クルーズトレイン「ななつ星in九州」のテーマ曲をひっさげツアーを開催、大迫淳英 サウンドクルーズコンサート2016
大迫淳英
九州各地を巡り、自然・食・温泉・歴史などを楽しむことを目的とした観光寝台列車 クルーズトレイン「ななつ星in九州」をご存知だろうか。2013年10月から運行が始まった「ななつ星in九州」は今でも予約が超困難だという。
そんな「ななつ星in九州」のひとつの目玉となっているのが、車内でのヴァイオリンとピアノの生演奏。その演奏を担当するのがヴァイオリニストの大迫淳英だ。大迫は福岡教育大学総合文化科学課程芸術コース音楽専修を卒業後、ミラノ、プラハ、ルーマニア文化庁指揮者アカデミーにて研鑚を積んだ。皇太子殿下ご夫妻の御前演奏、海外でのレコーディングやコンサート、CM出演、録音、音楽制作の活動を精力的に行っている。その一方で、世界の第一線で活躍するアーティストの招聘、マネジメント、コンサート企画を行うなど幅広い分野で活躍している。
その大迫淳英が「サウンドクルーズコンサート2016」と題してツアーを行う。コンサートの前半は「ななつ星in九州」のテーマや大迫の地元、鹿児島で行われる鹿児島マラソンのイメージ曲「遥かなる錦江(にしきえ)」、さらには九州の最西端に位置する五島列島の信仰をテーマにした組曲といった現在の活動の中心と言える「九州の魅力を世界に発信する」ために演奏し続けている曲を披露。後半は「愛の挨拶」や「ツィゴイネルワイゼン」などヴァイオリンの名曲の数々を聴かせてくれる。「音楽で九州の良さを訴えたい」という大迫の気持ちが形になったツアーと言えるだろう。
最後にクルーズトレイン「ななつ星in九州」の旅行説明ムービーをご覧いただきたい。車窓からの九州各地の風景などを見ることができるほか、冒頭部分(0:17〜3:14)には今回のツアーで演奏されるテーマ曲「ななつ星」も聴くことができる。
◆日時:2016年7月12日(火)19:00開演
◆会場:電気文化会館 ザ・コンサートホール (愛知県名古屋市中区栄2丁目2−5)
◆出演:
ヴァイオリン/大迫淳英
ピアノ/傳 かおり
チェロ/小林真裕美
◆曲目:
ななつ星
鉄道発見伝のテーマ
遙かなる錦江
組曲「祈りの島」
愛の挨拶(エルガー)
タイスの瞑想曲(マスネ)
ツィゴイネルワイゼン(サラサーテ)
荒城の月(瀧 廉太郎)
川の流れのように(見岳 章)ほか
◆料金:¥4000(全席指定)
◆公式サイト(スケジュール):http://primavera-arts.co.jp/division/concert.html