステージ上のスクリーンに2008年発表の1stミニアルバム「document」のジャケットアートワークが映し出されると、cinema staffは同作品の収録曲「AMK HOLLIC」をプレイ。そこから「ローリング」「サイクル」と続け、「document」の収録順に計6曲を披露した。「KARAKURI in the skywalkers」演奏後のMCでメンバーは「document」制作時の思い出話で盛り上がる。三島は当時のレコーディングで苦戦していたことを明かし「まさに地獄絵図だった」と、昔を振り返った。

三島が「ここからが本番」と告げ、バンドはアップチューン「切り札」をドロップ。その後披露された「西南西の虹」では、辻友貴(G)がフロア最前列の柵の上に立ち、アグレッシブなパフォーマンスでオーディエンスを沸かせる。ライブ終盤、飯田はライブに集まったオーディエンスに感謝の言葉を述べ、「僕たちは今が一番カッコいいと思ってやってるので、この先もcinema staffに期待してほしい」と語った。さらに飯田の「最後の曲です。すべてを置いていきます」ひと言から、「GATE」の演奏がスタート。曲中、フロアからは盛大なシンガロングが湧き上がり、熱狂のうちに彼らはライブ本編の幕を閉じた。

アンコールに応えて登場したcinema staffは、2月24日にリリースされたレンタル限定CD「レンタルベスト」から「lost/stand/alone」と「Poltergeist」の2曲を披露。さらにライブがダブルアンコールに突入すると、彼らは「海について」を演奏し始める。演奏中、ステージ上を左右に動き回ってギターを弾いていた辻はフロアにダイブ。観客に支えられながらもギターを弾き続け、最後まで熱を込めた演奏をファンに届けていた。演奏終了後、スクリーンにcinema staffが5月18日にニューアルバム「eve」をリリースすることとが告知されると場内は大盛況に包まれ、彼らのワンマンライブ「waypoint 2016」はフィナーレを迎えた。

cinema staff「waypoint 2016」
2016年2月25日 赤坂BLITZ セットリスト

01. theme of us
02. deadman
03. great escape
04. wildcard2
05. tokyo surf
06. RIDICULOUS HONOR
07. AMK HOLLIC
08. ローリング
09. サイクル
10. 優しくしないで
11. 部室にて
12. KARAKURI in the skywalkers
13. 切り札
14. 西南西の虹
15. exp
16. 青写真
17. GATE
<アンコール>
18. lost/stand/alone
19. Poltergeist
<ダブルアンコール>
20. 海について

音楽ナタリー
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