熊本の古豪・劇団きららの最新作「ガムガムファイター」東京上陸!
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劇団きらら「ガムガムファイター」
昨年、当サイトでも紹介した熊本県を代表する劇団のひとつ、劇団きららの舞台「ガムガムファイター」が、4月15日(金)~17日(日)東京・北区の王子スタジオ1にて公演されることとなった。
昨年、きらら8年ぶりの東京公演となった作品「ぼくの、おばさん」が、北海道戯曲賞・優秀賞や佐藤佐吉賞・最優秀脚本賞を受賞。佐藤佐吉賞は、王子小劇場が独自に設けている賞。今回、再び王子界隈で公演を打つにあたり、「若者の殿堂・王子におばちゃんのスタミナ定食みたいな芝居を持って行きます」と代表の池田は意気込んでいる模様。
とにかく毛は気をつけて下さい。
一本でも落ちてると、超イメージダウンなんで。
広告代理店を辞めてラブホテルの清掃を始めた40男。
客の遺した排泄物と格闘する日々。
ある晩、アパートに凄まじい形相の女が現れ、
それまでの「棚上げ人生」を覆すような日々が始まる…!
Facebookの「いいね!」をチェックするのが生き甲斐の中年男。
アルファベットが読めない中卒イケメン。
前歯が全部差し歯のあばずれ。
地面に貼り付いたガムみたいに粘着質の女。
もう後がない…と思った後に搾り出すファイトの物語。
「踊り場の女」(2013年)、「ぼくの、おばさん」(2014年)に続く「ガムガムファイター」は三部作の最後を飾るような存在。作・演出の池田美樹が描く作品の根本に流れるテーマは常に「その時々の社会を切り取る視線」と「小劇場ならではの表現」。今回の作品で描かれる底辺仕事…“ラブホテルの清掃アルバイト”を通して、我々が暮らす現代社会の実態を見つめてみるのも悪くない。
会場となる、王子スタジオ1(いち)は、観客が30人も入ればいっぱいになるこじんまりとした場所。ぜひ密な演劇空間を楽しんでいただきたい。
■日時:2016年4月15日(金)~17日(日)
■会場:王子スタジオ1
■作・演出:池田美樹
■出演:有門正太郎(飛ぶ劇場) オニムラルミ 宗 真樹子 寺川 長(大帝ポペ) 池田美樹
日時指定・全席自由
一般 前売2,000円(当日2,300円)
高校生以下 1,000円(当日券のみ)