今年のお花見は横浜で!桜とアートを楽しめる、春の横浜4大スポットを紹介
「みなとみらいの桜の名所 ー 汽車道 × 横浜赤レンガ倉庫」 「日本郵船前」photo by 大野隆一
いよいよお花見シーズン到来。横浜の桜の開花予定は3月23日(水)、満開予想は3月31日(木)だ。花とアートを併せて楽しめる、知る人ぞ知る横浜の桜スポットを紹介する。
みなとみらいと桜をあわせて満喫 【汽車道 × 横浜赤レンガ倉庫】
桜木町からみなとみらいへと延びる、海の中の一本道は昔、赤レンガ倉庫までの汽車が走っていたことから汽車道と呼ばれる。細い道ながらも、畔には桜の木が植えられており、ランドマークタワーや遊園地をバックに素敵な景色を見ることができる。
加えて、この時期の赤レンガでは『FLOWER GARDEN2016』が開催され、4月2日(土)から24日(日)までの間、約80種類の花を一度に楽しむことができる。今年のテーマは「イースター(復活祭)」。赤レンガ倉庫創設105周年を祝し、105体のイースターバーニーも登場する予定だ。
横浜赤レンガ倉庫 FLOWER GARDEN 2016 イメージ
詳細:http://www.yokohama-akarenga.jp/event/index
春の横浜港を一望 【港の見える丘公園 × 大佛次郎記念館】
開港以来、外国文化と融合した横浜らしい景色が味わえる、港の見える丘公園界隈。そのに位置する大佛次郎記念開館では毎年春に庭や公園の桜をゆっくりと眺められる和室の公開をしている。今年は、3月20日(日)から4月10日(日)までの予定だ。
さらに、大佛次郎記念館では、現在磯貝宏國コレクション vol.2 「鞍馬天狗ワンダーランド ‐昭和のあそび」が開催中。実際に昭和のあそびを体験できるコーナーも設けられている。春休みキャンペーンが行われている期間、小・中学生は無料で入館可能だ。
大佛次郎記念館 和室からの桜
東北の春にも思いを馳せて 【掃部山公園 × 横浜能楽堂 & 横浜市民ギャラリー】
桜木町にある掃部山公園は、小高い丘にある公園。明治初期に外国人鉄道技師たちの館が建てられ、その後、横浜開港にも関わった井伊直弼を輩出した井伊家の所有となったこともある歴史ある場所だ。ここは知る人ぞ知る、横浜の昔からの桜の名所。高台からは、桜越しにみなとみらいを仰ぎ見ることができる。
また、公園にほど近い横浜市民ギャラリーでは、東日本大震災以後の福島県内を桜前線と共に移動しながら、桜のある風景と桜に思いを寄せる人々の声を集めた短編ドキュメンタリー「福島桜紀行」の上映と展示が行われている。横浜の桜をみながら、東北の春に思いを馳せてみてはいかがだろうか。
福島桜紀行
詳細:http://ycag.yafjp.org/sakurakikou/
横浜流の「粋」を楽しむなら 【大岡川 & 横浜にぎわい座】
毎年、近くに流れる大岡川の桜が咲くと、いちだんとはなやぐ野毛界隈。提灯や屋台も繰り出して、下町らしい賑やかさをみせている。昼から横浜にぎわい座の寄席で人情話を楽しんで、日が暮れたら小さなお店が集まっている野毛で一杯。その後に夜桜を見ながら川辺をそぞろ歩く…この時期にしかできない、日本情緒を満喫することができるのがこの大岡川エリアだ。
4月からは寄席公演の名前が「有名会」から「横浜にぎわい寄席」に変わり、シニアと、こども向けの料金も新設された。より気軽に楽しめるようになった横浜にぎわい座。花見がてらにぶらりと寄席に顔を出すなどという、野毛ならではの楽しみを味わってみてはいいかがだろうか。
「大岡川」photo by 大野隆一
詳細:http://nigiwaiza.yafjp.org/