『耳をすませば』監督の絵コンテなど500点が勢ぞろい 『この男がジブリを支えた。近藤喜文展』が開催
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『耳をすませば』背景画およびセル画 1995年 © 1995 柊あおい/集英社・Studio Ghibli・NH
『「耳をすませば」監督が描くアニメーションの世界 この男がジブリを支えた。近藤喜文展』が、2016年4月27日(水)より、阪急うめだギャラリーにて開催される。
近藤喜文は、多くのジブリ作品を手がけた日本屈指のアニメーター 。スタジオジブリの高畑勲・宮崎駿両監督から厚く信頼を寄せられ、ジブリを支えてきた。1998年に47歳の若さで逝去するまで、多くのテレビアニメや映画に関わってきた経歴を持つ。
近藤喜文(こんどう よしふみ)
本展では、『火垂るの墓』『魔女の宅急便』『紅の豚』『もののけ姫』などの原画をはじめ、唯一の長編監督作品で大成功をおさめた『耳をすませば』の絵コンテ、アニメーション原画やイメージボード、スケッチなど約500点が展示される。
キャラクターデザインと作画監督をつとめた『火垂るの墓』(1988年)や『おもひでぽろぽろ』(1991年)では、リアリティ溢れたキャラクター表現への挑戦が見どころのひとつ。彼が表情の考察と試行錯誤を繰り返して生み出したスケッチや原画を、じっくりと見ることができる貴重な機会となる。
『赤毛のアン』LDボックス用イラスト 1992年 © NIPPON ANIMATION CO.,LTD
また、作品のイメージを膨らませるために手描きしたイメージボードも多数展示される。加えて、惜しくも公開には至らなかった、近藤さんが監督を務めた日米合作フルアニメーション『リトル・ニモ』(パイロットフィルム、1984年)の動画など、ここでしか見られない貴重な資料にも対面することができる。
※パイロットフィルム…公開予定の作品に対し試験的に製作されたもの
さらに、9階 アートステージには、ポストカードやクリアファイルをはじめとするグッズが多数登場する。会場限定のほか、東京「三鷹の森 ジブリ美術館」限定グッズも特別に販売されるとのこと。ジブリファン必見の展覧会となる本展を、お見逃しなく。
クリアファイル 各324円
この男がジブリを支えた。近藤喜文展
開催期間:2016年4月27日(水)~2016年5月9日(月)
会場:阪急うめだ9階 阪急うめだギャラリー
日~木曜日 午前10時~午後8時 金・土曜日 午前10時~午後9時
※閉店30分前までにご入場ください
※催し最終日は午後6時閉場
入場料:一般900円 大学生・高校・中学生700円 小学生以下無料