名フィルが創立50周年を祝うバースデー・コンサート開催

ニュース
クラシック
2016.7.2

1966年7月10日に誕生した名古屋フィルハーモニー交響楽団。結成から50年を迎える今月10日とその前日9日の2日間にわたって創立50周年バースデー・コンサートを行う。

名フィルは岩城宏之を初代音楽総監督に迎えて以来、外山雄三(音楽総監督兼常任指揮者 1981-87)、飯守泰次郎(常任指揮者1993-98)、小林研一郎(音楽総監督 1998-2001、音楽監督 2001-03)、沼尻竜典(常任指揮者 2003-06)など著名な日本人指揮者や、モーシェ・アツモン(常任指揮者 1987-93)、ティエリー・フィッシャー(常任指揮者 2008-11)、マーティン・ブラビンズ(2013-2016)といった外国人指揮者と共に歩んできた。そして今年の4月からは小泉和裕が音楽監督に就任し、大きな話題となった。

1967年10月に1回目の定期演奏会を行って以来、すでに400回を超え、親しみやすい楽曲を集めた「市民会館名曲シリーズ」、中規模ホールでの「しらかわシリーズ」、障がいのある方を対象とした「福祉コンサート」など、バラエティに富んだ演奏会を行っている。

そんな名フィルの創立50周年バースデー・コンサートでは、ハチャトゥリアンの「剣の舞」やスメタナの「モルダウ」など、オーケストラのコンサートの1曲目やアンコールとして取り上げられそうな“誰もが知っている小品”を集めたプログラムが組まれており、結成50年を迎える10日はハッピバースデーの曲をストラヴィンスキーが編曲した「グリーティング・プレリュード」で始める粋な選曲もされている。

なお、現在名フィルではTシャツやボールペンなど、50周年を記念したグッズを販売している。

イベント情報
第52回市民会館名曲シリーズ 創立50周年 バースデー・コンサート

◆日時:2016年7月9日(土)・10日(日) 16:00開演
◆会場:日本特殊陶業市民会館フォレストホール(名古屋市中区金山一丁目5番1号)
◆出演者:指揮/小泉和裕 管弦楽/名古屋フィルハーモニー交響楽団
◆曲目:
第1日(7月9日)
ワーグナー: 楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕前奏曲
チャイコフスキー: 弦楽のためのセレナード ハ長調 作品48
スッペ: 喜歌劇『軽騎兵』序曲
サン=サーンス: 歌劇『サムソンとデリラ』 作品47より「バッカナール」
ドヴォルザーク: スラヴ舞曲第10番ホ短調 作品72-2
ボロディン: 交響詩『中央アジアの草原にて』
ボロディン: 歌劇『イーゴリ公』より「だったん人の踊り」
第2日(7月10日)
ストラヴィンスキー: グリーティング・プレリュード
ハチャトゥリアン: バレエ『ガイーヌ』より「剣の舞」、「ばらの乙女たちの踊り」、「レズギンカ」
グリーグ: 『ペール・ギュント』第1組曲 作品46より「朝」、「アニトラの踊り」、「山の魔王の宮殿にて」
スメタナ: 交響詩『モルダウ(ヴルタヴァ)』(連作交響詩『わが祖国』より)
ヴェルディ: 歌劇『運命の力』序曲
リスト[ミュラー=ベルクハウス編]:ハンガリー狂詩曲第2番 S.359-4
チャイコフスキー: 大序曲『1812年』作品49
◆料金:
プラチナ席¥7,700
S席¥5,100 
A席¥4,100 
B席¥3,100 
C席¥2,100 
D席¥1,500 
Y席¥1,000(24歳以下・当日券のみ)
◆公式サイト:http://www.nagoya-phil.or.jp
シェア / 保存先を選択