国内初のボンネットモンキーとコツメカワウソの同居展示が話題「ときわ動物園」vol.2
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コツメカワウソとボンネットモンキーが大接近!
「ときわ動物園」(山口県宇部市)は、常盤湖を中心に広がる「ときわ公園」内にある動物園。2012年に全面リニューアル整備が開始されて、2016年3月19日にグランドオープンを迎えました。前回は、シロテテナガザルや今年誕生した赤ちゃんなどを中心に紹介しましたが、国内初の同居展示にも注目が集まっています。
コツメカワウソ
「アジアの森林ゾーン」では、国内初の試みとして、ボンネットモンキーとコツメカワウソの同居展示が行われています。ボンネットモンキーの飼育頭数も、国内最多です。ボンネットモンキーは、水に潜ることができるので水場を設け、国内で初めてコツメカワウソとの同居展示を行っています。
コツメカワウソは、かなり広範囲に活動しているので、どこにいるのかわかりにくいこともあります。確実にコツメカワウソを見たいという方は、毎日開催されている「カワウソのぱくぱくタイム」の時間に、カワウソの寝室前に行ってみましょう。飼育員さんがエサをあげるので、カワウソたちは寝室に戻ってきます。
※「カワウソのぱくぱくタイム」のスケジュールは、公式サイトや園内でご確認ください。
手前:カピバラ 上部奥:ジェフロイクモザル
「中南米の水辺ゾーン」では、アマゾン川流域とパンタナール湿原の風景を再現。こちらでは、湿原に住むカピバラとジェフロイクモザルが同時展示されています。
イカダで渡り、リスザルを間近で観察
このゾーンでは、チリーフラミンゴやコンゴウインコ、フタユビナマケモノ、ミナミコアリクイなども展示。取材時にはまだ整備中でしたが、コモンリスザルが樹上で生息する姿を、イカダを使って上陸して見学できるようになるそうです。
手前:ミーアキャット 奥:パタスモンキー
「アフリカの丘陵・マダガスカルゾーン」では、草原を駈けるパタスモンキー(メイン画像)と、岩場のミーアキャットを同じ空間で眺めることができます。パタスモンキーは、サル類の中では走る速さが世界一とのこと。放飼場内を走っていたら、ぜひ観察してみましょう。
ワオキツネザル
ワオキツネザルの展示場では、イベント時には中に入って、間近で観察できるようになるそうです。
※イベントのスケジュールなどは、公式サイトにてご確認ください。
「ときわ動物園」といえば、モモイロペリカンのカッタ君が有名です。カッタ君は、1985年、同園でモモイロペリカンとしては日本初、人工ふ化によって誕生。とても人懐っこい性格で、市内の幼稚園へ通う様子がメディアで話題になりました。残念ながら、2008年に天国へ旅立ちましたが、「ときわ公園」内にあるペリカン島の前に、銅像が建てられています。
ペリカン島では、毎日「ペリカンのぱくぱくタイム」(エサやり)を開催。大きな口を開けてエサを食べるシーンを見たい方は、ぜひ公式サイトでスケジュールをご確認ください!
モモイロペリカン「カッタ君」の像(ときわ公園内)
動物園内に飲食店はありませんが、公園内には、レストランやカフェ、焼き肉店などがあります。
カフェテリア「Bar Miel(バルミエール)ときわ遊園店」では、カレーやパスタのほか、うどんなども販売。唐揚げとサラダが入ったピタパンには、山口県産のたまねぎを使った保存料未使用の「たまねぎドレッシング」が使われています。
奥:ピタパン(400円税込) 手前:ごぼうコロッケ(150円税込)
おさるさんクッキー(180円税込)
同店スタッフの堀川玄太さんは、休憩時間にウォーターアートのパフォーマンスを行っています。独学で描き始め、動物やアニメキャラ、オリジナルキャラなど、今では200以上のレパートリーがあるそうです。体験学習館「モンスタ」や売店「ZOOベニア館」の近くで、パフォーマンスをしているそうなので、見かけたら、ぜひ堀川さんのパフォーマンスも楽しんでください。
遊園地内の乗り物「スカイダンボ」から動物園を見るのもオススメ!