第42回 日本フィル夏休みコンサート2016「クラシック音楽を未体験の子供たちが、その魅力を知ってくれれば」

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クラシック
2016.7.2

心躍る体験が満載のステージ

 「クラシック音楽を未体験の子供たちが、家族と一緒に生のオーケストラを聴き、その魅力を知ってくれれば」との思いから、日本フィルハーモニー交響楽団が毎年続けている『夏休みコンサート』。42回目の今年は、首都圏を中心に十数公演が行われる。本格的なフル・オーケストラのサウンドはもちろん、バレエや歌など多彩なプログラムで、心躍る体験が満載のステージ。夏休みの子供たちへの素敵な音のプレゼントだ。
 第一線オーケストラと多くの共演を重ねる、梅田俊明の指揮によるステージは3部構成。ソプラノの江原陽子が、ナビゲートと歌を担当する。第1部は、ジョン・ウィリアムズによる映画『スター・ウォーズ』の音楽からメイン・タイトルでダイナミックに幕開け。J.シュトラウスⅡのワルツ「美しく青きドナウ」やエルガーの行進曲「威風堂々第1番」などお馴染みの曲で、迫力のオーケストラ・サウンドを堪能する。第2部では、プロコフィエフ作曲のバレエ『シンデレラ』を、このステージのために鈴木稔が特別に構成し直したハイライト版で、スターダンサーズ・バレエ団と共に上演。美しい踊りと流麗な旋律が一体となって、色彩豊かで幻想的な世界が目の前で展開される。そして、第3部はステージと客席が一体となって盛り上がる、恒例の「みんなでうたおう」。『となりのトトロ』より「さんぽ」、『忍たま乱太郎』より「勇気100%」など人気のアニメ・ソングをはじめ、盛り沢山に楽しむ。
 夏休みにしか体験できない特別なステージは、子供たちに忘れられない思い出をくれるはず。
文:笹田和人
(ぶらあぼ + Danza inside 2016年6月号から)

7/16(土)〜8/9(火) 東京・神奈川・埼玉・千葉・京都で開催。
詳細は下記、日本フィルハーモニー交響楽団のウェブサイトでご確認ください。
http://www.japanphil.or.jp

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