ディアンジェロ 完売目前の来日公演を前に『最強盤』をリリース
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ディアンジェロ
近年で最もセンセーショナルな「復活」を果たしたといえるディアンジェロ。実におよそ15年ぶりとなるオリジナル・アルバム『ブラック・メサイア』を年の瀬も迫った2014年12月に突如配信リリースした後、『SUMMER SONIC 2015』に向け来日。サマソニ東京と大阪のステージ、そしてエクストラ単独公演のZepp Tokyoで熱いソウルを音楽ファンに届けて熱狂させた。
そんなディアンジェロだが寡作ぶりも際立っていて、デビュー・アルバム『ブラウン・シュガー』(1995)、前作『ブードゥー』(2000)、前述の『ブラック・メサイア』と、未だ3枚しか彼のアルバムは存在しない。その最新作『ブラック・メサイア』にボーナスCDを付属した『ブラック・メサイア 来日記念最強盤』が3月23日にリリースされる。これは3月28日(月)神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホール、3月29日(火)大阪・大阪国際会議場 メインホールにて行われる来日公演を記念して発売されるもの。ボーナスCDには2015年5月にSpotifyで配信された「D’Angelo & The Vanguard Spotify Sessions」に収録のシークレット・セッション音源を全4曲収録。こちらについては音楽ジャーナリストの宇野惟正氏が以下のように解説している。
ディアンジェロ&ザ・ヴァンガード『ブラック・メサイア 来日記念最強盤』に同梱されるボーナスCDに収録されているのは、2015年5月に海外最大手のストリーミングサービスSpotifyで配信された「D’Angelo & The Vanguard Spotify Sessions」の音源だ。全4トラックとはいえ、ボリュームは約32分とたっぷり。海外で配信されたのも、この4トラックですべてとなる。2014年末に『ブラック・メサイア』をサプライズ・リリースして間もない頃、2015年に入ってからニューヨークの某所でおこなわれたというこのシークレット・セッション(TwitterやInstagramにもまったく画像や情報がアップされなかった)。歓声の厚みから判断する限り、それほど大きな会場ではなかったことがわかるが、その場にいたラッキーなオーディエンスの体験を、こうしてようやく日本でも追体験できることになったわけだ。しかも、世界初のCD音源で。
ディアンジェロのライブ盤というと、デビュー時からの日本のファンにとって忘れられないのは、ファーストアルバム『ブラウン・シュガー』のリリース翌年となる1996年、日本でのみリリースされた全6曲入りのライブ盤『ライブ』のことだ。デビュー間もない1995年9月にロンドンのカムデンにあるJAZZ CAFEで行われたライブを収録したその作品は、世界中のディアンジェロ・ファンにとって必須のコレクターズ・アイテムとなり、日本盤の帯がついたCDが世界各国で「輸入盤」として高値で取引されることとなった。EMI(当時)がそれを見かねたのか、2年後の1998年にはようやく正式にワールドワイドでリリース、さらに2012年にはライブ全編12曲を収めてリイシュー盤として改めてリリースされるという、いわく付きの作品だった。当時の「ディアンジェロのライブ盤が手に入るのは日本のみ」という歴史が、またここで繰り返されることとなったわけだ。
なお、今回の『来日記念最強盤』は紙ジャケ仕様となっており、初回生産分のみディアンジェロのライヴには欠かせないアイテムとなっているバンダナ(オリジナル・ロゴデザイン)付きという、ファン垂涎の超豪華仕様。数量限定となっているので、この貴重な来日記念盤は入手必須だ。また、来日公演の
3/23 発売 : SICP-4770~4771 \3,000(Tax-in)
■2枚組紙ジャケ仕様
■歌詞・対訳・解説付き
■初回盤限定仕様(オリジナルバンダナ付き)