キットカット ショコラトリー プレミアムシアター Special Talk 斎藤圭土&新倉 瞳&奥村 愛
キットカット ショコラトリー プレミアムシアター 開幕!
「キットカット ショコラトリー」にインスピレーションを得たアーティストがオリジナル曲を制作し、実際のコンサートで披露、そしてWEBで映像を公開!
「キットカット ショコラトリー」の世界観に感動したあらゆるジャンルの音楽家や俳優が、それぞれ自身の舞台から、その感動をオリジナル楽曲や寸劇にして表現。
その模様を集結させ、インターネットで配信するのが『キットカット ショコラトリー プレミアムシアター』です。ここでしか観ることができない特別な舞台、開幕です!
Special Talk 斎藤圭土 & 新倉 瞳 & 奥村 愛
クラシック音楽の分野から『キットカット ショコラトリー プレミアムシアター』に参加したのは、ヴァイオリン&ピアノ ユニットの「VIANO」(ヴァスコ・ヴァッシレフ&斎藤圭土)、チェロの新倉瞳、そしてサクソフォンの須川展也、ヴァイオリンの奥村愛、作曲&ピアノの加藤昌則の計3組。
斎藤は「SEEKER」、新倉は「NEXT STEP」、加藤は「Cacao 66」というタイトルのオリジナル曲を制作。昨年末に、それぞれのコンサートで実際にアンコール曲として、『キットカット ショコラトリー プレミアムシアター』の説明とともに作品を披露。聴衆に驚きと感動を与えている。
クラシック以外のジャンルからこのプロジェクトに参加しているのは、女性ファンから圧倒的に支持されるEvery Little Thing、シンガーソングライターの大塚愛、ジャパニーズヒップホップのカリスマ・ZEEBRA、数々のヒット曲を持つ森昌子、次世代ガールズグループの東京女子流、音楽朗読劇ユニット・声劇和楽団、そして、お笑い界からはよゐこの濱口優(まさる)ら。
今回は、斎藤、新倉、そして奥村が集まり、それぞれこのプロジェクトに参加した想いや、「キットカット ショコラトリー」で販売されている特別な「キットカット」について大いに語ってもらった。
Q:斎藤さん、“特別な「キットカット」”をテーマに作曲&演奏した経験はいかがでしたか?
斎藤:タイトルは「SEEKER」、探求者という意味です。「キットカット ショコラトリー」は開発に携わった方々の探究心があって生まれた商品だと思います。僕も音を探求し続けています。そこに共感し作曲しました。
Q:新倉さんは、今回作曲に初挑戦だったそうですね。
新倉:最初はちょっとした戸惑いもありました。しかし、海外で勉強を続けて少し自信がつき、日本での活動も再始動した私にとって、次の一歩を踏み出そうと思っていた矢先に、このプロジェクトへのお声がけをいただき、この“次の一歩”をテーマに曲を書いてみようと思ったら、曲のアイディアがどんどん湧いてきました。ですから、私の曲のタイトルは「NEXT STEP」といいます。
Q:奥村さん、演奏者として参加した感想はいかがですか?
奥村:作曲者の加藤さんは実際にこの「キットカット」を全面監修なされた高木シェフにお会いになり、シェフのこの特別な「キットカット」にかける情熱にひたすら感動したとのことです。ですから、この作品には、シェフと加藤さんの両方の熱い想いが詰まっていて、それが小さな物語のように展開してると感じています。
Q:同じ弦楽器奏者として奥村さんからみた、新倉さんの曲はいかがでしたか?
奥村:新倉さんは私の学校の後輩で弟の同級生でもあり、チェリストとして本当に素晴らしい方です。いつまでも向上心を失わずに海外で勉強する姿勢も、凄いですね。私は作曲ができないのですが、今回は初挑戦にもかかわらず、大人の「キットカット」の上質感が音楽的に表現されています。
Q:奥村さん、作曲家の加藤さんの作品へのこだわりがかなり凄い、とうかがっています。
奥村:ヴァイオリンがカカオが弾ける感じ、サックスがウェハースの上質なクリームを表現しているんです。また、タイトルは「キットカット ショコラトリー」の「サブリム ビター」のカカオ66パーセントからとった「Cacao 66」で、しかも66小節なんです。「キットカット」に関する曲を作るなら、おそらくチョコに対する思い出などをテーマに書くと思うのですが、チョコレート“そのもの”を題材にするなんて加藤さんらしいと思いました。
三者三様の個性的な作品
Q:斎藤さんと新倉さん、それぞれの方の曲についてどう思われましたか?
斎藤:いずれも素晴らしい作品ですね。二つともタイプが違うし、それぞれの個性がうまく出ています。今回のプロジェクトでクラシック音楽以外のアーティストがどのような曲を作ったかも、非常に興味がありますね。
新倉:奥村さんの参加した曲はコンセプトの明解さが伝わってきます。カカオがヴァイオリンで、ウェハースのクリームがサックスを表現しているなんて、まさにその通りだと思います。ヴァイオリンのピッチカートがカカオ豆が弾けるイメージにぴったりですし。斎藤さんの曲は、スイスでクレズマー音楽(東ヨーロッパから発祥したユダヤ人の音楽)を勉強している私にとって、非常に興味深いです。そしてコンセプトの「探究心」も躍動感と共に表現されていますね。
Q:斎藤さんの「SEEKER」ではヴァイオリンのヴァスコさんの超絶技巧も炸裂しますね。
斎藤:ピアノでは簡単に弾けるフレーズもヴァイオリンでは難しいと思います。しかし、簡単に弾きこなしてましたね。ヴァスコのヴァイオリンの“味”も出ていて満足です。また、今回はヴァイオリンとピアノという編成ですが、僕と兄とのユニット「レ・フレール」でのピアノ連弾や、オーケストラといったように、この曲は様々な編成に編曲できると思うのです。そうすればより多くの人に聴いていただけるのではないでしょうか。
奥村:新倉さんの曲は「キットカット」と紅茶、斎藤さんの曲は「キットカット」とウィスキーを一緒に味わうイメージかな。
斎藤:なるほど。それはそれぞれ合いそうな気がしますね。
「キットカット」の思い出話
Q:「キットカット」と何かを組み合わせて食べる、イメージが出ましたが、新倉さん、実際に「キットカット ショコラトリー」と通常の「キットカット」を食べ比べていかがでしたか?
新倉:「キットカット」は、子供ころからの馴染みがありますし、受験の時の「お守り」のイメージもありますね。私は音楽仲間の練習の休憩時間に仲間と分け合って食べた思い出があります。「キットカット ショコラトリー」を食べて感じたのは味が上質で凄く深みがあること。それは私がクラシック音楽から感じていることと同じ。キットカットもクラシック音楽も重ねてきた歴史の重みがあるので、それを後世に伝える責任があるのではないでしょうか。
Q:斎藤さん、「キットカット」にまつわるエピソードなどありますか?
斎藤:昔から「キットカット」は好きでしたね。小さい頃、あまりにも強く握りしめてしまい、手の中で溶けちゃったことがあります(笑)。
Q:奥村さんは、ご自身のお子さんに「キットカット ショコラトリー」を食べさせたいと思いますか?
奥村:「キットカット ショコラトリー」は味の複雑さや、ちょっとビターなところなど“大人”のキットカットだと思います。ちょっと子どもたちにはまだ早いと感じますね。
本物の贅沢と本物の音楽
Q:この商品を監修したパティシエの高木シェフは、「世の中の女性にチョコレートを通じ“本物の贅沢”を提供し、幸せにしたい」という想いで、上質な原材料を使って大人の「キットカット」を完成させたそうです。この“想い”と音楽とに何か関連性はありそうですか?
奥村:贅沢なものは心の豊かさや余裕と深く関係しているのではないでしょうか。東日本大震災の時に思ったのですが、ある程度心にゆとりがないと音楽も楽しめない。それに、食べる人にとって味の印象は違いますし、紅茶やお酒など組み合わせるものによっても味は変わってきます。音楽も聴きてがどのように聴くかによって、変わってきます。たとえコンサートで、目をつぶっていようが、半分寝ていようが、本人が楽しむことができれば、それがその人にとっての“本物の音楽”なのではないでしょうか?
Q:奥村さんがおっしゃられた“本物の音楽”について斎藤さん、新倉さんはどのような考えをお持ちですか?
斎藤:本物の音楽についてですが、何が偽物か本物か考えた事はありません。少なくとも僕はオリジナルを作曲し、ここにしかない音楽を創ってます。僕は古い音楽を演奏する活動もしてますが、オリジナルの曲も弾いています。自作の曲も今演奏されてるクラシック音楽のように100年後200年後にその時代の音楽家が演奏し、人々が楽しんでくれたら、嬉しいですね。音楽はチョコレートと同じで人を幸せにするものでありたいと思っています。
新倉:演奏者として、自分の弾いた音楽に責任を持つことが重要です。演奏にどれだけ心を込められるか、それが“本物の音楽”であり、私たちが高木シェフが創り上げた「キットカット ショコラトリー」を食べた時に感じるものと同じです。どうやったら聴く人、食べる人に楽しんでいただけるか。音楽もチョコレートも同じです。ベストを尽くすことが“本物”に繋がってくると思います。
写真:藤本史昭 聞き手:東端哲也 構成・文:編集部
■キットカット ショコラトリー プレミアムシアター
https://nestle.jp/brand/kit/chocolatory/theater.html
キットカット ショコラトリーとは
ネスレは、2014年以降、アイディアとこだわりの詰まった特別な“Break体験”をお届けする「キットカット」の専門店「キットカット ショコラトリー」を展開し、累計来店客数100万名を突破するなど、好評を得てきました。「ショコラトリー」とは、ショコラティエとチョコレートファクトリーを組み合わせた造語で、ショコラティエの“こだわり”とチョコレート工場の“わくわく感”や楽しさに出会えるショップをコンセプトとしています。全面監修しているトップパティシエ・高木康政氏にとって、「キットカット ショコラトリー」は、単なるチョコレートではなく、彼のこだわりを追求した、“芸術”作品の一種として捉えており、この特別な体験をもっと多くのお客様へ広めたいと考えていました。
そして今回、その想いに、クラシックミュージック、J-POP、HIPHOP、演歌、演劇、お笑いなど、様々なジャンルで活躍するトップパフォーマーが共感し、コラボレーションが実現。「キットカット」の“芸術作品”にインスピレーションを受け、特別に創作したパフォーマンスを、“リアルのライブ”とWEB上の両方で展開し、「キットカット ショコラトリー」の魅力を、新たなかたちで発信していきます。
1978年11月18日生まれ。6歳から17歳までクラシックピアノを学ぶ。15歳よりルクセンブルク国立音楽学校に留学し、ガーリー・ミューラー氏に師事。日本人として初めて国際ブギ・ウギ・フェスティバルに招聘されるなど、海外での演奏活動を数多く展開。
8歳よりチェロを始める。当時ドイツにて、ヤン・ヴィミスリッキー氏に師事。11歳で帰国後、毛利伯郎氏に師事。桐朋学園大学音楽学部を首席で卒業。2015年には、ポルトガル/リスボンで開催された「Internacional Verao Classico 2015」チェロ部門にて第1位受賞。
桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースで学ぶ。日本音楽コンクール第2位他受賞多数。各地でのリサイタルや、国内外のオーケストラと多数共演。親子向けコンサートも積極的に展開。桐朋学園芸術短大非常勤講師。佐藤製薬のトータルスキンケアブランド「エクセルーラ」のイメージキャラクター。