NARUTO最新映画、原作者・岸本斉史が「完璧」と太鼓判
NARUTO映画の最新作『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』(8月7日公開)の完成披露試写会が7月28日にイイノホールで開催され、声優の三瓶由布子、菊池こころ、竹内順子、杉山紀彰、小野賢章、浪川大輔、主題歌を書き下ろしたKANA-BOON、原作者の岸本斉史が登壇。岸本が「完璧です」と映画の完成度に大満足の表情を見せた。
連載スタートから15周年、2014年11月に原作漫画の連載が完結した「NARUTO ナルト」。本作は、連載完結と同時に始まった“NARUTO新時代開幕プロジェクト”の集大成ともいうべき劇場版最新作。ナルトの息子・ボルトを中心に若い世代が新時代を駆け抜ける物語だ。原作者の岸本自身が製作総指揮を担当するほか、脚本やキャラクターデザインも手がけたことでも話題。
岸本は「大変でした」と全力投球の製作過程を述懐。「うちの息子もボルトのように大きくなって、私生活をそのまま映画にしたような感じになりました」と父親としての思いもたっぷりと込められているようだ。また映画の仕上がりについて聞かれると、「完璧です。自分で書いておいていうのもなんですけど、大満足でした」と太鼓判を押していた。
ボルト役に抜擢された三瓶と、サラダ役の菊池は「緊張しています」と声をそろえた。「自分もずっと読んできた作品。一ファンだった」という三瓶は、「完成作を見させていただいたら、すごく楽しくて。続きが見たくなります」と続編への期待でいっぱいの様子。岸本は「無理です。もう休ませてください」と懇願し、会場の笑いを誘っていた。
主題歌「ダイバー」を書き下ろしたKANA-BOONも登場。岸本から「主題歌にするならKANA-BOONだと思っていた」と熱烈オファーをしたとか。テレビアニメでもKANA-BOONの『シルエット』がオープニング曲として使用されていたが、「『シルエット』をフルで聴いたときに涙が出ちゃって。これは俺のことを歌っていると思って。なんで俺のことをこんなにわかっているんだろうと」とKANA-BOONの紡ぐ世界観に共感したそう。「大のNARUTOファン」だというKANA-BOONの谷口も「光栄なことこの上ない」と感無量の面持ちだった。
その後は、KANA-BOONがボルトやナルトへの思いをこめたという主題歌を生披露。NARUTOファンから寄せられた熱いコメントを演出したプロモーション映像が流れる中の演奏となり、岸本は「かっこよかったです。泣きそうになっちゃいました」と大感激。涙を浮かべるファンの姿も見受けられるなど、大盛り上がりの舞台挨拶となった。【取材・文/成田おり枝】