人時（黒夢）、44歳のバースデーライブをひかえ多彩な音楽遍歴を振り返る

黒夢を始めとして華麗な音楽遍歴を持つ人時。44歳を迎え開催するバースデーライブを前に、意気込みを訊いた。

Q. 現在、ライフワークとして不定期のアコースティックライブを開催されておりますが、始めたきっかけは何でしたか？ 

きっかけは一人で何ができるのか？　そして一人でやることで何が見えてくるのか？　センターに立つ方々の、気持ちや景色の見え方を自分なりに理解できたらというところから始まりました。

Q. アコースティックライブのどういった点に魅力を感じていらっしゃいますか？

小さな音で気持ちよく演奏できるし耳に優しい。それにやはり生っぽさが全面に出てくるので、言い訳がきかないところ。

Q. 今回、44歳の誕生日前日にスペシャルステージを開催されるということで、今までと違うところ、特に力を入れているところがあれば教えてください。

特別に区別することはないと思いますが、昨年とはまた違う見せ方や楽しみ方を提示できればと思っています。

Q.  昼の部には原田喧太さん、夜の部にはMASCLE ATTACKのドラマー HIDEHIROさんがゲスト出演されますが、どのような繋がりで、今回一緒にライブを行うことになったのでしょうか？

原田喧太くんとはもう20年以上前からのお付き合いでとても大好きなギタリストの一人です。で、昨年から彼と同じ現場が重なったり会う機会も増え、彼のプレイがさらに好きになったのでまたお願いしました。タイミングが合ったと言う方が正しいかも知れません。彼のプレイを感じながら歌わせていただくのは久しぶりなのでワクワクしております。

HIDEHIROくんは彼がやっているバンド MASCLE ATTACK と対バンしたときに彼が怖がらずどんどん話しかけてきて、共通の話題で盛り上がり、それからの付き合いですね。やんちゃな弟的存在かも知れません。

Q. ゲストのお二人を迎えることで、どんな化学反応が起こりそうですか？

昼の部のアコースティックはより生々しく無骨にやれればと思います。夜の部のインストは激しく荒々しいゴツい演奏ができるんじゃないかと。

Q. 黒夢の楽曲の演奏などもあるのでしょうか？ 

黒夢の楽曲の演奏は特別考えておりません。もしかしたらメドレー的なものはやるかもです。

Q. ところで、ベーシストとして尊敬している方がいらっしゃれば、日本・海外問わずぜひ教えてください。

佐久間正英さんです。

Q. 普段から仲の良いミュージシャンの方はいらっしゃいますか？

aki (ex Laputa) 。彼とはもう25年くらいでしょうか？　会わないときもありましたが10年くらいぶりに会ったときに、変わらず接してくれたときは嬉しかった。そして今もお互い、あーでもないこーでもないとよく語ってます。

Q. そして現在はライブサポートやプロデュース、ベースレッスンまで、ますます活躍の場が広がっていらっしゃいますが、多岐にわたる活動の中で軸というか、大切にしていらっしゃることはありますか？

軸といえば、僕はアーティストではなく演奏家だということ。そこはとにかく曲げるつもりはありません。それ以外は釣り人です。

Q. 今後の音楽人生のプラン等ありましたら、ぜひお伺いしたいです。

今後はというか、今後も色んな場所で、いろんなアーティストの方々をサポートしていけたらと思っております。願わくばジャンルを超えて色んな場所で演奏できればと思います。ベーシストとしては勿論、作詞、作曲、編曲、音楽に関われたらと思っています。

Q. それでは最後に、今回のライブへの意気込みと、SPICEの読者に向けてメッセージをお願いします。

いま自身が思う事をアコースティックでは言葉で、そしてインストではベースプレイで表現できれば嬉しいなと思います。是非足を運んで遊びに来て頂けると嬉しいです！